嵐の後の世界8
「中は、普通なんだね
まぁ、ちょっと変わってるところもあるけど
外と比べるとまし」
ちょっと復活した篠山さんのセリフはこれでした
「流石に中は、落ち着きのあるものが多いみたいですよ
大家さん曰く、真っ赤な部屋もあるらしいですけど
面白い方が住んでるらしいですよ」
そう良いながら、ラグの上にぺちょりと座る
はぁ・・・助かった
そう思うぐらいしんどかったみたい
「熱上がっちゃったかなぁ」
ぺたりと額に手を当てられて
うーん、ちょっと上がったかなぁ
「流石に今日も一緒・・・だと
ユキちゃんも落ち着かないだろうから
今日は帰っておくね」
それもそうです、おかまいできないって今も
頭のどこかで考えてます
それに、ちょっと一人になりたい気もします
「で、携帯番号は知ってるけど
メールアドレス教えて貰える?」
そう言うので、はい、と携帯を渡すと
受け取って、スライドさせた
「ん?メール受信あるよ」
そう言って、私に返してくれた
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ユキちゃんへ
オークションは順調に入札があります
ユキちゃんが見たらまたびっくりするかも
前回買ってくれた人や、入札した人もいるから
ユキちゃんの服のファンだね
注文も順調だよー
今度はどれくらい持って帰るか楽しみです
葎
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りっちゃん・・・
ありがとう
普通の日常が今は、一番嬉しい
私が竜の国から帰って来て
きっと一番に見るのは携帯のメール
その時に、読んでわくわくしたり
えーっなんて言いながら見られるようにって
メールしてくれたんだよね
つうっと伝った涙を拭われて
篠山さんの存在を忘れていてびくっとしちゃった
「友達?」
こくりと頷き
「親友です、服作りですっごくお世話になって
一緒にイベントに行く人」
「その人と喧嘩した訳じゃ無さそうだよね」
こくりと頷く
「りっちゃんは、そんなことしません」
むしろりっちゃんを泣かしちゃったのは私だもん
「この世界は関係ないんです
嘘ついた罰が当たったのかな
どちらの世界を選ぶとか中途半端なことしちゃったからかな」
そう思うと、ぼろぼろ涙が出てきた
「ごめん
心ないこと聞いちゃったね」
そう言って、傍に来てぎゅっと抱き締めてくれた
「ううん、篠山さんは悪くないんです
嘘ついて、どっちつかずな私が悪いんです」
そう言うと、涙が、後から後から溢れてくる
「この子に連絡していい?」
「りっちゃんにですか?」
何でだろう、でも会いたい、りっちゃんに凄く会いたい
だって、この世界で竜の国のこと話したのは
りっちゃんだけだもん
こくりと頷くと、涙が、手の上にぽとんっと落ちた
涙って熱いんだ・・・
べにあかちゃんの舌みたい・・・
そう思うとますます泣けてきて、
自分の不幸の穴に飛び込んでしまった
ただいまー、一度帰ってでかけて、帰ってきました
ということで、まともに後書き書きましょう~、地球の人たちも、やっと出番がでてきたって感じです、まだ篠山さんだけだけど、次はりっちゃん登場ですよー
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