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枯花廻りの籠の中 作者:高良あおい

第五部

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第十五話 遠い日の影を見る

 二人が出て行くと、一瞬だけ部屋は沈黙に包まれた。あたしは深く嘆息し、寝台の脇に置かれた椅子に座る。まるで悪いことをして叱られるのを怖がる子供のように、恐る恐るこっちを窺うニナに、あたしは苦笑しつつ「で」と切り出す。
「何であんなことしたわけ? ニナがあたしの教えを破るなんて、滅多に無いじゃない」
「……怒らないの?」
 そんなあたしを見て、少女は本当に意外そうに首を傾げた。……怒ってほしかったのかと訊かれれば否定するだろうに、わざわざ回避出来た地雷に自分から突っ込むような真似をする辺り、この子も純粋というか正直というか。
「言い訳があるなら、訊くだけ聞いてあげるわ。また殴られたいなら別だけど」
「いっ、え、遠慮しとく!」
 案の定、脅すように目を細めてみせればニナは慌てて首を振る。だったら言わなきゃいいのに、と肩を竦めて、あたしは彼女に笑みを向けた。
「怒らないわよ。今も言ったでしょ? 何がニナをそこまで動かしたのか、そっちの方が気になるわ」
「えっと……それが、私にもよく分からない、というか」
 首を振ったニナは、しかしどこか泣きそうな、困ったような顔で俯く。分からない、なんて嘘だろう。きっと本当は、彼女にだって分かっているのだ。けれど兄に似て責任感の強い彼女は、それを認めようとしない。どことなく既視感を覚えて、思わず苦笑する。
「ねえニナ、これもあたし、何度も話さなかったかしら。ずっと昔のことだから、もう忘れた?」
「……何、を?」
「想いを伝えられずに一生後悔した、愚かな少女の話よ」
 薄く微笑んで答えれば、ニナは目を見開いた。当然だろう、彼女が覚えていないわけがないのだ。失った辛さ、救えなかった後悔、柚希が抱いていた想い。理解出来ないだろうと思いながら、幼い少女に何度も言い聞かせたのだから。
「大好きだったわ。だからこそ、伝えるわけにはいかなかった。そんな想いすら彼を傷つけるのだと知っていたから、押し殺すしかなかった。救いたいと思っていたのに、救おうとしていたのに、その願いは叶わなかった。何も、伝えられないままだった。『柚希』はずっと、それを後悔して生きていた」
 そこで言葉を切り、身動き一つしないニナを真っ直ぐに見つめる。
 ニナが向こうの世界に帰ろうとしているのは、そして本来引き留めなければいけない立場のシリルがそれに協力しているのは、ジルから聞いて知っていた。歴代の神子が誰も成し遂げられなかったにも関わらず、だ。二人がなかなか前に進もうとしないのは、恐らくそのせいなのだろう。いずれ来る別れのとき辛くないように、といったところか。……甘いわね、と内心で呟く。一旦惹かれてしまったらもう、例え永遠の別れを経ても、ずっと想い続ける羽目になるのに。
「ねえ、ニナ」
 あたしとジルは、二人が知らない神子の真実を知っている。ニナは帰れないのではなく、帰ってはいけないのだ。神子の不在は、世界に災いを呼ぶ。それがどんなものかは分からないが、多くの人間が文字通り犠牲になることに変わりはないだろう。……だから、というわけじゃない。彼女を、大切な義妹を、哀しませたくないのだ。この子が後悔する姿なんて見たくない。かつての宝城柚希のような思いを、ニナにしてほしくないから。
「伝えることが許されているのに、何を躊躇うことがあるの? 自分に嘘を吐き続けるのは、辛いでしょ」
「……だ、って……言っても、辛いのは同じだよ」
 訊ねれば、ニナは一瞬黙り込んだ後、絞り出すように呟いた。黙って続きを促せば、彼女は泣きそうな顔のまま続ける。
