どうも北中津です。
今回は戦闘シーンはありません。
第二十二話 一時の休息
シン視点
「「「「「お帰りなさいませ、木乃香お嬢様」」」」」
俺達は先ほどの戦いの疲労を癒すため、木乃香の家、つまり俺の仲間の詠春の家であり、関西呪術協会の総本山に来た。
そして、巨大な門をくぐると、何十人のお出迎えの巫女の人数・・・・詠春、ここまで堕ちたか。
「うわぁ~、木乃香の実家っていいんちょ並じゃん」
木乃香の家はかなり広い、スクナ封印の時、まだこの家が詠春の家になる前に訪れたことがあるが、この家は京都の山の一角を占めている。
木乃香のルームメイトの明日菜も驚いているようだ。
「さあ、こっちや~」
そんなことは知らず、木乃香は家に友達連れて来たかのように平然と案内する。
しばらく歩いて、木乃香に連れられてきたところは、かなり広い和風謁見の間のような部屋だった。
「ちょ、ちょっと真ん中に座っていいの?」
「ええよ、ええよ~」
みんなが部屋の真ん中に用意された座布団に座る、友達の家でもここまでの豪華さでは木乃香以外は慣れていないようで緊張している。
お、来たか
「よく来てくれましたね、木乃香のクラスメイトの皆様。そしてネギ君、任務ご苦労様です。」
部屋の奥から陰陽師の服を着た詠春が出てきた、やはり俺と違って歳はとってるようで、もう立派なおっさんだ。少し痩せたか?
「お父様久しぶりや~!」
「こらこら、木乃香。」
木乃香が詠春の胸に飛び込む、
一見、仲のいい親子の再会だが、アイツの趣味を知っている奴にとっては・・・・・犯罪だな。
所変わって、今は宴会場に来ている。詠春が夕飯を準備したのでみんなと共にご馳走になっている。
みんな今日はかなり走ったからなのかよく食べる。これでまた疲れなければいいが。
「もっと飲め飲め~~」
「ちょっと、これお酒じゃ「そんなわけないない~」完全に酔ってるでしょ。」
各々楽しんでいるようだ、俺は刹那とネギの間で懐石料理を食べている。
「刹那君」
「は、はい長!」
仕事を終わらせると言って席を外していた詠春が戻って来て刹那に後ろから声をかける。
その声に刹那は瞬時に振り返り詠春に跪く。
「そんなにかしこまらなくていいですよ、貴方は昔からそうですからね。」
「い、いえ」
そう言われても真面目な刹那だ、そう簡単に態度は変えられない。
「貴方にはこれまで苦労をかけましたね、まさか昼間から向こうが襲ってくるとは」
「いえ、こちらの不注意でお嬢様を危険な目に・・・」
刹那はやはり申し訳なさそうな顔をする。周りは騒いでいて、女子高生がおっさんに跪いているという一見犯罪臭のする行為に気付いていない。
「ははは、大丈夫ですよ、木乃香はどこか抜けてますし、周りもイベント程度にしか思ってないのでしょう?」
まあそうだろうな、あれだけのことがあってイベントで済ませるくらいだ。大抵のことは許容できそうだ、学園長がアレだからか?
「それにシンが助けてくれたのでしょう。シン、礼を言います。」
俺に頭を下げ、礼を言う詠春、こいつ口調が穏やかになったな、あの性癖は変わってないようだが家庭を持って多少変わったか?
