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透き通るような記憶の中で 作者:しんたろー
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1.失った記憶

どうも。しんたろーと申します。初投稿です。まだまだ至らぬ点がたくさんございますが、一人でも多くの人に読んで頂けると幸いです。できるだけ早めの投稿を心がけていこうと思います。よろしくお願いいたします。
「暑い・・・」

 唸るような暑さで目が覚めた。とりあえず水分だ。死んでしまう・・・。動きたくないと悲鳴をあげている体に鞭を打ち、何とかベッドから起き上がる。しかしここである一つのことに気が付く。

「ここどこだ?」

 はて、誘拐でもされたか。でも縛られてる訳でもないし周りに誰もいない。

「まったく状況が分からん・・・」

 段々と頭が冴えてきて周りの状況が分かってきた。俺は今、アパートの一室にいる。広さは10畳ほどだろうか。カーテンを開け、外の景色を見てみる。ふむ・・4階ってとこか。家具は今寝ていたベッド以外には何もなく、監獄と言われても信じてしまうような薄暗さ。玄関と思われる扉の右隣にもう一つ扉がある。

「ここはトイレか」

 一通り部屋の中を探索していると、強烈なのどの渇きに襲われる。しかし、この部屋の中では水分を補給することは不可能だろう。とりあえず部屋から出よう。そう思いドアノブに手をかけた、その瞬間・・・

「ピンポーン」

 インターホンが部屋の中に鳴り響く。覗き口を使い外を見てみると、一人の少女が立っていた。
さて、どうしたものだろう。今現在、俺はこの状況をまったく理解していない。こんな時にホイホイと
少女を部屋の中に入れてもいいものだろうか。しかし、脱水状態でぶっ倒れそうな状態の俺にまともな判断が出来る訳もなく、

「まあいっか、この子可愛いし。可愛いは正義っていうしな」

 そう自己解決し、ドアを開ける。

「わ!びっくりした!」 

少女は俺が出てくると思っていなかったのか両手をビクッとさせ、そう言った。

「えっと、どちらさん?」
「あ、いきなり訪ねてごめんなさい。私はメモ。あなたがずっと部屋から出てこないから、様子を見に来たの」
「へえ、そうなのか。そりゃあ心配かけたな」
「あなたも能力者ってことでいいのよね?」

メモはこちらの顔色を覗くようにして、そう言った。少し怯えているようにも見えた。

「能力者?何のことだ?」
「え・・・?あなた名前は?」
「名前?ああ自己紹介が遅れたな。俺は・・・・」

 そこで気づく。あれ?俺って名前なんだっけ。そもそも俺って誰だ?思い出せない。

「どうしたの?」
「ごめん・・自分の名前が分からない」
「え?それってどういう・・・わ!?」

 俺はその場に倒れそうになる。どうやら限界のようだ。

「のどが・・・渇いて・・・」
「大変!とりあえず私の部屋に!歩ける?」
「なんとか・・」

 俺は倒れそうになるのを何とか堪えてメモの後に続く。なぜこうも頭の中が空っぽなのか。それについて
考える余裕は今はなかった。
読んで頂き、ありがとうございます。感想等があれば何でもコメントして下さい。批判でも構いません。
ただ、暴言などは控えて頂けると嬉しいです。応援よろしくお願いいたします。
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