第十九話 京都
俺は今日もエヴァの別荘で魔術の修行をしている。
「くっそ~、さすがに書物が抽象的だ。ここはどうなってるんだ。」
ここ一週間、俺は一つの魔術を修めようとしている。
「どうしたんだシン?お前が行き詰まるとは珍しいな。」
「ああ、エヴァか」
いつものように、あきれ顔のエヴァが来た。
「今度は何をする気なんだ。もう外も夜だぞ」
「お前とネギの戦いを見てな、俺の使う魔法に闇の吹雪みたいな砲撃系の魔法がないからな。」
「そうか、それで何を・・・・・・・貴様これは!!」
俺が覚えようとしている魔術に関する書物を見て、エヴァが驚愕の色を浮かべる。
そこに・・
「マスター、学園長がシンさんをお呼びです。」
メイド服の茶々丸が外から入ってきた。
「そうか、ちょうど息抜き代わりに行ってくるか。」
「オイ!貴様この魔法!」
俺は出ていった。
「ああ、マスターがあんなに楽しそうに。」
「茶化すな!貴様など巻いてやる~!」
「ああああ、マスター」
さて、学園長室についたが、こんな遅くにどうしたんだ?
「入るぞ。」
「フォフォフォ、夜遅くにすまんの、実は今ネギ君達が行ってる修学旅行のことなんだがの。」
「それがどうした、俺は向こうの反対が強くてダメだったんだろ。」
そう、関西呪術協会が俺達が行こうとした際、ネギ以上に俺の反発が強かった。
「婿殿と話しての、婿殿の客人として行ってもらうことになったぞ。お主と婿殿は時が経っても有名じゃからな。新幹線のチケット等は準備してあるぞ。」
「そうか、向こうで妨害があるなら刹那の修行になる。それに詠春に教育の結果として戦わせるのも一興だな。早速行ってくる。」
「なんだかんだでお主、教育バカだの。」
「後世に優秀な者を残すのも、俺達の仕事だろ。あとチケットはいらん、ホテルだけ予約しておけ」
俺は部屋を出て行った。
「荷物はこれくらいか・・・・ちょうど十二時だな」
俺は教会に戻り、荷造りをしていた。大抵の荷物は影に入れる。ほとんど四○元ポケットだな。
「しかし、京都と麻帆良に渦があって良かった。・・・縮図巡礼」
世界樹の根元の渦から、京都の渦へ飛んだ。
そして京都
「ふう、あいかわらず慣れん。此処はどこだ?駅のようだが」
「木乃香さんを返して下さい!」
あいつら・・・・早速か
あの和服の女がが木乃香をさらったやつか。
「お札さん、お札さん、ウチを逃がして遅れやす。」
あれは前鬼、後鬼か、まあまあの術師のようだが。
「刹那!」
駅のホームの上に立ち叫ぶ。
「シンさん!何故此処に!??」
「その様子を見ると、木乃香をさらわれたようだな、此処ではワイヤー以外使うな、パターン魔術もだ!それと・・・・・後で覚悟しておけ」
ニヤァと笑う。
「は・・・はい」
刹那の背中に黒い線が見える。
「ちょっとあんた!木乃香がされたのよ。そんなこと行ってる場合じゃないでしょ!それに何であんたが桜咲さんに命令してるのよ!」
明日菜、ホントにこっちに足を踏み込んだんだな。
「俺は去年の秋から刹那の師匠をしている、そして俺の修行内容は実戦でこそ意味をなす。それに心配ない、ほら見てみろ。」
刹那の方をを見ると、
「はぁはぁ、なかなか強いなぁ、あんさんには「私がお相手しますぅ~」!言わなくても来たね」
「神鳴流の月詠ですぅ~、いごおみしりおきを~」
新手かあいつは・・・・
「刹那、変更だ!夕凪を許す!パターン魔術もだ!」
「それほど強い・・・・耐久硬度!」
「ざーんがーんけーん!」
「くっ!七閃!」
月詠の剣と刹那のワイヤーが交錯する。耐久硬度をしている分、ワイヤーは切れない。
「硬い鋼糸ですわ~でも~」
ワイヤーを引き戻す時の隙を見て、月詠という少女が飛び込む。
「ざーんくーうせーん」
ズバァと刀が横一文字に振るわれる。
「くっ」
ガキィン!刹那は夕凪を取り出し、受け止める。
「隙有りィ!奥義!百花繚」
「甘いです~らーいめーい」
あの量の気は、さすがに強すぎる!間に合わないっ!
「ちっ!ゼロにする!」
「なっ!?」
「ふぇ!?」
コツンとお互いの剣がゆっくりと当たる。
「なんで?なんでや?」
「シンさん、何かしましたか?」
ジロリ・・・二人がこっちを見てくる。怖ぇよ
「ああ、お前達の武器としての性能をゼロにした。アレ放ったら新聞物だ。それに・・・ほれ」
「木乃香さん、大丈夫ですか!?」
向こうでは、ネギと明日菜が木乃香を助け出していた。
向こうの術師も
「月詠!逃げるでっ!」
「ちぇ~~、しょうがないですね~、それじゃあ皆さんまた今度~~~」
向こうも帰っていった。
「とりあえず終わったな、よくやったな刹那、あいつはかなり格上だったぞ。」
「はっはい!」
グイグイ
「・・・・・」
「?」
グイグイグイ
刹那が頭を押しつけてくる
「ああ、刹那、今日はなしだ。」
「なっ!!!!!」
「これが木乃香を危険な目に遭わせた罰だ」
ズーーーーーーーン
「あ、あの桜咲さん、よくわかんないけど元気だそうよ。きっといいことあるって」
こっちに来た、ネギ達が刹那を慰める。
「はい、ありがとうございます。」
刹那は地面に体育座りしていた。
「さあ立て刹那、今度頑張ったらやってやるから。」
「はい」
「早!?」
「さあ、宿に行くぞ、俺もそこに泊まるだろう。」
「お前達がいないと、他の奴が怪しむぞ。」
「そっ、そうだった!行くわよネギ!」
「は、はい。刹那さんも!」
「はい・・・・・・・・早く来ないかな、敵」
危険な思想を持ったまま、刹那は宿に向かう。
どうも北中津です。
今回は第一回目の襲撃でした。
ソーロルムの術式は主人公があまり使いたがりません。
そこそこ魔力消費があり、アレばかり使っていては成長できないからですが。
現実的にはパワーバランスが崩壊するからです。
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