~注意~
これはバカとテストと召喚獣の二次創作です。
苦手な人はごめんなさい。それでも読んでくださるかたは本文へどうぞ。
まだまだ初心者なので改善点などがあればどんどんアドバイスよろしくおねがいします!
プロローグ 別れは突然やってくるもの
僕はそれまで突然という突然を味わってきたつもりだった。
姉さんの殺人料理に母さんのパシリ、父さんの存在感の無さ、自分の家族がノーマルな一般家庭とはかけ離れていることを自覚するには十分な時間があったと言えるだろう。
しかしまさかそれをくつがえすような出来事が僕に訪れようとは思ってもみなかった。
僕が中学3年生になってすぐの春休みに、人生でトップ3にランキングされてもいいぐらいの突然の別れが訪れた。
小学校のころから兄弟のように仲がよく、いつも一緒に遊んでいた浩平と優奈が引っ越しをするからと別れのあいさつに僕の部屋を訪ねてきたのだ。
「・・・え!?今なんて言った!?」
「ちゃんと聴いてろよバカ」
「だから中学生になっても彼女ができないのよ?」
いきなりの告白に驚いている僕に2人の罵倒がとんでくる。
「それは言い過ぎだと思う!だって浩平と優奈がいきなり引っ越しするなんて・・・」
「いきなり決められたんだからしょうがねぇだろ」
「ま、3年もすれば帰ってくるわよ」
「そんな!!君たちがいなくなったら僕は明日から・・・」
「おいおいそんな顔すんなって!高校2年生にもなりゃまた会えるからよ!」
「誰に宿題を見せてもらえばいいんだ・・・?」
「よーし優奈、アメリカ行きの前にやらなくちゃいけないことができたな?」
「目を潰す?爪を剥がす?どっちがいい?」
2人がどこからとりだしたのかペンチとロウソクを持っていた。
「待つんだ2人とも!!旅立つ友人への最後の冗談じゃないか!」
この2人なら本気で僕を殺しかねない・・・。
「なんだ。それならいいんだ」
「素直じゃないんだから」
そういいながら拷問道具をふところにもどす2人は本気で怖かった。
そんなこんなで最後の時間を楽しんでいると時計を見た優奈が浩平に話しかける。
「浩平、そろそろ時間よ?」
「おっともうそんな時間か・・・」
「え!?もう行っちゃうの?」
「言っただろ?いきなり決まったんだって」
「そっか・・・いってらっしゃい2人とも。絶対にまた日本に帰ってきてね?」
「おう」
「絶対帰ってくるわ」
「さよなら浩平、優奈・・・」
「じゃあな、明・・・バカ」
「またね、バ・・・明久」
「優奈貴様最後の瞬間まで無意識で僕をバカ扱いしようとしたな!?それに浩平、貴様は合っているのにわざわざバカに言い直すな!!」
「「アハハハハ」」
そこで笑いながら2人は僕の部屋からでていった。僕はわざと追いかけなかった。追いかけると泣いちゃいそうだったから・・・。
そのあとにひびいてきた玄関の閉まる音が、2人の前では隠していた寂しさを、いっそう際立たせるような気がした。
コンコンッ・・・ガチャッ
「アキくん、あまり気を落とさないでくださいね?」
「ハハッ何言ってるのさ姉さん。全然気にしたりしてないよ。また会えるんだし」
「アキくんがもし寂しくなったら姉さんが抱きしめてあげますからね?」
「それだけは勘弁してくれないかな姉さ・・・ゴフゥッ」
殴られて痛い思いをしたけど、不器用なりにも慰めてくれようとしている姉さんの優しさにちょっと感謝しながら、さっき2人がでていった玄関を見つめていた。
そして自分に言い聞かせるように小さくつぶやいた。
「絶対かえってくるよ、約束したんだから」
するとキッチンのほうから大音量の爆発音がきこえてきた。その音に腰をぬかしていると、焦げ臭いにおいとともに黒こげの姉さんが現れた。
「アキくん、ゆで卵をレンジでチンしたら大爆発を起こしました。私はどうしたらよいでしょうか?」
「姉さん、まさかと思うけどその手にもってるタワシは何につかうつもりなのかな?」
「タワシ?何を言っているのですかアキくん、これはりっぱなウニではないですか」
おかしい、吉井家の食事の買い物は僕が担当している。そして僕はそんなにまるまるふとったウニを大量に買い込んだ記憶も予算もない。
「姉さん・・・それどこにおいてあったの?」
「キッチンの洗いものスペースの一角にありました」
「ソレ絶対タワシだよね!?」
ガチャッ
ちょうどそのとき玄関が勢いよく開き、我らが母が帰ってきた。
「ただいま~アラ?なにこの臭い・・・?」
「ああ、いいところに帰ってきたね母さん。姉さんがタワシをウニとまちがえ・・・」
「あら玲、とてもおいしそうなウニをもってるじゃないの!どこでもらったのソレ?今夜はゴチソウねえ☆」
「母子そろってダメだった!!」
「ほらほら明久、さっさとウニ丼でもつくりなさい」
僕の記憶が正しければタワシを使用したどんぶりなどきいたことも見たこともない。使われるとすればどんぶりを食べた後の後かたづけのときのみだ。
「ほらほらさっさとつくりなさい!」
「はやくしてくださいアキくん」
「姉さんまでなんでもう食べる準備してるの!?」
その夜は結局スーパーへウニを買いにいき、本当にウニ丼をつくらされる羽目になってしまった・・・。
でもその夜、タワシを正しく使っているときには、泣きたい気持ちはどこかへとんでいってしまいって、残ってるのは次に会える日までの期待と、その時をいまかいまかと待ちわびてる自分がちょっと恥ずかしいと思ってしまう照れくささだけだった・・・。
読んでくださりありがとうございます。
改善点などがありましたら遠慮せずにどんどんおねがいします!
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