休息の扉
作:よしなが あこ


 私は、夢を見る。

 私が立ち尽くすそこは、見渡す限り広い砂漠。その砂の大地を裂くように、道路が一本、果てしなく続いている。
 綺麗な道路だ。
 造りたての黒く光る道。
 私はその道に、ぽつりと立っている。ここは砂漠のくせに暑くもないし、夜になっても寒くもない。当然動物はおろか植物でさえ見当たらない。私独りの世界だ。
 そのアスファルトに沿って、両側に等間隔に、重い木の扉が延々と並んでいる。巨人の背ほどもあろう、右開きの重い扉。皆同じ扉だ。
 私は何のためらいもなく、それをひとつずつ開けていく。その中、ただ立っているだけの扉の中には、様々な景色が広がっていて、しかも決まってその中で、私自身が、死んでいる。

 ジャングルで、海岸で、草原で。
 ビル街で、物置小屋で、レストランで。
 様々な形で、私が死んでいる。
 首を吊った自分、爆死した自分、首だけの自分、蜂の巣の自分…


 そこで、目が覚める。

 私は少しずつ扉を開け、自分の死に様を観察している。まるで、気に入りの死に様を探すかのように。それに気付いた時、私はこれ以上の皮肉はないと、ひとり嘲笑した。
 朝食の後、いつもの黒いスーツの男が、丁寧に挨拶をして言う。

「おはようございます博士、どうぞこちらへ。」

 その男の後ろから、例の体格のいいボディガードが入ってきて、私の脇に立ち、黒い目隠しを取り出す。

「…今度はどこへ移されるのですか。」
「申し訳ありません博士、そのご質問にはお応えできません。さあ、目隠しを…」

 私は言われるまま、黙って目隠しをされ、数人に付き添われて車に乗り込む。おそらく、防弾ガラスの高級車だろうと思う。
 黒いスーツの男が言う。

「こうでもしなければ、博士のお命をお守りできないのです。亡くなられたご家族のためにも、博士にはご無事でいていただかなくては…」

 この男は、まるで作り物のおうむだ。いつも同じことを言う。
 この連中は、私の命など、別にどうでもいいのだ。真の目的は、私の研究と、その結果だけなのだから。
 だがそれを得るためには、必然的にその知識を持つ私も、守らなければならない。もしも脳が個別の生き物だったなら、この連中の手間も大分省けるだろうにと、密かに思う。


 私は、街の科学者だった。
 科学者仲間が集まって創立した、小さなアカデミーの一員であった私は、日々、様々なテーマに沿った研究に明け暮れる毎日を送っていた。暖かな家族もあり、それなりに幸せで、何の不自由も不満も、感じたことはなかった。

 ・・・
「…窓を少しだけ、開けて下さい。」

 私がそう言うと、沈黙のまま細い風が入ってくる。
 優しい緑の匂いがする。先程から坂道を上っているようだから、どこぞの丘か、山頂あたりにでも向かっているのだろう。


 ・・・
 そのアカデミーに、一通の手紙が届いた。

『皆様方に、さる機関専属の科学団体に所属になっていただきたい。皆様のご意志は、後程試されることでしょう。なお、これは勧誘ではなく、強制であることをお忘れなく。』

 そうしてその手紙と一緒に、白紙の小切手が、アカデミーの人数分、入っていたのだ。
 そこからすべてが始まった。

『なぜ、こんな小さなアカデミーに?』
『勧誘ではなく、強制…』
『どういうことだ?』

 わずか十数名の我々アカデミーの科学者たちは、その一通の手紙と白紙の小切手を前に、しばらく呆然と立ち尽くした。

「気にすることはない、嫌がらせにすぎんよ。」

 一番年嵩の博士がそう言って、手紙を破こうとすると、ひとりの若い科学者が進み出て言った。

「でも、その小切手は、本物ですよ。ただの嫌がらせなら、偽札でも何でも入れてきていいはずではないでしょうか。」
「本物だからこそだ。我等が本気にして銀行に行ったりしてごらん、そんな口座なんて存在しませんよと、きっとその場で笑い者になるに決まっている。」

