表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
想い  作者:  苺
夢と現実
4/11

悪夢ー安息の眠りー

夢の様な微睡みに包まれたある午後。

執事の持って来てくれた一輪の白い薔薇を眺める。「ーーーーー。」

このまま、薔薇の中に包まれて安息の眠りにつこうかと考えている少女。

全てを忘れた様にー黒く染まる前の自分ーを追い払って何も知らなかったー真っ白な自分ーを想いながら窓の縁に着地した小鳥の小さな鳴き声を耳にしながら目蓋が自然に降下した。


緑色の草のクッションで横になりながら太陽の光を浴びている少女。周りは健康そうな動物達で囲まれていて、木々は色とりどりの花や木の実が咲いている。上半身を起こして明るい回りを見た時にふと感じた違和感。冷たい感触。眼を見開いたら目の前には執事が一人。小鳥の鳴き声はそこには在る訳でもなく、冷酷な瞳にあったのは情の篭ったギラギラした視線。ー今の夢よりも私をーそう言う様に合わせてきた執事の視線に捕らわれた少女は逸らす事が出来なかった。それは、瞳で犯される様に、また少女の考えている事を見透かしているかの様に見ていた。それだけで現実はすぐに自分のもとへと戻ってきた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