第四十二話 230万分の1の能力
第三者視点
「只今より第78回、麻帆良祭を開催します!!」
日本のある学園
そこで何万人もの人々の歓声が上がる。
その中に修道服を着た神父が1人
「大規模とは聞いていたが・・・・これほどとは」
北欧から帰ってきたシンはその祭の規模に圧倒される。
周りでは精巧に作られた着ぐるみが闊歩し、観光客と思われる家族も見られる。
某ネズミランドもびっくりだ。
「こ、これってどういう事ですかーーーー!?」
「わ、分かりません!?とりあえず現状を-----」
その喧騒の中、シンの耳がある二人の声をとらえる。
「ネギと刹那じゃないか?どうしたんだそんなに騒いで」
「シンさん!帰ってきたんですか!」
シンの声に刹那はいち早く反応し、涙目で迫る。
刹那の動揺にちょっと引くシン
「今朝にな、それよりどうしたんだ」
「実は・・・--------説明---------」
ネギは先ほど起きたこと、学園祭初日に夜まで寝過ごしてしまって騒いでいると、急に朝に戻ったこと。
「それは・・・・」
シンは刹那に目配せする。
「やっぱり・・・・」
刹那も予想は同じようだ。
「「タイムマシンだよな(ですよね)」」
「タ、タイムマシンですか!?」
ネギは二人の結論に驚く。
「アキニ!それしか考えられないと思うぜ!なんてったってそれを作ったのは超鈴音だぜ!」
(!・・やはりこれも・・・・しかし学園都市にタイムマシンなど)
シンは思考の海に漂いながら今まで読んだ原作の記憶を掘り返す。
「それなら僕・・・・・恐竜時代に生きたいな~~~」
「「「おい」」」
思考の海から帰還したシンと刹那とカモは見事にシンクロツッコミをきめた。
「シンさんも行きたい時代ってあるんですか?」
刹那はシンにそんなことを聞く、やはりシンの行きたい時代なども知りたいようだ。
シンはう~んと少し考え
「江戸時代だな!」
「い、意外と普通ですね・・・・」
刹那は意外と平凡なシンの答えに意表をつかれ逆にリアクションが取れない。
しかしシンのその答えの理由は常人とは全く違った。
「俺はある人物に会いたい、・・・・伊能忠敬、恐らくあの人は日本人で最高レベルの魔術師だ。俺の世界の伊能忠敬が作った偶像は超ハイレベルで、本物の天使が降りるとも言われた。」
「そうだったんですか!?」
刹那は驚く、ネギとカモはピンと来てないが、日本史を学んだ刹那は驚きを隠せない、日本地図で有名な伊能忠敬が最高レベルの魔術師と知れたら驚くだろう。
「ああ、もし江戸時代に行ったら伊能忠敬の偶像を作ってもらいたい。」
「「・・・・・・・」」
二人は呆然としていた。どうやらついて行けないらしい。
「それより超を探すか、それのこともアイツに聞かないと分からん。・・・もしかしたら次元の狭間に閉じこめられるかもなぁ?」
「ひぃぃぃぃぃ!」
「シンさん!ネギ先生が・・・・」
ネギはシンの脅しに恐れおののく、さすがに刹那もシンを窘める。
「悪い悪い!まあ、行こう。」
「シンさん!私たち朝の私たちと会うかも知れないのでこの服装は・・・・」
「アニキ!あそこに貸衣装屋があるぜ!」
カモが貸衣装屋を見つけたようだ、学祭の着ぐるみでも分かるようにかなりクオリティが高い。
「それじゃあ、早速。」
結論から言って、3人ともコスプレをした。
ネギは全身のウサギの着ぐるみ
「ネギ先生似合ってますね(委員長が見たら、拉致しそうですね)」
シンはぶかぶかの服、1メートル程もの長さの靴紐、首には小型の扇風機が4つ、それはある教皇代理の服装だった。
「シンさん・・・・それは。」
「まあ、面白そうだったんでな。」
そして刹那は・・・・・
「刹那・・・・それは(何でこれが此処に!?)」
「店員の人が着ろって言ったんですよ!そして無理矢理・・・・」
伝説ここに蘇り、堕天使エロメイド、-------再臨--------
「早く行きましょう!」
「ここにいると思います!」
シューティンゲーム会場
「次は此処だと!」
3D映画の放映
「いやーいませんねぇー」
「「「ちゃんとさがせぇ!」」」
ネギの捜索はこんな物だった。
だが、これが10歳の正常な反応かも知れない。
「まあいいじゃないか、元気な弟を持ったようで」
シンは建宮コスチュームで堕天使エロメイドの刹那に言う、
その顔は兄と言うより、父親のようだった。
(私は兄弟よりも・・・・・・親子の方が///)
「次はあそこに行きましょう!」
ネギが指さしたのは巨大な飛行船だった。