 博士は、それ以上何も言わずに、手紙を破り捨ててしまった。さらに小切手を破こうとすると、何人かの博士から、やめた方がいいと止められ、博士は渋々その手を止める。小切手を睨み付けながら、止めに入ったその博士たちに、吐き捨てるように言う。

「君らは嫌がらせが怖いのかね、それとも、本気で金で買われるつもりかね?」

 博士はそれだけ言うと、すぐに部屋を出て行ってしまった。我々はただ黙り込み、その小切手に手を触れることもできず、一人、二人と、その部屋を去った。

 その晩、私の家に奇妙な電話がかかってきた。妻に手渡された受話器の向こうから、男の太い声が、私に向かってこう言ったのだ。

『小切手は届きましたか。』
「…どなたですか。」

 声は、私の問いには答えない。

『お好きな金額を、それに書き込んでもらって結構です。最寄りの銀行で、現金とお引き換え下さい。我々の戦力となられる貴方様の要求には、我々は誠意を持ってお応えいたします。』
「どういうことです、まだあなた方の戦力になるとお答えしていませんよ。」

 声は一旦黙り、そして答えが返る。

『そうですか。では、これが最後の忠告…いえ、警告です。』
「警告?」
『明日の晩にもう一度、博士のお気持ちを確認させていただくことにいたしましょう。その時のお答え如何によっては、こちらは少々手荒に対処させていただきますので、そのおつもりで。』

 それだけ一方的に告げると、電話はぷつりと切れた。
 受話器を持ったまま、しばらく電話口から離れられない私に気付いた妻が、そっと受話器を電話に戻す。どうしたのと聞かれるが、悪戯電話だよと胡麻化しておく。とても嫌な予感がしたのだ。
 次の朝、重い気持ちでアカデミーに出向くと、数人の科学者仲間が欠席していた。出勤してきた者は皆、私と同じように暗い顔をしていた。しかし、その理由を口にする者は、誰もいなかった。無言で過ごしたアカデミーでの時間は、まるで終わりない時間の実験であるかのようだった。
 そして、その晩。私はいつものように帰宅し、家族と夕食をとっていた。するとテレビジョンに、炎の光景が映し出された。

『連続放火魔による放火により死亡した、科学技術アカデミーの…』

 死亡者の顔写真が写ったその時、私は愕然とした。

「…博士!?」

 一番年嵩の、あの博士だ。何ということだ、こんな…!
 私は慌てて電話機に駆け寄った。しかし、私が受話器を引っ掴むより一瞬早く、電話機がけたたましく鳴り響いた。私は心臓がぎゅっと縮まるのが分かった。

 一呼吸おいて、恐る恐る、受話器を取る。

「…もしもし?」
『今晩は。白紙の小切手を受け取る気になりましたか?』

 夕べの男の声だ。

「まさか、まさかあの放火は…あなた方が?」
『…博士たちのような素晴らしい人材を敵にするより、敵になる前に始末した方が、我々にとっては都合がよいのでね。』
「始末だと…命を何だと思っている!」
『どうやら博士とは、直接お話をする必要がありそうですな。』
「…直接?」

 受話器の向こうが、ふと静まった。

「きゃあああっ!!」

 突然、窓という窓すべてが砕け散った。
 扉がマシンガンで吹き飛ばされ、覆面をした連中が、ずかずかと家に上がり込んできた。私はアッと言う間に彼等につかみ上げられ、首をがしりと締められる。

「ぐぐ…」

 苦しさにもがくと、後ろからいきなり両足を撃ち抜かれ、床に放り出された。そしてのたうちうめいて転げ回る私の目の前で、まず子供の頭が、すいかのように粉微塵に吹き飛ばされた。その飛び散る大量の血しぶきの向こうで、妻が髪の毛を掴まれたまま絶叫する。