「私は……お父さんとお母さんのところに帰りたくて、帰らなきゃいけなくて、そうしたらシリルとは、もう二度と会うことは無いんだろうし。伝えて、もしそれが受け入れてもらえたとしても、そんなの苦しいだけじゃない」
「一生伝えられないのは、もっと苦しいわよ」
「それは……そう、かもしれないけど」
 予想通りの言葉に、あたしは思わず嘆息した。その程度で振り払える迷いではないのだろう、ニナは俯いて黙り込む。急かすようなことでもないか、と微笑むと、あたしはニナの頭を撫でた。
「まぁ、義父さんや義母さんが心配なのはあたしも同じだし、これ以上強くは言えないんだけどね。ニナが一番したいことをしなさい。……後悔だけは、絶対にしちゃ駄目よ」
「……うん」
 子供に言い聞かせるようにそう告げれば、少女はそっと頷く。少しして落ち着いたのか、ニナは沈黙を破るように顔を上げた。
「そういえばお姉ちゃん、神子としての力って何? 私がそれを使った、見たいなことをシリルが言ってたんだけど」
「覚えてないの? ……無意識に使ってたってことかしら。ああ、そういえばジルがそんなことを言ってたわね」
 予想外の問いに首を傾げれば、首肯が返ってくる。考えてみればニナはその辺りを殆ど習っていないらしいから、おかしなことではないのか。咄嗟に力を使ったのだろう、というジルの言葉はそういうことかと、あたしは目を細めて彼女の問いに答えた。
「神子っていうのは、普通の魔法とは違う特別な力を持ってるのよ」
「特別な力?」
 それも初耳だったのか、不思議そうに訊き返してくるニナに「そう」と頷いてみせる。
「出来ることは魔法とそんなに変わんないわよ、実際歴代の神子も普段は魔法ばっかり使ってたらしいし。ただ、魔法とは全く別の力なんだってことははっきりしていて、神子が崇められる理由の一つでもあるわね。魔法が使えないような場所や状況でも、神子だけは普通に力を使えた、って。ジルならもっと詳しいんだけど、あたしが知ってるのはこれくらいね」
 実際には神国で知った事実もあるのだが、それは流石に伏せるべきだろう。一気に説明すれば、ニナは不可解そうに眉を顰めた。
「それを私が使ったってこと? でも、さっきも言ったけど私――」
「本当に何も覚えてない?」
 静かに訊ねると、彼女は考え込む。少しして、ニナは心当たりが見つかったのか、ハッと顔を上げた。
「そういえば、光の膜みたいなのがあったよ。爆発する直前くらいに、私とシリルを包んでて……体がすっごく熱かったから、多分それと関係あるのかなとは思ったんだけど」
「それね」
 その直後に爆発したのなら、ニナが今まで忘れていたのも無理はないか。あたしは頷くと、ふと思いついてニナを見た。好奇心の強いこの子のことだ、教えずに放っておいたらまた何かやらかしかねない。
「ちょっと自分の『内側』を意識してみなさい、その熱はまだどこかにあるはずだから。弄っちゃ駄目よ」
「って言われても……」
 戸惑いつつも目を閉じて言われた通りにしようとする辺り、本当に正直だと苦笑する。
 魔力の存在を認識するのは、魔法を学ぶ上で最初の、そして最大の難関と言っても良かった。古語や魔法陣を覚えるだけなら、誰だって出来るのだ。例え覚えるのは苦手でも、数をこなせば決められた形くらいは頭に叩き込める。応用することを考えなければ、決して難しいことじゃない。けれど魔力の知覚は別で、こればかりはどうしても出来なくて諦める人間もいるのだ、とジルに聞いた。ちゃんとした魔法使いに教わっていればある程度補助はしてもらえても、本来なら見えもしないものをはっきりと意識するのは困難らしい。……独学で魔法を覚えたジルはどうなんだ、と言いたいけれど、そこはもういつものことだろう。呆れるだけ無駄だ。
