むかしむかし。鬼たちの棲む島、その名も“鬼が島”(そのまんまだな)に一通の書状が届いた。
『犬、猿、キジを味方につけました。いまからあなたがたを退治しに参ります 桃太郎』
内容を読んだ鬼たちは笑った。というか爆笑した。
犬と猿とキジ? そんなメンバーで何ができる。馬鹿な男め!
鬼たちは余裕の態度で桃太郎がやってくるのを待った。
そして決闘の当日。
「……なに、あれ」
目を点にする鬼たち。その瞳の先ではおびただしい数の犬、猿、キジを乗せた大船団が鬼が島を囲んでいる。その数ざっと100隻!
呆然と立ち尽くす鬼たちに、先陣を切る犬軍(群?)の総大将は言った。
「別に、一匹ずつとは言ってないし」
し、信じられねえことしやがるぞあいつらっ!!
――そして彼らは鬼たちを圧倒し、見事敵の本拠地を制圧した。
彼らにやられた鬼たちは後にこう語っている。
「すさまじい数の動物がいてよくわからなかったが……
桃太郎、居たっけ?」
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