「いやああああっ!!」

 その悲鳴を銃口によって塞がれた妻。鈍い音と同時に、妻の後頭部から肉塊が大きく飛び出た。
 ごとり。マネキンのように力なく転がる、妻の手、体。流れる血。

「うわああああ!」

 私のこめかみにも銃口があてられ、私は、死を意識した。そして次には、意識を失ってしまった…



「…」

 次に目が覚めると、私は見知らぬ病院にいた。

 …殺されなかったらしい。

 戸口から見える、行き来する人の流れは、やけによそよそしく淋しく感じる。誰も私の病室に踏み込んではこない。孤立した病室はひどく重い空気を漂わせている。その気配があまりにも異様で、動きたくても動けず、不容易に叫ぶことすらできない。身をよじり動こうと試みたが、足に走る痛みにはかなわなかった。

 そうしてしばらく黙ったまま、昨晩の出来事を思い返していた。

 家を破壊され…
 大事な子供を殺され…
 愛する妻を殺された。

 夢ではないのか。こんな現実があっていいのか。

 そこで、急に意識が戻る。ドアのノブを捻る音がし、扉がすっと開いたのだ。

「…!」

 私は息を飲んだ。
 黒いスーツの男が、ニッと笑って私を見ているのだ。
 私はすぐに、殺される、と思った。そして、妻も子も失った今、自分だけが生きていて何の意味があるのか、それならばここで殺されてもいい、と、そうも思った。

 だが次に男が言った言葉は、私の予想を大きく裏切った。

「とんだ災難でしたね、博士。」
「…え?」

 男は私のベッドのそばに寄り、椅子に腰掛けた。微笑みとは言い難い笑いは消えない。

「危ないところでした。私どもが駆け付けた時、博士は頭を撃ち抜かれる寸前だったのです。やむを得ず、その連中はこちらで処理させていただきました。」

 ああ、奴等は殺されたのか。無感情に言葉が頭をよぎる。

「博士のご家族は…残念でした。もう少し早く駆け付けていたらと悔やまれてなりません。」
「…あなたも私にご用事があったのですか。」
「はい。とても大切で、重要な用事でした。」
「重要な?」
「ええ。私どもはあるプロジェクトに基づいて、たくさんの科学者の方々に研究を依頼しておるのですが、博士の所属しておられる科学技術アカデミーの方々にも、御尽力をいただきたくて。」
「…」

 男はさらに、にやりと笑って私を指差した。

「博士、あなた方は質の悪い組織に狙われたのです。素晴らしい頭脳をお持ちのあなた方の研究を、悪用しようとする輩どもに。」

 私は男の指先から視線を反らした。

「…悪用…」
「博士たちを捕らえようと、様々なつまらぬ者たちが動いております。すでに博士のお仲間の数人は、その者どもに買収されたか拉致されたかして、行方が分からなくなっています。そこで、私どもが博士たちをお守りするために、参上したのです。正確には、上から命令が下されたわけですが。」
「命令…どなたからの…」
「それは申し上げられませんが…とても強大な組織、とだけ言っておきましょう。」

 これは、誇張ではないと思った。人間を「処理」するという言い方一つとっても、かなりの力を持った組織なのだろう。軍…政府…私にはそれを知る術はない。それに、ただで私を生かしておくわけでもあるまい。

「あなた方も、狙いは同じなのですね。」

 男はさらに目を細めて笑い、肩をすくめて見せた。

「さすがに話の分かる方だ。こちらも話を進めやすい。」
「…」
「博士には、十二分に整った環境で、こちらの進めるプロジェクトに添って研究開発をしていただきます。その際、私どもの科学者を付き添わせていただき、研究データの定期的な提出をお願いしたいのです。その代わり、私どもも組織としても、博士の身の安全を保証いたします。日々の暮らしを何不自由なくすごせるよう努力いたしますし、もちろん金にも糸目はつけません。」
「…気前がいいのですね。」
「これほど整った条件に、惹かれぬはずはないと…思いますが?」

