「本当に行っちゃうの?」「うん。もう決まっちゃった事なんだって」「くすっ…あぁ……」「紗弥夏、そんなに泣かないでよ。僕、いつかまた帰ってくるから」「本当に?」「うん!本当に」「約束だよ!」「分かった。約束」三人、小指が三本、結んで泣き崩れた。星が輝く夜の駅で三人分の約束が結ばれ、僕は離れていった。「じゃあね…」二人の女の子は下を向いてただ泣き続けた。そんなに泣かないで。心の中で二人に呼び掛けた。自分だって泣いているくせに。また会おう。この場所で。この、今日という流れ星を追いかけて。
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N4678D
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26606文字(約54分)
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通常小説[連載完結済作品(全9部分)]
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一等星久し振りの感覚だ。この涼しい風も、木が日陰(ひかげ)をつくってくれる事も。ここ「天川村(あまかわむら)」はとことん田舎(いなか)だ。建物も破棄(はき)されたボロボロの物しかない。建物と言ってもビルと言うには遠い物でどちらかと言うと3階建の家って感じだ。まぁこの田舎の中では大きい |