ウルトラソウル

　遠い昔、世界の安寧は『６人の代行者』に託された。代行者とは、〝神の代わりに世界を守る者〟を指す。その証として、彼らには一振りずつ、少女の人格《アンジェ》を宿した剣が与えられたという。
　寿潤人はそんな神話とは全く縁の無い現代日本で、気想術《ソウルスキル》と呼ばれる異能を学ぶ高校２年生。〝天候〟に恵まれない潤人は気想術の成績が伸び悩み、完全に自信を見失っていた。
　一方、《アンジェ》を宿した剣の１つ、『竜牙』を持つアズロットは、謎の組織からとある人物を抹殺する依頼を受け、日本を目指す。その人物の中には、『６人の代行者』の１人にして反乱を起こし、〝東京〟を消滅させた黒幕――『魔人』が宿っていた。
※中２病要素を多く含むダークな雰囲気の作品です。