 断りの言葉は死か、それ以上に過酷なものを意味するらしかった。扉の向こうから細やかに、銃の安全装置を外す音が聞こえた。

「…分かりました。そちらの上げるすべての条件をのみましょう…」

 その言葉を聞くと、男は立ち上がって、恭しく会釈をした。

「賢明な回答でした博士。組織も博士のお返事を大喜びで受け取るはずです。それでは、傷が治るまでこちらの病院でお世話をいたしますので、どうぞ安心して療養なさって下さい。」

 男は優しさの仮面をつけた義務的な言葉を言い捨て、部屋を後にしようとした。私は、ふと思い出したように男を呼び止める。

「アカデミーの、他の仲間たちは…」

 男は、またあの笑みを浮かべた。

「数人、無事に保護しております。博士とは違う地域でのプロジェクトに参加していただくことになっておりますので、お会いになるのは無理でしょう。」

 男は、私の一縷の希望を鮮やかに断ち切り、ゆっくりと扉を閉めた。


 ・・・
 車が止まる。
 私は目隠しのまま、建物に連れて行かれ、部屋の中に通される。ツンとくる薬品の匂いが、私をまたげんなりとさせる。目隠しを取られると、広い研究室が広がっていた。思った通り、いつもと同じ構造の研究室。

「それでは博士、お疲れでしょうから、しばらくこちらでお寛ぎ下さい。」

 いつものように、一通りの説明を終えると、黒いスーツの男とボディガードは去った。
 こうしてあちこちを移動させられるのも、これで何度目になるだろう。私は椅子に腰掛けた。

 彼等のプロジェクトは、巧妙に取り繕われた軍事目的の化学兵器開発に他ならなかった。いつも側にくっついている、数人の科学者たちはプロジェクトの概要を大筋で知っているらしいが、詳しいことは口止めされているようだった。私が聞いたところで喋りはしないだろうし、仮にその全容を知ったとしても、私にはどうすることもできない。

 私は研究室を後にして、寝室に入る。大きなベッドに転がり、妻や子供との楽しかった日々を思い出す。
 あの黒いスーツの男と、私の妻と子供を殺した連中は、同じ「組織」の者たちだったのではないだろうか。私の命を救ったという恩をうるために、違和感なく私を組織になびかせるために、巧妙に仕組まれた狂言だったのではないだろうか。
 私のせいで、愛する家族を殺されてしまったのか。たとえ手にかけたのが誰であろうと同じだ。私が家族を殺したようなものだ。

 私もあの時おまえたちと一緒に、死んでしまえばよかった。


 ・・・
 いつのまに眠ってしまったのか、私はまた夢を見ていた。
 あのいつもの景色が広がっている。だが今度は少し様子が違った。
 道の終点が見えるのだ。
 そしてそこに扉が見えた…黒い扉。私はそれを確認すると、また道なりに並ぶ扉を開ける。中ではやはり、私が死んでいる。

「博士、博士。」

 私は目を覚ます。いつものお付きの科学者たちが、私を覗き込んでいた。

「お加減でも悪いのですか博士。」
「あちらに昼食をご用意しましたので、よろしければどうぞ。」

 この科学者たちは私にとてもよくしてくれる。だがここにいる限り、私は誰にも心を許してはいけないのだ。

「ありがとう、大丈夫です。いただくことにしましょうか。」

 私は人格という二文字を諦め、ただ機械のように振る舞っていた。努めて無関係な薬品を調合してみたり、いかにも難しいという顔をして、食塩水を眺めたり。
 そうして日々過ごす中、夢の中の扉が確実に減っていくことに気付いた。道の終りの黒い扉が、もう目前に迫っている。中には何があるのだろう。自分のありとあらゆる死に様を見てきて、これ以上のものが、あるのだろうか。


