ファイル14:新たなカップル・白野美保と瀬藤銀一との出会い
ここは京都。日本のちょうど真ん中辺りに位置している、日本人の心の故郷である。
夏休み、コナンは哀、刃、隆太と共に、京都に旅行に来ていた。
その目的は、この京都にいるであろう、仲間候補を探すためである。
隆太
「やっぱり京都は、オレ達日本人の故郷だよね!」
刃
「ええ、とてもきれいな所ね!」
哀
「あなた達ね、なごんでる場合じゃないでしょ?」
コナン
「オレ達は、仲間候補を探しに来たんだから・・・」
隆太
「わかってるって!」
刃
「それで、播磨さんの資料を元に探しに来たワケだけど・・・」
刃は、その場所を見上げた。
刃
「ここ、どう見てもアイドルの事務所よね・・・?」
コナン達の目の前に立っていたのは、『シルバーグリーンブルーム』というアイドルプロダクションビルだった。
どう考えても、ここにコナン達の仲間候補がいるとは思えないのだが・・・
哀
「播磨さんの情報を信じましょ!」
コナン達は、ビルの中に入っていった。
哀
「ほぇ〜、中は広いね〜・・・」
刃
「ここって、アイドルがたくさんいる事務所なんでしょ?」
隆太
「知ってる人もいるかなぁ?」
コナン
「それはまだわからないね・・・」
コナン達が談笑しながら歩いていると、1つの部屋が目に止まった。
コナン
「なになに、『ブルー&グリーン様控え室』・・・」
哀
「入ってみよっか?」
コナン達は好奇心にかられ、中に忍び込んだ。
コナン
「わぁ〜・・・」
哀
「キレイな声・・・」
コナン達の耳に聞こえてきたのは、2人の男女の歌声だった。
「〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
「〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
2人の美声に、4人はすっかり聞き惚れた。
2人はそれぞれ、青い髪をしたウェーブヘアーの女の子と、赤みがかった茶髪のショートボブの男の子である。
と、その時・・・いきなり、2人が胸を押さえ、ひざをついた。
コナン・哀
「(え?)」
刃・隆太
「(こ、これって・・・)」
「あああああああああああ!!!」
2人が叫び声を上げたかと思うと、みるみるうちに体が縮んでいった。
その様子に、コナン達は唖然となった。
コナン・哀
「(み、見つけちゃったよ・・・)」
刃
「(同じ境遇の子供を・・・あれ?この2人、まさか・・・)」
コナン達はもっとよく見ようとしたが、足がもつれて転んでしまった。
「ん?」
「誰かいるの?」
コナン・哀・刃・隆太
「(ヤ、ヤバ・・・!!)」
「誰だ?」
「そこにいるんでしょ?出てきなさい!!」
コナン達は、しかたなく2人の前に姿を現した。
「あら?あなた・・・リアンちゃんじゃない?」
青髪の女の子が、刃を指さした。
刃
「え、ええ、確かにアタシはリアンよ・・・じゃあ、やっぱりあなたは美保ちゃん・・・?」
コナン、哀、隆太は、刃が女の子と知り合いだった事に驚いた。
白野美保(18)/笠原麻衣(7)
「噂には聞いてたけど、あなたの他にもAPTX4869で体が小さくなった子がいたなんてね・・・ま、私達もだけど・・・」
瀬藤銀一(17)/瀬戸川レオン(せとがわれおん)(7)
「そうだね、普通ならこんな話、誰も信じないもんね・・・」
コナン達は3人は、さらに驚いた。刃と知り合いだっただけでなく、同じように体が小さくなった上に、APTX4869の事も知っていたとは・・・
美保
「あ、自己紹介が遅れたわね。私の名前は白野美保、京都ではちょっと有名な女子高生探偵よ!!」
銀一
「オレは美保の幼なじみで、同級生の瀬藤銀一!よろしくね!!」
コナン
「オレは江戸川コナン・・・」
哀
「私は灰原哀よ・・・」
美保
「ふーん、じゃああなた達2人が、工藤新一君と宮野志保ちゃんね?」
さすがは女子高生探偵。コナン達の正体までもバレている。
刃
「そういえば、前に言ってたよね?あの鉄の鎖の話・・・」
コナン
「鉄の鎖?」
美保
「ああ、子供の頃私の家の屋根裏部屋で、母さんが使ってた古い手錠、私と銀一が見つけてね、ふざけて刑事のマネ事やってたら、外れなくなっちゃって・・・えらい目にあったっていうしょうもない話よ・・・」
銀一
「しょうもない事じゃないだろ!あの時、トイレも風呂もオマエと一緒だったんだから・・・」
美保
「アホ、いらん事言うな!」
哀
「お風呂もトイレも・・・?」
隆太
「いわゆる、クサい仲ってヤツね・・・」
銀一
「オレはちゃんと、あの時の鎖のカケラもらってお守りに入れてるんだよ!」
美保
「気色悪ー!はよ捨て、そんなモン!」
哀
「ねえ、もしかして2人ってつき合ってるの?」
美保・銀一
「え?」
銀一
「ちがうちがう!オレと美保はただの幼なじみ!いっつも美保の面倒を見てるお兄さん役なの!」
美保
「よく言うわよ・・・京都府警の刑事部長やってるこの子の母は、本部長やってる私の母さんと親友で、子供の頃からよく知ってるってだけの事よ!」
隆太
「へー・・・探偵娘と幼なじみの刑事の息子・・・不吉なカップルだな・・・」
哀
「え、なんで?いいじゃない!」
銀一
「まあ、ここで立ち話するのもなんだから・・・」
美保
「続きは私の家でしましょ!」
こうして、美保達と意気投合したコナン達は、彼女の家に向かった。 |