第十七話 果たし状
今日もいつも通り教会で神の血を飲んでいると。
「失礼します、シンさんは見えますか。」
茶々丸が来た。大停電は明日だから、そのことか?
「どうした、茶々丸」
「実は、・・・・マスターが風邪を引かれまして。私は薬を取ってきますので、それまで見ていてくれないでしょうか?」
風邪・・・・もう春だというのに何してるんだ最強種。
「風邪?真祖の吸血鬼が?」
「風邪と、あと花粉症も併発しています。」
花粉症、何百年悩まされたんだ?
「マスターは基本、普通の中学生と変わらない体ですから。」
「そうか、帰りは何時頃になる?」
「恐らく夕方には」
「わかった、行ってくる。」
吸血鬼の風邪もそう見られない。
「ありがとうございます。」
あいかわらず礼儀正しい子だなぁ~
そしてエヴァ邸
「ゴホッ、貴様の助け、ゴホッ、などいらん、ゴホッ」
「言動と行動が伴ってないぞ。」
エヴァは冷え○タを張って、ふらふらの状態で二階から降りてきた。
「私は真、ゴホッ、祖の吸血、ゴホッ鬼だぞ。」
「はいはい、エヴァは強い強い、さあ、上で寝てようね~、俺は下にいるから呼んでくれ。」
「オイ、子供扱い、ゴホッ、するな!」
文句を言いつつも、闇の福音は風邪に勝てず上に行った。
「さて、ルーンのカードでも作るか。」
俺はルーンのカードを作ることにした、コピーしてもいいんだが魔力をこめながら作った方がカードの質が上がる。
五十枚位作った頃
コンコン
「失礼しま~す、誰かいませんか~?」
この声は・・・、俺は扉を開けた。
「えっ!何で貴方が。」
「何のようだ、ネギスプリングフィールド。」
この前の出来事もあり、少し威圧してしまう俺
「こ、これを、エヴァンジェリンさんに渡しに来ました!」
果たし状?奇襲やら果たし状やら、コイツは極端だな。まあ、多少は自分で考えたんだろう。
「エヴァは風邪だ、今上にいる。あまり時間をかけないのなら上がっていってもいいぞ。」
「か、風邪!吸血鬼って風邪引くんですか?」
「何でもそうらしいな、そんなにひどくないから、さっさと行け」
このおどおどした奴がナギの子なのか、ないつなら「マジで、吸血鬼が風邪かよ!おいシン!見に行こうぜっ!」くらい言いそうだ。
「そ、そうですか、それじゃあ」
なんという温度差、と思いつつネギが階段に向かうと
「フフフ、その必要はないぞぼうや」
冷え○タを取って、極力威厳を持ったように見せたエヴァが降りてきた。
「何してるんだエヴァ、まだ風邪は治ってないだろ。」
「フッ、この闇の福音が風邪如きにィ~~~ぱた」
エヴァは倒れた。
「だっ!大丈夫ですか?エヴァンジェリンさん!」
「俺が連れて行く、君も来い。」
俺はエヴァを抱えて、上のベッドに行った。
「さて、ネギスプリングフィールド、俺は下にいるからエヴァが起きるまで見ていてくれ、起きたら果たし状を渡すといい。しっかり見ろよ先生。」
「は、はい!」
へんに先生の役職に反応するな、気負いかな。
俺は下に降りてワイヤーの手入れをすることにした。
数分後
「貴様見たなアアアアアアア!!!!」
「ご、ごめんなさ~い!」
エヴァに追いかけられ、ネギが出ていった。
「どうしたんだエヴァ、ネギが何を見たんだ。お前がそこまで怒るなんて。」
「あ、あいつに、私がナギにやられた日の夢を見られたんだ!」
ああ、あのケンカか、
「あ~~、あの日か」
「そうだ!あの日だ!貴様もいただろう!」
エヴァ、首が痛い、不老でも殺されれば死ぬんだよ。
「起きたら、あいつが果たし状なんぞ渡してくるし、シン!必ずあいつ等を八つ裂きにするぞ。」
「俺まで、悪役に巻き込むな。」
「フフ、私に手を貸した以上、貴様も悪い魔法使いの一員だ。嫌いじゃないだろう。」
まあ、そうだけど。
どうも北中津です
今回はエヴァの風邪です。
シンはネギに怒りを抱いていますが、目の敵ほどでもありません。
「ちょっとダメだろこれは」程度です。
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