「気にするな、これも神父の勤めだ。」
俺は酒を飲み、普通に返す。
「ええっ!長さんとシンさんって知り合いなんですか!?」
ネギが驚く、そうかこいつには話してなかったな。
「ああ、詠春とはかなり前からの付き合いだ、刹那に剣を教えているのも詠春に頼まれたからだ。ああ、そうだ詠春、明日にでも刹那と模擬戦をしてくれないか?こいつの成長ぶりを見てもらいたい。」
「ええっ!ちょちょっとシンさん!私が長となんて」
俺の隣で話を聞いていた刹那はいきなり戦うと言われ、案の定驚首をスゴイスピードで振って遠慮する。
「大丈夫だ、コイツももう歳だしブランクもある。」
元英雄でも旧世界ではこれと言って大きな事件もなかったし、関西呪術協会のトップになって実戦も久しくしてないだろう。
「ええ、面白そうですね、刹那君、明日の朝私と戦いましょう、何処までシンの技術を受け継いでいるか見物です。」
詠春もあの時の目になる、決まったな。アイツは昔ラカンほどでは無かったが弱戦闘狂だったからな。
「と言うわけだ刹那、明日のために早めに風呂に入って寝ろ。」
「は、はい・・・」
刹那は立ち上がって風呂に行った。
刹那視点
「ふぅ、全くシンさんは・・・」
私は湯につかりながら、今日の宴会のこと思い出す。
まったくシンさんは何を考えているんだ、私と長を戦わせるとは、
も、もしかしてシンさんは私をそこまで信頼して///
私の顔が熱くなる。
「刹那さんも災難だったね~」
「あ、明日菜さん」
屋敷の大浴場に明日菜さんが入ってくる。
「あのシンって人、木乃香のお父さんと仲良さそうだったね~」
「ええ、長が結婚される前、つまり十年以上の仲だそうです。」
お母様より長い仲と言うことですね。
「え??てことはあの人何歳なの??アレは完全に二十代よ」
「そ、そう言えばそうですね・・・私は分かりません。」
たしかにそうだ、長との仲間で大戦にも参加したのにあの若さはおかしい。
もしかしたら私のように・・・・・
ガラガラ。シンさんの若さについて考えていると扉の音が、お嬢様達かな?
「わぁー!おっきいねカモ君!宿も良かったけどこっちもスゴイや!」
ネギ先生!?と使い魔のオコジョが入ってくる、そうか、ここは混浴だから・・・
「ちょっとネギ!何でアンタが入ってくるのよ!」
「えっ!?明日菜さん!?ぼ、僕は長さんに入ってこいって言われたから。」
いつも通り明日菜さんがネギ先生につかみかかる、またこの人達は
「それで何でこの風呂なのよ!エロガキ!」
「あ、明日菜さん、ここは混浴なのでネギ先生が来てもおかしくありませんよ。」
「あんたは、いつもいつも女湯に入ってきてー!」
聞いてないし、ああ、始まってしまった。
ガラガラ、また!?今度は
「ははは、貴方は変わってないなシン。」
「お前はもっと変われ。」
長とシンさん!?どどどどうしよう///わ//私、裸・・・
「ネギ先生!明日菜さん!こっちです。」
私は何故かネギ先生と明日菜さんを連れて近くの岩に隠れた、混浴なのに。
どうやらシンさんは気付いてないようだ、よかった。
そういえば二人は何を話してるんだろう?
「そう言えば、アルを見つけたぞ。(刹那と明日菜とネギとオコジョか、悪意はないからいいか。)」
「アルを!?私は行方不明と聞いていたのに。」
「フン、アイツには口止めされていたがそんなの知らん。あいかわらず暗躍してるよ。」
アル?聞いたことのない名ですね、二人の友人でしょうか?長があんなに驚いているのは始めて見ました。
岩陰からシンさんの話に聞き入ってしまう私、明日菜さんやネギ先生もそのようだ。
「アルが生きていたとは、ならあのバカもどこかで生きているんだろうな」
「ナギのバカがそう簡単に死ぬか、後話は変わるが、ここに来る時・・・・」
「え!?父さん!?」
「ちょっとネギ!、ばれるわよ」
二人の会話にネギ先生のお父さんの名前が出て、我を忘れて飛び出そうとしたネギ先生を明日菜さんが抑える。ああ、またケンカに、ばれてないかな?
二人を見ると・・・・長が驚いている?何を話してるんだ?二人がうるさくて聞こえない
「・・・!?・・・あのとき確かに・・・完全なる・・・」
なんて言ってるんだ?
すこし岩陰から頭を出そうとしたら
「ちょっと夕映酔ってるんじゃない?」「そんなことないです!」
ん?また来た、この人数はお嬢様達か、まずい!ここには男性が!
「!みんな来たようだな」
「大丈夫だ、ほらあそこに裏口がある、ここは混浴だからこういう時のためにな」
シンさんと長もみんなに気付いたようで、窓の方にある裏口に走っていく。あんな所に裏口があるとは。
私はネギ先生と明日菜さんをを何とかしないと
「覗きようか?」
「違います!!私が好きなのは巫女服であり」
「あーもういい」
二人は出ていった。それとほぼ同時にみんなが入ってくる、ネギ先生と明日菜さんは気付かずケンカ?している。
「きゃー!ネギ君と明日菜なにしてるん?」
また騒がしくなりそうだ。
どうも北中津です。
今回は宴会と風呂です。
シンと詠春は完全なる世界のことを話しました、しかし、インデックスの魔術については話していません。
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