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 なかなか中心人物以外のキャラがでてきにくいです・・・・。
 極力関わらせていきたいと思っています。
 
第八話 人の恋路ってブチ壊したくなる
 突然の一言に、僕らの動きが止まる。
 
「「・・・・・・・え?」」
 
 本来なら幸せな言葉として受け取ればいいのだが、いきなりすぎて脳が発言を拒否している。

「だから私たちとデートしてほしいの」
「・・・・・雄二は私と」
「断る」
「・・・・・許さない」
「いや待て、待ってくれ翔子。今の俺は拘束されているから身動きがとれな――――――――――――」

ズルズルズルズル・・・・・ガラッ(雄二と霧島さん退場)

「ま、あっちは置いといて・・・・・明久?」
「は、はい」

 いきなりに呼ばれたから声が上ずってしまった。

「私たちと一日ずつデートしてほしいの」
「・・・・・なんで?」
「「「なんとなく」」」

 綺麗に重なる3人の声。息ぴったりじゃないか・・・・・。

「ちょうど明日から三連休だしね」
「買い物や遊びに行くのにちょっと付き合ってっていう意味よ」
「わ、私も行きたいところがあります!」
「そ、そっか」

 そうか、そういう意味での『デート』か。へんに意識した僕の方がバカみたいだ。
 
「うん。いいよ。ちょうど何にもないしね」
 
 せっかくのお誘いだし、予定もないから荷物持ちでもやってあげよう。

「じゃ、じゃあウチが最初ねアキ」
「オッケー美波だね。待ち合わせはどこにする?」
「そ、それなら・・・・・」

 明日からの三連休、楽しくなればいいなぁ・・・・でも、その前に今日は―――――――――――――――

『吉井を処刑せよ』
『『『イエッサー』』』

 ―――――――――――――――――――生きて帰れそうにないな・・・・。



                           ☆☆☆


「遅いわよアキ~」
「え?集合時間30分前だよ?」

 男が女の子を待たせることのないように30分前に来てみたんだけど・・・・・・。

「ずいぶん早いね美波」
「べ、別に楽しみだから早く来たんじゃないんだからね!ちょっと早く目が覚めただけなんだから!」
「そ、そうなんだ」

 すごく否定された・・・・。でもすごく楽しみにしてるように見えたんだけどなぁ・・・。

「でも美波。今日はせっかく遊園地に来たんだから楽しもうよ」

 そう、僕たちは以前雄二と霧島さんを結婚させようとした如月ハイランドに来ていた。
 前に作戦に協力したお礼に一日フリーパスをもらってたからちょうどよかった。

「そ、そうね。じゃあ今日一日よろしくねアキ!」
「オッケーじゃあ行こうか!」

 そこで僕たちは入場口に走り出した・・・・・後ろに潜む、複数の影に気付かずに・・・・・・。


                           ☆☆☆

 
「ねえアキアキ!次は何に乗る?」
「ちょ、ちょっと待って、休憩しようよ休憩・・・・」
「え~」
 
 美波は入場したとたん目をキラキラさせて、いろいろなアトラクションに乗り込んでいる。
 もう3時間も乗りっぱなしだ・・・。流石に疲れてきた。

「もしかして美波遊園地はじめてなの?」
「・・・・っ!そ、そうよ。変?子供みたいにはしゃいで・・・・」

 美波はすねたように下を向いている。

「そんなことないよ。むしろ子供らしいところが可愛いよ」
「・・・・え?」

 なんで美波は不思議そうな顔をしてるんだろう?

「今日は来てよかったよ。美波の可愛い一面も見れたしね」
「バカのくせに・・・・アキのくせに・・・・」

 美波は何かをブツブツとつぶやきながら、顔を赤らめている。
 なにか気に障ること言ったかな?

