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超ヒトネコ伝説オマエ・モナー 妖神編 作者:詩堂炉久人
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ソースは噂師から


ソースは噂師から


 絶対王の居城“頂上の城”の書庫を司る噂師という名の女性の歴史家は、オマエ・モナーについてさほど多くの事は知らなかった。 それでも……。
 オマエ・モナーについては様々な逸話が残っている。そしてあだ名も多かった。
 影の白猫。
 破壊の使い手。
 七つの王国を滅ぼした化け猫。
 月と星の宿る瞳を持つ者。

 伝説は伝える。
 オマエ・モナーの生まれし時、予言者は言った。
 『燃える血に没するであろう』

 ケサノンに生まれ、シュドの辺境で幼年期を過ごす。
 レウアニアの真珠と呼ばれた薄幸の美しいヒトネコ、アジェとの悲恋を皮切りに、オマエ・モナー関連の話は旅する語り部たちの演出を加えながら数多くの伝承詩を生む。
 カドウォールの双子。
 ハウゼンの黄金の腕、ローパー。
 彼らとの死闘もまた語り部たちによって今に伝えられる。
 また、かのコルクス・アモランの地獄境域探検行にも加わっていたという。
 その最後は不明である。
 七通りの逸話があるが、アイオーナたちの依頼主にして千年以上生きていると噂される二本足で立つ白猫……おそらくはモナーと同族であろう……絶対王モナキーンは、或いは真実を知っているのかもしれない。

 つづく

(次の「燃える騎馬」の4ページは書籍化された時に発表します)

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