「よし!行こうか!」
「はい!」
走っていくネギの後を、刹那とシンが行く。
その姿は確かに、仲むつまじい夫婦のようだった。
「わぁ~!凄いな~」
「アニキはこんなのいつでもみられるじゃんか」
「杖とは違うよ!」
ネギは飛行船の窓に顔を押しつけるほど見入っている、いつも杖で見ている景色だが乗る物一つ違うだけ印象は変わってくるようだ。
「ちょっと僕、トイレに行ってきますね。」
ネギは映画の時にジュースを飲み過ぎたのか、トイレに駆け込んでいく。
そして残ったのはシンと刹那、カモ(空気)になった。
「どうでしたかシンさん。この学祭、いえ、この学園を」
刹那はシンに聞く、去年の秋から来たシンにこの学園への思いを知りたくなった。
「そうだな、この学園はまずやさしい、外で問題になっている様な虐めもない、ケンカしても地は固まる。俺の世界の学園都市は科学の街、何人もの科学者が裏で非道な事をしてきた。しかし、こっちはそんな物はない。「学園都市もそんなにひどくないと思うけどネ?」!!!超!」
シンの話に割り込んできたのは超包子の服を着た超能力者、超鈴音だった。
「早速勧誘に来させてもらったヨ、シンサン、今日はもうちょっと情報を渡すネ」
「勧誘って、どういう事ですかシンさん!」
シンが帰ってくる少し前、刹那は間違いとは言え、魔法先生に追われる超を守った。
その時魔法先生が言っていた、『問題児』、それがどういう意味をなすのかは刹那は知らない、しかし魔法先生にマークされている時点で警戒するには十分だった。
「情報とは何だ?」
しかしシンは刹那の声を聞かず、超との話を進める。
「それは、彼女ネ!」
シュン!と超の後ろに人影が現れる。
「!!!!!お前は・・・・・」
色素を全て抜き取ったような腰まで伸びる純白の髪とそれに負けず劣らず美しい白い肌、フランス人形のような華奢な手足、あまり成長しているとは思えない胸、それを覆う白と黒を基調としたゴシックロリータの服、そして・・・純白の肌の中に爛々と紅く輝く双眸。
「紹介するネ、ワタシの一番の同志、鈴科百合子ダヨ」
「超!私はその名前使うなって言ってるでしょう!」
「・・・・・・・・・・・・・・」
シンは言葉を失っている。
「シ、シンさん?」
「刹那サンはワタシと話すヨ、百合チャンはお二人でドゾドゾ!」
「百合ちゃんって何です!・・・・まあいい、シン・ハント、来てください、場所を変えます。」
百合子は超にツッコミを入れてから、シンの腕をつかむ。
場所を変えると言って空間移動をするとすぐ理解したシンは特に抵抗もしない。
「待て!貴様------」
シュン!とアーティファクトを出した刹那の目の前で2人は消えた。
「サァ、こっちはこっちでネ♪」
その顔はとても輝いていた。
シュン!2人の異世界人は飛行船の外、あるカフェに来ていた。
「それでお前は学園都市の人間なのか?」
シンは聞く。一応分かり切っているが再確認のため質問した。
「他に何が?モチロンそうです、私は学園都市第一位、元長点上機学園主席、鈴科百合子です。」
その風貌からは想像が付かない口の悪さで、百合子は答える。
(第一位が鈴科百合子?並行世界だから女なのか?しかし、あの能力は・・・)
「私の能力について考えてるんでしょう?教えましょう。」
一方通行と違い清楚で大和撫子のようなイメージを与える百合子は無邪気というよりも妖艶な微笑をする。
「ワ」
ニヤニヤと笑いながら鈴科百合子は自分の能力を言おうとする。
「タ」
百合子が手を伸ばして触れた紙コップがシンの目の前に瞬間移動し、
「シ」
そのコップが独りでに浮き上がり、クルリと一回転し、糸が切れたように机に落る
「ノ」
紙コップの中のコーヒーが竜巻の様に巻き上がる
「ノ」
バチィ!と言う音を立てて巻き上がったコーヒーが瞬間的に電気分解さる
「ウ」
残ったコップにいきなり火がつき、灰になる
「リョ」
そしてその灰が不自然な風に吹き飛ばされる
「ク」
百合子の顔がグニャァと歪む
{ハ~♪}
空気の振動を使わず、シンの脳裏に声が響く
「贋作能力、これが学園都市最強で、230万分の1の最強の能力です♪」
鈴科百合子登場です。
外見は一方通行の長髪状態ですが、性格は大和撫子系です(北中津の趣味です)
最後の能力は順番に、空間移動、念動力、水流操作、電撃使い、発火能力、風力使い、偏光能力、念話能力です。
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