4:諦め
ありえない…ありえない…ありえない…ありえ…
同じ言葉がぐるぐると回っていく
ただ、思いと現実は必ずしも合うわけじゃなく
空回りして、最悪の展開になってしまう
本当にありえなかったらいいのに…
平次の言葉は全部嘘でしたっていってほしい
なぁ、蘭 蘭…
そればっかりだった
もう体力もやばいかもしれない
もう走れないかもしれない
もう探せないかもしれない
もう…
そう思った頃、公園の前にきた
所々にある街灯がぼんやりしてくる
気のせいだろうか?街灯だけの明るさではないような…?
なにか遠くでステージがあるような…
でも、そんな事どーでもいい
それよりも
これだけ探し回ってもいない…
もしかしたら…
もう…
だめかも…
…
「ばっかやろう!!俺が蘭を守るって決めたんだ!俺が!!
諦めないのが探偵だろが!!!」
叫ばずにはいられなかった
誰かに…ではない
自分に叫ぶ
諦めてはいけない
分かっているけれど、折れそうで
叫ばないと折れそうで
いつもなら、手掛かりを探して…
手掛かりか…
蘭は何か手掛かりを残してくれているのだろうか?
あったとしても、俺には見つけられなかった
俺には…
少しずつ漏れる光に
当たっていた…
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