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クリスマスネタ 2


 今日はクリスマス。


 一刀たちは最終チェックを終えていた。


 「よし…完璧」


 一刀の言葉に、皆は歓喜する。


 「ふふ…頑張った甲斐があったわね」

 「ああ。オレも雪蓮に襲われたりして………あ」

 「…一刀。その話については後程た〜っぷりと聞かせてもらうわね♪」


 顔は笑っているが目が笑っていない。


 一刀は震えながらぶんぶんと首を縦に振る他なかった。


 「早く華琳が作ったお酒が飲みたいわね」

 「姉さま、これは主に臣下を労うものなのですから自重してください!」

 「わかってる、わかってるわよ蓮華。冥琳がいなくてもこれか…呉の未来は安泰ね」


 皮肉を込めて言った雪蓮だが、蓮華は意に介さずといった調子で軽く受け流していた。


 「ほらほら、貴女たちも着替えてきなさい」

 「「「はーい」」」


 パーティーはもうすぐだ。






 パーティー開始直前。他の面々は開始を今か今かと心待ちにしていた。


 特に恋・鈴々・季衣は中から漏れ出る料理の匂いに我慢出来ず、周囲がなんとかとめている状況。


 「よし、開けてくれ!」


 一刀に促され、扉の前にいた侍女が開いた―――とともに3人がダッシュで入ってくる。「恋殿ぉぉぉぉぉ!?」と、振り落とされまいとねねは頑張っていた。


 「こほん…皆様、大変長らくお待たせいたしました。これより『クリスマス・立食パーティー』を開催いたします。まずはグラス…コップ? えっと…と、とりあえず好きな飲み物を手にお持ちください!」


