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  Magicians Circle 作者:ransu521
神山織編
帰って来たな……
「う……」

目が覚めた俺が最初に見た光景は、何時もの俺の部屋の天井であった。
つまり、俺は元の世界に帰って来たってことか……。
今、何時だ?

「午後四時三十五分……うん、遅刻以前に学校終わってるよな」

今日は学校に行かないで、このまま家にいるとするか……。
いち早くみんなに俺が帰って来たことを伝えたいけれど……全身に力が入らないのもあるから、今日は家の中で大人しくしているとするか。

「しかし思えば、色んなことがあったなぁ……」

二年生になってから、色んな奴に出会ったし、色んな場所に行った。
初めての海外旅行&城で寝泊まり。
極めつけの、世界移動。

「……いやいや、正直これはあり得ないことだらけだって」

……二年生になったからとかぶっちゃけ関係なくね?
もう俺現実離れの行動しかしてなくね?
誰だよ、俺をこんな目に遭わせたのは。

「なんというか……あの旗男じゃないけど、不幸だ……」

嫌になってくるよな……毎日こんな生活するの。
まぁ、退屈はしないけどよ、体もたないぜ……。
帰ってきて早々、大波乱の予感すらしてきたしな。

「……次はどんなことが起きるんだろうな」

少しだけ楽しみだけどよ……疲れるのだけはご勘弁だな。
ていうか、命に関わることだけは勘弁だ。

「神様がいるんだとしたら、絶対に恨んでやる」

神様にそう恨み言を呟きつつ、俺はとあることが気になって仕方がなかった。
それは……学校のことだ。
学校の方はどうなってるんだろうな……。

「ま、明日探ればいいだけの話だよな……てか、今日は何日だ?」

気になった俺は、時計で日にちも確認することにした。
モテラスの言葉通りだとしたら、今日は一ヶ月後の七月四日のはず。
ていうか、四日だとしたら……明日は来週期末試験じゃん。

「……七月四日。ハハ……やってくれるぜ、この野郎」

マジで一ヶ月経過してやがったし。
つまりは、来週期末試験じゃん。
その前に、この世界で俺、一ヶ月は行方不明だということになるじゃねえか。

「あ~あ。本当に俺、何て言えばいいんだ……?」

怒ってるだろうな……葵達。
なんて言ってやったらいいんだろうか……。
まぁ、理由は今回起きたことを話せばいいとして、後はフォローだよな?
……行き当たりばったりで考えればいいや。
今そんなことを考えても仕方がないよな。

「……明日は学校に行くとしよう。とりあえずさっきも考えた気もするけど、今日のところは寝るとするか」

俺はもう一度目を閉じて、眠りの世界に入ることにした。
さっきまで寝たからあまり眠れないかなと思ったけど……意外にも、すぐに眠れてしまった。














Side???

朝の話だった。
僕は、とある人物を探しに、この学校にやってきた。
その学校の名前は、雷山塚高等学校。
今日は学校に来てるのかな……?
たまに学校を休む癖があったからな……。

「……ちょうどいい所に、人がいた」

僕はその人物に向かって走っていき、

「すみません!」
「……ん?なんだい?」

好印象を与える男の人だった。
この人なら、何かを教えてくれるかも知れない。
そんなことを考えた僕は、

「あの……この人のこと、ご存知ですか?」

そう言いながら、僕はポケットの中から写真を取り出して、その人に見せた。
するとその人は、

「ああ……この人は、瞬一だね?君は、瞬一のことを探しているのかい?」

やっぱり!
この人は瞬一君のことを知ってるんだ!

「……けど、瞬一は今、行方不明になってるはずたけど」
「……え?」

瞬間。
僕の頭の中は、真っ白になった。














2009年最後の投稿でした。
随分遅くなりましたが、それでは、よいお年を!!


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