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嘘つき二人
正直者が嘘を吐かないのは道理だが、嘘つきが正直に話さないとは、限らない。
すなわち、嘘つきとはそれだけ不可解な思考回路の下にできており、故に口火を切っても真実を伝えることしかできない正直者には、嘘つきを心から理解することは不可能だったのだろう。
到底、私にも不可能だ。
これより語られる物語には、嘘つきが二人登場する。
一人は言葉を用いて聴覚より騙す詐欺師。
一人は体を変化させ視覚より騙す代理人。
彼らは互いを忌み嫌い、そして同時に互いを羨望し合う。
舞台は、とある私立高校。
相対するは、鮮血に踊る、名も無き殺戮者。
一人の少女を救う為、はたまた一人の人間を騙す為、二人の少年が嘘を吐く…………!!
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