アリエッタ...(2/6)縦書き表示RDF


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アリエッタ...
作:かなん



ArcanO...秘密




君を守りたい

何があっても


君に癒されたい

辛い時こそ


君を愛したい

全てを捧げるから


君と愛し合いたい

ずっと一緒にいたいから

















でも

この立場では

うまくいきっこない






君はお姫様

俺は家来



身分の違いさに

嫌気がさす






ただ

君を

愛していたい

だけなのにー…







































桜が舞う季節。


風が身にしみる。

春とは言え、まだ肌寒い。



何年も住み続け、今や自分の誇りにもなっとる国:トヤーマ。

何年も守り続けとるこの城。












そして…











「ヘイジ〜おはよッ」








何年も共にしている、愛しい彼女。












まあ、彼女ゆ〜ても、誰も知らへん事やけどな。


…ふたりだけの秘密。











「おはようございます」
「元気ないなあ〜まだ寒いん?」
「ちゃいます、考え事しとったんです」
「ふ〜ん…あんま悩むとハゲるで?」


無邪気に笑う可愛い姫。








17年間共に過ごしている幼なじみのお姫様。
愛しい、愛しい人。

この女ほど、命がけで助けたヤツはおらん。



失いたない…



守りたい…



だからこそ秘密の関係。



















「はあ〜寒…」


まだ少し白い息。



小声で言ったつもりやろうけど、俺はちゃ〜んと聞いてるで。



「寒いなら、どうぞ」


俺は自分のマントをカズハの肩に優しく乗せる。


まるで、カズハを抱きしめるかのように…






「…ありがと」


少し赤くなった頬。

愛しくてたまらない。





愛してる、君の事。












愛してるねん。















「ヘイジ」

「はい?」

「…二人の時は敬語使わんといて…」

「ん…わかった…」





周りに誰もいない事を確認し、キスをする。



「ヘイジ、好きや」

「俺もや、カズハ」











バレれば最後。

バレないように慎重に。









お互いの愛を感じながら、今日も一日が始まった。












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