 穴が開くほど料理を見つめていた3人もグラスを持つ。


 「では…乾杯!」

 「「「かんぱ〜い!」」」

 「ん………かんぱい」


 皆思い思いに料理をとり、話し、飲む。


 恋だけでなく桂花、僅かながら思春の頬も緩んでいるように見受けられた。


 「ちょ、ちょっと落ち着けそこ。無くならないからさ」

 「翠もお皿にいっぱいとってるのだ! 人のこと言えないのだ」


 言い返されて狼狽える翠に周囲は微笑む…主に熟…年上組が。


 「あらあら…」

 「まだまだ子供じゃな」


 その発言は自分の年を大体認めていることに気付いていないのか、桔梗が呟く。


 「雪蓮殿、霞殿、飲み比べといかんか?」

 「あら祭…そうね、負けたら一刀との閨の日を譲ること。いい?」

 「面白そうやな。乗った! 一刀との閨がかかっとるんなら…負けへんで?」

 「ふふん…私こそ負けないわよ」

 「ところで星は呼ばんのかいな」


 噂の星はと言うと。


 「こ、このメンマはっ…! 美味い、美味すぎる! 飲み比べ? そのようなことよりこのメンマをもっとぉぉぉ!!」


 禁断症状が出たような状態になっていた。


 「あれではのぅ…」


 その後慣れない種類の酒を大量に飲んだため3人とも酔いつぶれ、意識がはっきりしない状態で紫苑と桔梗が参加していたと言い。


 結局その2人が閨の話を持っていった。強かである。


 一方、困っている人もいた。桃香である。


 「美味しそう…だけど食べたら太っちゃいそう…うぅ。でもっ、ここで食べないと2度と食べられないかもっ! よし食べよう!」


 正論だが若干ダメ人間のような言い訳をする桃香であった。






 「さて…準備はいいか?」


 ここはステージの舞台裏。一刀と天和・地和・人和がライブの準備を行っていた。


 「一刀、ちぃたちの料理はちゃんととってあるわよね?」

 「ちぃ姉さん…そこは言わないのが大人の『まなー』よ」

 「一刀も楽しんでね〜♪」

 「ああ、頑張ってね」






 「そういえば…小さい娘軍団は?」


 一刀の言う小さい娘軍団とは文字通りロリっ娘たちのことである。鈴々と季衣も本来入っているが、食事に夢中で今はいない。


 と。


 「ごっ、ご主人しゃま!」


 一刀が振り向いた先にいたのは―――


 「ど、どうでしょうか…?」


 ―――サンタコスをしたロリっ娘たち―――朱里・雛里・璃々・流琉・風・月・美羽・小蓮・美以・ミケ・トラ・シャム―――だった。


 「…よし皆、オレの部屋に行こうか」

 「待ちなさい一刀。全く…」

 「あ、華琳」

 「これだから全身精液孕ませ男は嫌なのよ!」

 「一刀殿は幼女から熟女までいける方ですので当然と言えば当然かと」

 「はは…桂花も稟も相変わらず厳しいなぁ。…っとそろそろ時間か」

 「だから呼びに来たのよ」

 「あ、あとでまた見せてね」


 そう言って2人は去っていった。






 「それだはこれから、華琳と一刀による『だんす』の実演だ」


 司会は白蓮。立候補した理由は『目立ちたい』。華雄と激戦(あっちむいてほい)の末に勝ち取ったのだった。


 「くそぅ…武でならば負けなかったのだが」


 一方華雄は未練がましく呟いていた。


 「ご主人様も華琳さんも息ぴったり…」

 「桃香様! ぜひワタシと踊りましょう!」


 蒲公英はうっとりし、焔耶は桃香に鼻息荒く詰め寄る。


 「ぐぬぬ…一刀め! あんな美しい華琳様を独り占めしおって!」

 「仕方ないだろう、姉者。それに華琳様も幸せそうだ」


 秋蘭も、姉を宥めつつ「嫉妬する姉者も可愛いなぁ」と幸せそうであった。


 それとは無関係に、美羽のサンタコスに悶えてる七乃と、月のサンタコスに悶えている詠がいたが。


 しばらくの間、皆はダンスを楽しんだ。






 「これでパーティーはお開き…の前にビンゴ大会〜!」

 「はしゃいでいるね、白蓮さん」

 「だよなぁ。そんなことより斗詩ぃ、ビンゴって何? それと一等賞は?」

 「え〜と…読まれた番号の穴を潰して縦横斜めどれか1列が揃えばいいんだって。あと一等賞は…姫の作った衣装を着た一刀さん!」

 「アニキがっ!? これは頑張るしかないぞ斗詩ぃ〜!」

 「そうだね、頑張ろう文ちゃん!」


 他には、


 「一等賞は隊長…!? 真桜、沙和! 絶対勝つぞ!」

 「凪ちゃんが怖いの…」

 「あ、ああ…せやな、今まで以上の気迫や」


 燃えている凪たちや、


 「亞莎は行かないんですか」

 「ええっ! そ、そんな私は…」

 「なら私が一刀様を貰っちゃいます!」

 「…負けませんっ!」


 明命にノせられている亞紗の姿があった。


 さらには。


 「一度旦那様とじっくりお話して料理についても聞いてみたいです〜」

 「…やめておけ、一刀が可哀想だ」


 雪蓮のお守りからは解放されたが今度は穏を落ち着かせるのに苦労する冥琳もいた。






 ビンゴ大会も終わり、華琳は一刀を待っていた。実力で勝ち取ったものである。


 「遅いわね…」


 だが、肝心の一刀がこない。その頃一刀はと言うと…


 「なんで、なんで…」


 麗羽がデザインした衣装に再び目を移し。


 「なんでオレだけパ○ヨンマスクの服なんだよぉぉぉ〜!」


 華蝶の仮面を被ればぴったり合いそうな服を持って嘆いていた。


 結局麗羽に悪いと思いその姿で華琳のところに向かい、曲者として追いかけられたのは当然のことだった―――






〜FIN〜



もう、ゴールしてもいいよね…?


全員いますよね?よね?

名前しか出てない人もいますが全員でましたよね!?


元々全員出す予定はなかったので無理矢理詰め込んだ感じですが。


とりあえずこっちも今話で受験明けまで休止です。


誤字脱字、出てないキャラがいたらご一報を。


でも今日には無理かも…


それでは皆さんよいお年を!


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