「じゃ、休憩終わり!次はジェットコースターに乗ろうよ」
「う、うん」

 珍しく静かな美波の腕を引いて、ジェットコースターへ歩いて行った。

 
                           ☆☆☆


「さすが世界でもトップクラスのジェットコースターだね。速そうだ」
「そうね。アキは怖くないの?」
「まぁ全く怖くないと言えば嘘になるけどね」
「へぇー・・・あっ次だよアキ!」
 
 列に並んで会話をしてるうちに順番が回ってきたみたいだ。
 しかも一番前という特等席が回ってきた。

『は~いじゃあバーを降ろすので気を付けてくださいね~』
「・・・・・あっ、ねぇ美波?」
「なに?アキ」
「胸のところ、苦しくない?」
「そっか。そうだよね」
「どうかしたの?」
「いや前に雄二が、ここのジェットコースターのバーは胸が大きい人が乗ると胸が圧迫されて苦しいっていう話を聞いて美波はどうなのかな~って思っただけ」
「・・・・・・で、結論は?」
「ん?やっぱり美波のバストでは苦しくならないんだなぁって思っただけで・・・・痛い痛い痛い!そこの関節はそっちには曲がらない!!ていうか今ジェットコースターに乗ってるんだから危ないギャアアアアァァァァァァアアア!!!!」
「やっぱりってなによ!?やっぱりって!?」

 もはや美波は話を聞いてなかった。
 そのあと出発したコースターで、首が遠心力の加護を受けまくって、かるく失神することになった。

「美波ごめんって!許してよ」
「許さない!」

 美波はそうとうご立腹だ。

「気を取り直してさ、お化け屋敷でも行こうよ!ね?」
「・・・・・ハァ・・・・わかったわよ」
『絶好のチャンスだ。必ず仕留めろ』
『イエッサー』

 近くの着ぐるみが何かしゃべってたけど、なんだったんだろう?

「く、暗いわね・・・・・」
「まぁお化け屋敷だしね」

 前は雄二と霧島さんの動向を探ってただけだったから、廃病院を改造したこのお化け屋敷は初めてだった。
 けっこう怖そうなムードがでてるし、美波が怖がるのも無理はないかも。

「アキ、離れないでよ!?」
「オーケーオーケーわかったからまず首をつかんでいるその手から離そう美波」

 さっきから息苦しかったのはこれが原因でした。

ガコンッガシャガシャガシャッ!!

『うおおおおおおぉぉぉ!!!!』
「きゃあああああああぁぁぁぁあああああ!!!」
「ぎゃあああああああぁぁぁぁあああああ・・・・・・(ゴキッ)」

 最後のは美波が怖さで僕の首関節を粉砕した音。

ドサッ(その場に倒れこむ僕)
ダダダダダダダッ(猛ダッシュで逃げる美波)

「・・・・・・ハッ!!、危なかったぁ・・・死ぬところだった・・・・」
『いや吉井、貴様はここで死ぬぞ』
「!!」
『包囲だ』
『『『了解』』』

 な、なんてことだ。ここで異端審問会のメンバーに包囲されるなんて・・・・・!

『遺言はないか吉井』
「くっ・・・・ハッ!」
 
 その時僕の目に映ったのはお化けの衣装を着こんだ係員だった。

「た、助けてください!今そこに不良共が!」

 こ、これで助かるはず。僕の勝ちだ!ざまぁみろ異端審問会め!

ガシッ

「・・・・・?なぜ僕の腕をつかんで離さないんですか?係員さん」
『・・・・・・明久、覚悟しろ』

 うん、間違えなく今の声はクラスメイトのむっつりスケベだよ。

『ふっこんなこともあろうかと異端審問会全員が現在お化け屋敷でバイト中だ!!』
「なにぃ!?」

 異端審問会全員!?どれだけヒマなんだこのバカどもは!?

『さきほどまでの島田嬢とのデートは土屋特別監視官の撮影で見させてもらった。そしてそれを踏まえた上での判決は・・・・・・死刑だ!!!』

 この状況で逃げ切れる可能性は万に一つもない。

「万事・・・・・・休すか・・・・・・」
『殺せええええええええええ!!!!!』
『『『『うおおおおおおおお!!!』』』』

 ついでに美波はお化け屋敷出口で待機していた秀吉に、無事家まで送ってもらったそうです。

 どうでしたか?
 感想やアドバイスがあればよろしくお願いします。


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