 少しして何かに気付いたのだろう、ニナは顔を上げ、不思議そうにこっちを見た。あたしはくすっと笑い、頷いてみせる。
「分かった? それが魔力って呼ばれてるものよ。そのうち魔法の使い方も習うでしょうし、そうしたら魔力の扱い方も分かるはずだから、それまでは手を出さないことね」
「……そういえば、そのうち教えるって言われたけど私、魔法については殆ど何も教わってないよ」
「そりゃそうでしょ、まずはどこかの国の古語をある程度理解しなきゃ、魔法なんて使えないわよ」
 あたしを含む治癒魔法の使い手はその分野の古語だけを覚えることで色々な国の治癒を扱えるようにあるが、あくまでも例外だし、それだってある程度の理解が必要になる。二つや三つの古語を扱う魔法使いがいないわけじゃないけれど、ジルのように全部使いこなせるというのは流石に規格外なのだ。同じことを考えていたのか、乾いた笑みを浮かべるニナに、あたしは黙って苦笑を返した。

 ◆◇◆

「先ほどの話に戻りましょう。全て、と貴方は仰りましたね。ニナに貴女を護らせるという行動を取らせてしまったことに対しても、後悔していらっしゃるのでしょうか?」
 彼がさっきも同じ問いで動揺していたように見えたことを思えば、答えは明白だろう。それでもあえて訊ねれば。シリル様は言葉に詰まったように目を逸らした。それでも、聡い彼は裏に含んだ真意を言い当ててみせる。
「僕を護ろうと、そう彼女が思ってしまうほどニナと親しくなったこと、ですか?」
「ええ。アネモスに神子を繋ぎ留めることを考えれば、シリル様とニナが結ばれるのが一番手っ取り早い方法ではあるでしょう。陛下や兄様も、恐らくそう考えているはずです」
 本来なら、シリル様もそちら側の人間だ。何よりもアネモスのことを優先するように僕は教えてきたし、彼だってそう振る舞ってきた。だから、今までのシリル様ならきっと、自分の意志など関係なしに、アネモスにニナを留めようとしただろう。それが成功したことを、後悔するはずもない。
「ですが、貴方は――」
「ニナを元の世界に帰そうとしている。今もそのつもりです。……だから、親しくなったことを後悔しているんじゃないですか」
 俯いたまま、彼は八つ当たりのようにそう返してきた。それはそうだろう、彼にとっても僕にとっても、分かりきったことを訊いたのだから。けれど狙い通り彼の言葉は終わらず、シリル様は呟くように吐き出す。
「いつか、ニナが帰る方法を見つけたら……それがいつになるかは分かりませんけど、とにかくそうしたら彼女は向こうに帰って、彼女の日常に戻って、僕たちと会うことはもう二度とないんです。彼女のためにも、かつての先生のご両親のためにも、その方が良いはずでしょう」
 気付けば彼は顔を上げて、僕を真っ直ぐに見ていた。その言葉はありがたいものだったけれど許容出来るものではなくて、思わず沈黙を返す。彼は薄く笑うと、自嘲気味に続けた。
「僕は、ニナと親しくなるべきではなかったんです。彼女の頼みを聞くべきではなかった。もっと、あの子の頼みに対してはどこまでも冷酷に応えるべきだった。アネモスのことを思うなら、風の国の王子でいたいなら、王になろうとするのなら、僕はあの子に本当の意味で心を許してはいけなかったんです。……後悔、しているに決まっています」
「本当に?」
 それはアネモスの王子として、いずれ風の国を背負う人間として、正しい後悔だった。けれど、僕が聴きたいのはそんな答えではないのだ。微笑んだまま静かに訊ねれば、シリル様はびくりと肩を揺らした。それでも目を逸らしはせずに、ただその表情だけが、どこか辛そうに歪む。
「だって、……だって、そうでしょう?」
「アネモスの第一王子としての貴方ではなく、シリル様個人の意見をお訪ねしているのですよ」
「……でも、先生、僕は」
