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私は隣の田中です 作者:秋月 忍

小噺集

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没エロシーン

R15 需要があるかどうか疑問 外伝『花嫁衣装は誰が着る』の没シーンです。本日 更新6本目(全8本)
部屋にはラグの上に、白い和紙が敷かれている。
 灯された蝋燭で陣が描かれ、悟が呪を唱えていた。
 シャワーを浴びた私が、部屋に入ると、悟が私の方に目を向けた。
「服を脱いで」
 仕事モードの悟に、面と向かって言われるといつも以上に、恥ずかしい。
 しかし、これは、呪術なのだと私は息を整え、下着姿になった。
「下着もだ」
 冷静な声で、指摘され、私は羞恥心に震える。おずおずと下着をとり、ゆっくりと陣の中に入った。
「うつぶせになって」
 言われるがままに寝ころぶ。ラグが敷いてあるとはいえ、フローリングの床は冷えていて、しかも固い。
「寒いか?」
「ううん、大丈夫」
 私の震えを見て、悟が声をかけてきた。
 寒いのもあるが、とにかく恥ずかしい。
「はじめる」
 悟がそういって、孔雀明王の真言を唱え始めた。
ノウボタヤ ノウモタラマヤ
背中にひんやりとした感触が滑るように走った。
 同時に、悟の霊力が背中に流れ込む。
「あ……」
 思わず、声が洩れた。
 私は羞恥心に震える。
 これは、呪術なのだ、と、自分に言い聞かせるが、肌に優しく触れる感触に、息が荒くなる。
チリメラ イリミタリ チリミタリ
悟の声は冷静そのものなのに、私の身体は快楽に震える。
そして、促されて、あおむけになると、羞恥心はさらに大きくなった。
乳房に滑る筆。色の無い真剣な悟の瞳。
呪術なのに感じてしまう自分への羞恥心と背徳感が、さらに肌を鋭敏にする。
ノウマクハタナン ソバカ
「ああっ」
 洩れてしまう嬌声。身体が跳ね上がった。
「終わったよ」
 言いながら、悟が私の顔を覗きこんだ。
「マイは、本当、感じやすいな」
 くすり、と悟が笑い、思わず顔を背けようとした私に覆いかぶさって唇を重ねた。
「なんか、我慢できないかも」
 いたずらっぽく、悟は私の耳をそっと舌で舐めた。
次回更新22時
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