「お早うございます博士。申し訳ありませんが、今日中にもここを引き払いますので、こちらの部屋で、どうぞお待ち願います。」
「今日はどちらへ移るのですか。」

 私は、また同じことを聞いた。そして、相手が口を開く前につぶやく。

「いいえ、いいのです。どこであろうと。」

 黒いスーツの男は、一呼吸おいて、小首を傾げた。

「…お珍しい。博士がそうお言いになるのを聞くのは初めてです。」
「そうでしょうね。」

 私は部屋を出て、指示された部屋に移る。椅子に腰掛けて、がたごととざわめく隣の部屋の音を聞きながら、私は目を閉じる。


 と、突然に、頭にあの光景が広がった。

 私は眠っていない。なのになぜ夢の中に入り込んでいるのだ?

 黒い扉が目の前にあった。両脇に残された二つの扉を開け放つと、そこで私はいつものように死んでいる。餓死した自分と、拷問死した自分だ。そして、黒い行き止まりの扉に振り返ったところで、私は突然現実に引き戻された。


「…今のは…」

 もう、目を閉じても何も見えない。そこへ黒いスーツの男が入って来る。あのボディガードも一緒だ。

「さあ博士、お待たせ致しました。どうぞ、目隠しを。」

 私は目隠しをされ、数人に付き添われて外に出る。そこで、私は立ち止まった。

「…どうしました、博士?」
「何かお忘れ物でも…」

 私は首を振り、誰に言うともなくつぶやいた。

「もし私が…この研究を放棄すると言ったら、どうなりますか?」

 黒いスーツの男が答える。

「頭の切れる博士のこと、そのようなご提案をなさったとしても、ご自分に利益があるとはお思いになりませんでしょう。」
「…確かに。」

 私はうなずく。

「しかし私は…そうすることで、ひとつだけ…得るものがあるような気がするのですよ。」


 暗闇の視界で、星が躍った。


 私は頭部に強い衝撃を受け、地面に倒れ伏した。遠くでターンと銃声がこだまするのが聞こえた。

「博士!!」

 私は、頭を撃ち抜かれた。
 この組織に対抗している勢力がどうかは知らないが、とにかく私の脳を憎む者たちの仕業だろう。慌てふためき銃を乱射する黒いスーツの男たちの怒号を聞きながら、私は何となく嬉しい気がした。これ以上人々を苦しめるための研究をしなくてもいいのだし、またこれ以上の拘束を受けることもなくなったのだから。



 私は、これを待っていたのだ。

 夢に見ていた私の死に様はすべて、心の奥底に沈んでいた休息への道…自殺願望の現れだったのだ。現実でそうすることのできなかった、いや…そうする度胸のなかった私の欲求を、無意識のうちに満たしていたのだ。



 私は夜の砂漠の中、あの黒い扉の前にいた。夜の暗さに同調した黒い扉に手をかけ、私は扉を開ける。
 そこは暗闇の世界。両脇に立つ、めくるめく色の変わるマントを着た青年が、扉を音高く閉じた。

「あなた!」
「パパー!」

 遠くで、懐かしい愛すべき我が妻と子供の声がした。遥か向こうの一筋の光の中、妻と子供が私に手を振っている。

「ああ…待っておくれ、今行くよ!」

 私は白衣を脱ぎ捨てて走り出す。一歩一歩がとても軽く、まるで背中に羽でも生えたかのようだ。また家族とともに過ごそう、すべて忘れて。
 私があの生ある世界に残したものは、善になりうるべきささやかな研究の一部と、黒いスーツの男たちのもとに置き去りにした、風穴の開いた魂の入れ物だけだ。

 私は妻と子供を抱き締め、一条の暖かな光の中に入る。

 さようなら、すべての傷つけあうものたち。

 後は、勝手にやってくれ。


お読み下さってありがとうございました。今後とも精進してまいります。











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