 出来ない、と言わんばかりに首を横に振り続ける彼を見て、僕は苦笑した。少年がここまで頑ななのは、恐らく僕のせいだろう。
「王たれ、としつこく貴方に言い聞かせてきた僕が言っても、説得力はないかもしれませんね」
 返ってきたのは沈黙で、それが何よりの肯定だった。やはりこの程度では折れないか、とそっと目を細め、過去に思いを馳せる。
「少し、昔話をしましょうか」
「昔話、ですか?」
「ええ。自分の心も周りの心も見えないまま、全てを失った愚かな少年の話です」
 僕の前世かこの話だと悟ったのだろう、その言葉にシリル様は、驚いたように目を見開いた。そんな彼に構わず、僕は言葉を続ける。
「逸脱しているが故の孤独は、シリル様もよくご存知でしょう。僕は決して、幼馴染たちのようには振る舞えなかった。彼らと同じ世界を見ることも、同じ感情を抱くことも、かつての僕にはどうしても出来なかったのです。それを周囲に知られることが、何よりも恐ろしかった」
 それほどにあの壁は厚く高く、僕と周りとを隔てていた。壁を壊せる人はいなくて、たからずっと独りだった。……そう、思い込んでいた。
「今思えば、リザは――柚希は、あの頃から僕を心配してくれていたのでしょうね。けれど僕はそれにも気付けずに、結局自分の命を捨てて、同時に彼女だけでなくたくさんの人を哀しませてしまった」
 それに気付かせてくれたのもまた、リザだ。あの日から色々なことを考えるようになった。見ようとしていなかったものに目を向けて、かつての自分の愚かさを思い知ってばかりで、それでも離れて行こうとしない彼女の姿に安堵して。
 僕の言葉に対して、シリル様は黙り込んだままだった。心配するようにの顔色を窺う彼に気付き、苦い微笑を返す。
「申し訳ありません、話が逸れてしまいましたね。……シリル様は、ニナと出会って、親しくなって、どう思われましたか?」
「……どう、って」
「僕は貴方の理解者にはなれますし、こうして助言や忠告をすることも出来ますが、それだけです。ニナは、違ったでしょう」
 心当たりはあったのだろう、シリル様は再び俯き、沈黙した。初めて出会ったとき、彼は恐らく自分だけが特別ではなかったことに安堵しただろう。けれどそれは、彼が今ニナに感じているような温もりとは全く別だったはずだ。少しして観念したのか、シリル様はどこか抗議するように、力ない声を漏らす。
「傍に、いてほしくても……それを伝えて嫌われたら、本末転倒じゃないですか」
「ええ、そうですね」
 気持ちはとてもよく分かる。嫌われたくないから、今の日常を壊したくないから自分を殺す行為は、僕自身とても覚えがあるものだった。だからあっさり頷いてみせれば、驚いたような視線が返ってくる。対し、僕は自嘲混じりに微笑んだ。
「ですから、忠告ですよ、シリル様。決めるのは貴方です。……後悔だけは、決してなさらないように。一度手放した物は、そう簡単に返ってはこないのですから」
「……はい」
「よろしい」
 この様子なら、彼は心配ないだろう。神妙な顔で頷くシリル様に微笑み返ると、僕は「では」と話を切り替えた。
「ついでと言っては何ですが、報告を。例の爆発についてですが、シリル様とニナが発見された辺りから残留魔力が発見されました。イグニスの魔法でしたが、恐らくグリモワールから先日持ち出された魔法道具を介したのだと考えられます。恐らく、シリル様が特定の場所に立つか、指定の時間になれば魔法が起動するようになっていたのでしょう」
「魔法道具、ですか?」
「ええ」
 その存在は誰もが知っていても、実際に目にする機会は少ない。量産されているわけでもないから、グリモワール以外で目にする機会は少ないのだ。だからだろう、少年は訝しげに首を傾げた。そんな彼に、渋い顔で頷く。
