あなたが一番好きなの!!(16/18)縦書き表示RDF


〜登場人物〜
朝方雛あさがたひな
佐々紅有美佳ささもみゆみか

あなたが一番好きなの!!
作:peach-pit



彼女との再会


「あな・・・たは?」

私は出口前で立ち尽くす。


だって・・・だってこの人は、雷斗らいとにブーツ買ってもらったときにひかる君といた彼女なんだもん!


「まぁココで話すのもなんだから喫茶店でも行きましょ?」


ひかる君の彼女さんは喫茶店へ向かい、スタスタと歩いて行く。


その人をトボトボとついていく私。


・・・何言われるんだろ?



♪〜カランコロン

喫茶店に入るとドアにつけてあった鐘が鳴った。

店員さんに誘導され、窓側の席に向かい合い座る。


「ご注文はありますか?」

店員さんが笑顔でオーダーしてくれる。

「イヤ。いいです」

彼女さんは即答。

店員さんは″・・・そうですか″という感じで違うテーブルへ向かった。


「急にごめんなさいね」
「いえ!大丈夫です」

私は緊張気味のせいで張りきってしまう。

そんな私を見た彼女さんはクスッと笑う。


「私は佐々紅有美佳ささもみゆみか。いちおひかるの彼女よ」


ズキッ・・・


この言葉を聞いた瞬間胸が痛んだ。


・・・やっぱり。

ひかる君と雷斗らいとが言ってた ″有美佳ゆみか″ って名前・・・。

彼女の名前だったんだ。


「あ・・・初めまして!朝方雛あさがたひなです」
「えぇ。知ってるわ」


・・・え?!

私のこと知ってる・・・?


「あのぉ・・・?なんで私のこと・・・??」
ひかるに聞いたのよ」

ひか・・・る君に・・・?

何言ったっていうの?!


私は思わずうつむいてしまう。


ひかるがね、転入した時あなたのことばっかり言ってたわ・・・。その時すごく嫉妬した。だって知らない女の話ばっかりするんだもん。少し・・・悲しかったわ」


私のこと・・・?


「何・・・言ってたんですか?」

私は有美佳ゆみかさんの顔を見る。


「笑顔が可愛いとか、明るい子とか、いっつも俺のそばにいる ・・・とかよ」


思わず顔を赤らめる。

・・・可愛い。

そんなこと言ってくれるなんて・・・。

嬉しい!


「あなた・・・何様のつもり・・・?!」
「へ?」

有美佳ゆみかさんは私をキッと睨みながら見下す。

「あの人には私っていう彼女がいるのよ?!なのに今話聞いたら顔赤くしちゃって・・・!あの人のこと好きなの?!好きなら私あなたの事恨むわよ!」

・・・ッ。


私は・・・ひかる君のことが好き・・・。

でも・・・

今、雷斗らいとという彼氏がいる。


私は・・・どっちが好きなの・・・??


「ねぇ!どうなのよ!!」

有美佳ゆみかさんは下を向いてる私にイライラしているようだ。

「私は・・・」

ボソッと口に出す。


私の気持ちは・・・!












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