吉良イヅルのハチャメチャな休日縦書き表示RDF


吉良イヅルのハチャメチャな休日
作:威都喜



発端は1日前に遡る。珍しく早く書類を書き上げて市丸隊長に提出した俺は乱菊さんに誘われて自室で酒を飲んでいた

「…らしいのよねぇ。もう聞いてるの!」

予想通り早く俺は酔いつぶれ意識を失い気が付いたら朝になっていた。

どうやら乱菊さんも帰った後らしく酒瓶を片づけようと立ち上がろうとしたその時…悲劇は起きた。

バタンッ ドタドタ

なんとその場にあった酒瓶で転んでしまったのだ。

「あたたっ…まったくよくこんなに飲んだよな僕…ぎゃああああ!!!」

僕の部屋には姿見ほど立派ではないが卓上の鏡がある。その鏡に映った自分の姿が…何と縮んでいるのだ。

「…あ…あり得ない。そうだきっと夢だ!!」

ふて寝を決め込もうとしたが既に遅し

バタン!!!

「吉良!どうし…た。うぉ!!!いつのまにそんなに縮んでんだよお前!!」

近くを通り掛かったらしい阿散井くんに見つかった。

「僕だって知らないよ!…昨日は乱菊さんと飲んでて、起きたらもうこうなってたんだ」

「…あり得ねぇ。そうだ四番隊行こうぜ…原因が分かるかも」

四番隊へ行く=今のこの自分が見られる=恥ずかしい の図式ができあがり必死にもがいたが

大人と子どもじゃ大人がつよいって事は知れてる。軽々と担がれて四番隊に直行した

「…と云うわけでして、なんとかなりませんか?卯ノ花隊長」

四番隊隊長 卯ノ花烈は書物を持ってきたが

「残念ながら・・直す方法はありませんね。十二番隊に相談してはどうでしょう?」

一番行きたくない場所だったので唖然となった

「卯ノ花隊長でも直せないとなると・・・諦めて十二番隊に行くしかねぇな」

「嫌だぁ!!!!!!僕まだ死にたくないー!!!!!」

イヅルは子どもがぐずるように嫌嫌と首を横に振ったが

「・・・しゃあねぇだろ。じゃあずっとこのままでいいってのか?」

「それは困るよ。市丸隊長の雑務だって残ってるんだよ!僕がいなくなったら三番隊は成り立たないよ」

仕方なく十二番隊の技術開発局に向かう事になった

「・・・昨日までは普通だったんだな?」

「そうなんです。・・乱菊さんと飲んでから縮んじゃったみたいで」

技術開発局の阿近がカルテに何か記して検査をした結果

「・・・酒の成分に幼児化させる何かがあったかもしれねぇな。何本くらい飲んだ?」

「えっと・・・分かりません。でも10本以上は飲んだかも」

「・・・・どんだけ飲まされてんだよお前。とにかく・・もう少し検査してみるか」

「よろしくお願いします。」

イヅルはどうしたものかと考えた末、三番隊隊舎に向かう事にしたが

「・・・市丸隊長には俺から言っとくから吉良は休んでな」

という恋次の申し出に甘える事にした



「でもやる事ないもんだね。俳句でも読もうか」

自室に戻り暇つぶしを考えているといきなり障子が開き市丸隊長が入ってきた

「おはよぉイヅルv・・・阿散井君から話は聞いたよ。可愛いくなってしもて・・・」

「えぇっ・・・あの市丸隊長!仕事は!!!」

「そんなんパスやパス!それにや、こんな可愛いイヅル見れるなら仕事なんかせんでもええわv」

そういってるけど結局は自分に跳ね返るんだよな(泣)

イヅルは泣きたくなった。

「今日は何も心配せんと休みもろたと思って休んどり。」

市丸隊長・・・あなたからそんな言葉が聞けるなんて・・と感激していたが後悔した

「イヅル。早よおいでv」

いつのまにか布団が敷かれてその上に市丸がいた

「え?・・・あの市丸隊長?」

「たまには部下と添い寝くらいかまへんやろv」

やっぱりかぁ!!!!!!阿散井君ヘルプミー!!!!

と心の中で叫んで逃げたがかなわず市丸隊長と一緒に眠った

「・・・あれ?戻ってる!!!」

目覚めた時には体が元に戻っていた

「やったー!!元に戻った〜!!!」

「なんや残念。・・・折角涅隊長から薬もろて乱菊に実行さしたったのに」

「はぁ!・・・まさか黒幕って市丸隊長だったんですか!!!」

「あはvバレた?」

「バレた?・・じゃないです!!!僕凄く不安だったんですからね!!!」

いつもの事だから仕方ないにしてもこれは酷いだろう

「すまんなぁイヅル。今日は特別に奢ったるから」

「また酒ですか!!!・・・もう酒はこりごりですよ」

しかし数時間後、またベロンベロンによっ払い介抱されたのはいうまでもない


    END














ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




◆BACK
小説家になろう