「智の国の人間には、何と言いますか……自分の作ったものに責任を持たず、放置するか売り払うかしてしまう困った研究者もおりまして。心当たりは何人かいますから、彼らをあたればネルヴァル侯との繋がりも洗い出せるでしょう。そこから先は、兄様の仕事です」
 薄く微笑めば、シリル様は恐ろしいものでも見たかのような顔で背筋を伸ばした。……そんなに怖い顔をしていただろうか、と思わず首を傾げるけれど、彼のことだからこれから僕や兄様がしようとしていることまで察してしまったのだろう。それには触れず、僕は続ける。
「それと、アネモスには予定通り明日帰国しますが、シリル様とニナは転移の魔法を用いて移動することになります。もちろん僕とリザも一緒ですし、魔法自体僕が管理致しますから、その点でのご心配はいりません」
「……そうなるだろうとは思っていました」
 神子が襲われたのだ、馬車での旅なんて危険なことが出来るわけがない。驚いた様子もなく頷くと、シリル様は何かを思い出したのか、少し考え込んだ後で「そういえば」と声を上げた。
「先生とリザさんはどうして聖地に? 調べ物があると言っていましたよね。アネモスに帰ってくる前はクローウィンにいたと聞きましたけど、それと関係があるんですか?」
「ええ、ご名答です。正しくは、かの国で受けた依頼に、と言うべきでしょうか。シリル様、ニナが降りてから、神泉を訪れたことはありますか?」
 僕の問いに、彼は黙って首を横に振る。気付いていれば彼の方から言ってきていたに違いないから、その答えは予想通りだった。
「神子がアネモスに降りた、という噂が広まって少しした頃のことです。クローウィンの神泉の様子がおかしいのだ、とかの国の国王陛下から相談を受けまして」
「様子が、おかしい?」
 その表情から見ても、彼が何も知らないのは間違いないだろう。神子が降りたといえど、その判別の後で泉に近づく機会は少ないし、神官たちは基本的に神子の祝福を得た神泉に近寄ろうとはしない。シリル様が気付かないのも、無理はなかった。僕は軽く頷き返し、説明を続ける。
「はい。それが神国だけであればいいと思ったのですが、アネモスもまた同じような状態になっていたのは確認済みです。もっともこちらは魔法が使えなければ分からない程度の、些細な異変でしたが」
「……気づきませんでした」
「ここでも色々と調べていたのですが、どうやら異変は全ての泉で起こっているようですね」
 例外はあるけれど、神泉は基本的に全ての国に存在する。その一つ一つを確かめることは流石に出来ないけれど、こうも離れた土地で同じ現象が起こっているとなれば間違いないだろう。もしかしたら近いうちにどこかの国が気付くかもしれない。出来ればその前に解決出来ればいいのだが、今まで何の成果も得られていないことを考えるとそれは難しかった。ふとあることに気付き、僕は僅かに目を細める。
「ついでに言っておきますがシリル様、原因が分かるまでは、軽はずみな行動は避けてくださいね」
「……どうして今言うんですか、先生」
 その言葉に、シリル様は不満げに答えつつ、そっと目を逸らした。……まだ何もやっていない、とでも言いたいのか。それでも、その反応はやましいことがあると主張しているようなものである。前科があるから言っているのですよと、そういう代わりに呆れ混じりに嘆息してみせた。
こんばんは、高良です。最近寒くなってきましたね。

第四部でシリル君とニナが受け止めた、ジルリザの後悔。語っている彼らの方も、当然ですが遠い前世に思いを馳せていました。……それがどちらに傾くのかは、もう少し後の話で。
第五部は多分二十話ちょっとで終わりそうな気配です。三十はいかない、はず? もう少しお付き合いくださいませ。

では、また次回。
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