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 投稿が遅れてしまいました・・・
受験やらテストやら入学やらといろいろとありまして・・・。
初心者なので、感想、アドバイスどんどんコメントして下さい!
第九話 笑顔は最大の武器・・・否、兵器である
「明久君!こっちですよ~!」

 僕はいま、姫路さんとスーパーマーケットに来ている。
 一日目の美波とのデートはまさか最後がDEADで終わるとは思わなかったし、あのあと家に帰ったら、ケータイに美波からの着信メールが50件を超えていた時はおどろいた、というか僕が悪いわけじゃないのにあそこまでフルボッコにされなきゃならなきゃならないんだろう・・・? 
 まあそれは置いといて・・・二日目は姫路さん、何を求めてくるのかと思っていたけど、普通の買い物だった。午前中は服や雑貨を買い、午後はスーパーマーケットで夕食の買い物に付き合ってほしいとの要望だった。
 別にもっとわがままを言ってもいいのにそこは流石姫路さんというべきだろう。
 今日の姫路さんは服も私服ですごくかわいくて新鮮だ。何より髪がポニーテールになっていたことがものすごくかわいい!ムッツリーニがいたら鼻血ものだ。
 でも・・・・・・・

『今日は私の作ったおやつを食べてほしいです!』

 だそうだ。死なないようにしたい。というより死にたくないから死なないための最大の努力をしようと決めた僕だった。

「明久君は甘いものは好きですか?」
「う、うん大好きだよ」
「そ、そうですか・・・・大好きですか・・・(ポッ)」

 顔を赤らめて下を向く姫路さん、可愛いけどどうしたんだろう?

「じゃあおやつにはうんと甘いものを作りますね」
「う、うんよろしくね」
「ではさっそく材料を見てきますから明久君はゆっくりしててくださいね?」

 そう言って駆けていく姫路さん。う~んすごく可愛いんだけど・・・作るものがものだけになぁ。
 どんな材料を買うのか気になるからこっそりついて行ってみようっと。
 姫路さんは迷わず精肉コーナーへ直行。・・・・・・!?おかしくない?作るのおやつだよね!?

「ひ、姫路さん!!それは何かが違うと思うんだけど!?」
「あ、明久君!?明久君はシフォンケーキにひき肉を入れないんですか!?」

 たぶんシフォンケーキにひき肉を入れる高校生は全国で姫路さんだけだ。

「できればひき肉を入れずに作ってみてほしいんだけど・・・・」
「ならひき肉なしで作りますね!」
「うん、そうしてもらえると(命が)助かるよ」

 よし、とりあえず危機は―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「それではマグロを入れたシフォンケーキを作りますね!お肌にもいいですし!」

 ――――――――――――――脱していない!!
 姫路さんのケーキにはなぜ必ずナマモノが混入しているの!?
 その前に姫路さんって味見とかしたことないの!?すごく気になる!!

「ひ、姫路さんって味見とかは・・・・・するタイプ?」
「味見ですか?しませんよ。だって食べてほしい人に一番に食べてほしいですから♪」

 そう言って微笑む姫路さんはとても可愛いけど今はその優しさがなにより怖い!!

「ではお会計してきますね!」
「い、いってらっしゃい・・・・」

 どうしよう、心の底から帰りたくなってきた・・・。

「明久か!?かくまってくれ!!」
「あれ?雄二?なんでこんなところに?」
「話は後だ!!今は何も言わずにかくまってくれ!!」

 そう言っていきなり僕を連れて男子トイレに駆け込む雄二。

「で、どうしたの雄二・・・?」
「ああ・・・昨日から翔子にずっと追いかけられていてな・・・・」
「やっぱり霧島さんがらみなんだね・・・・って昨日から!?」

 三連休にリア〇鬼ごっことは雄二もなかなかスリリングな休日を過ごしているようだ・・・。

「今度は何をしたの雄二?」
「てめえがデートをするから私達も・・・・とか言い出してな・・・・」
「た、大変そうだね・・・・」
「んで明久は姫路に何をしてもらってるんだ?」
「マグロシフォンケーキを作ってもらえることになったよ」
「・・・・・大変そうだな」
「生きてまた学校に行きたいよ・・・・」
「・・・・・・同意見」
「「!?」」

 いきなり個室トイレのドアが開く、そこには汗だくのムッツリーニがいた。

「ど、どうしたのムッツリーニ?」
「・・・・・明久達のデートを聞き付けて工藤が・・・・・」
「ムッツリーニも苦労してるんだな」

 隠密行動に長けたムッツリーニを追いまわせる工藤さん・・・・流石は水泳部とでも言うべきか。

プルルルルルッ 

そこで僕と雄二のケータイが鳴り響く。

「もしもし?ああなるほど、それなら男子トイレにいるよ」
「おうもしもし?ああ、そいつなら男子トイレにいるぞ」
 
 会話が終わり電話を切る。

「・・・・・雄二、みつけた」
「しょ、翔子!?明久・・・・てめえ何をしゃべった・・・?」
「ああ、今霧島さんに雄二の居場所を聞かれて答えただけだよ?」
「キサマぁぁぁあああああああああああああああああああ!!!!」

 だって霧島さんの頼みと雄二の命を天秤にかけたら・・・一瞬で結果がでたよ。

「あ~やっとみつけた!ムッツリーニ君!」
「(ビクッ)・・・・・・どうしてここが・・・?」
「え~だってさっき坂本君が教えてくれたもん♪」
 
 雄二・・・恐ろしいヤツ・・・人のこと言えないじゃないか・・・。

「ふっ・・・貴様も道連れだムッツリーニ!!!」
「・・・・・キサマ・・・・・!」
「さあ僕と一緒に下着売り場に行こうよムッツリーニ君!」
 
 なにい!?ムッツリーニのヤツなんてうらやま・・・・けしからん!!

「・・・・・断る」
「照れなくてもいいよ♪」

 もうそろそろムッツリーニの鼻血が限界点を突破したみたいだ。
そこで2人はずるずると引きずられて行ってしまった。
それじゃ僕は見つからないうちに早く戦線離脱を・・・・・トイレの入り口からそっと覗いてみる。

「姫路!!明久は男子トイレに隠れてるぞ!!」
「・・・・・・死の鉄槌を!」

 ちくしょうあの2人、自分がダメだとわかると全力でチクリやがった!!!

「・・・・・・・明久君?」
「・・・・・・・はい」

 え、笑顔が何より怖い・・・・・。

「なぜ隠れてたんですか?」
「雄二に無理矢理押し込まれました・・・・」

 これは事実だ!

「む、無理矢理!?」

 なぜそこで赤くなるんだ姫路さん・・・・?

「明久君はやっぱり坂本君のことが好きなんですか!?」

 いきなり何なんだいったい!?姫路さん壊れた!?

「僕は普通に女の子が好きだよ!!!」
「そ、そうですか。ならよかったです」
「それじゃ今日はもうこの辺で帰らない?いろいろやってたら遅くなったし」

 時計を見るともう六時になっていた。

「そうですね、今日は明久君とお買いものができて楽しかったですし!」
「それじゃ帰ろうか!」
「はい!・・・・・・あっ!それとシフォンケーキはまた学校に持っていきますね!」

 忘れようとしてたのに・・・・・姫路さんは優しいなぁ(泣)

「あ、ありがとう・・・・」

 この笑顔に立ち向かえる勇敢な人材募集中。
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