第08話:いろはとはつねの最初の出会い!その1
ユートニウム博士の研究所に、ももこ達5人が集まっていた。
「そういえば、はつねといろはってどうやって仲良くなったの?」
「え?」
ももこの質問に、いろはとはつねはキョトンとした。
「そういえばそうですわね。」
「2人とも性格が真逆だもんな〜。」
みやことかおるも口々に言う。
「気になってるんやったら、話したってもええで!な、いろは?」
「ええ、そうですわね。どこから話したものか。」
2人は考え込むと、ポンと手を叩いた。
「そや、ほなあの頃の話から話したろか!」
「そう、あれは私が大阪ジュニアハイスクールに転校して来た日の事でしたわ・・・」
いろはとはつねは、その頃の思い出をももこ達に話し始めた。
およそ1年前・・・
大阪ジュニアハイスクール
「本日転校して来ました、羽根木はつねですわ。よろしくお願いしますわ。」
はつねは頭を下げた。
「アンタ!」
緑色の髪の少女が声をかけた。
「何ですの、あなた?」
「ウチはこのクラスの委員長、梅丘いろはや。アンタもこのクラスに入ったからには、ここのルールに従ってもらうで!」
「何か堅苦しいですの、そういうの・・・」
「何やとコラ〜!?」
初回から相性が悪いいろはとはつねであった。
「羽根木さん!ウチのクラスではアクセサリー類は着用禁止!」
「何で委員長のあなたが風紀を注意するんですの!」
「そやかてウチ、風紀委員もやってるもん。」
「何ですと〜!!」
「正確に言うと代理やけどね。」
「いろは、面倒見がええから。」
「それ以前の問題ですの〜!!」
「・・・とまぁ、こんな事があってな。」
「どう考えても仲悪いじゃん!」
「どうやったらこういう関係になるんだ?」
「焦らないでください。ここからが本題なんですから。」
放課後、いろはは美術室でデッサンしていた。
そこにはつねが入って来る。
「梅丘さん、部活ですの?」
「ああ。ウチ色々な運動部掛け持ちしとうからな。落ち着けるんこの部活だけなんよ。今日は他の部員もおらへんし。」
「そうなんですか。私も近々音楽の発表会があるので、フルートとハープの練習させてもらってよろしいですか?」
「ええで。」
いろははデッサンの続きを始めた。
「(絶対梅丘さんの弱点を見つけてやるですの!)」
はつねは別の目的で張り切っていた。
と、その時・・・
向こうから白い光2つ飛んで来た。
白い光は窓ガラスを突き破り、いろはとはつねに当たった。
ドンッ!!
「うわぁぁぁ!?」
「うきゃああ!?」
いろはとはつねは光に包まれると、とんでもない姿になった。
「シンガーッ・フルーティアァァ!!」
「カラードーッ・グラフィティアーッ!!」
はつねは桃色を意識した姿に、いろはは黄色を意識した姿に変身した。
「な、何やこれは〜!?」
「何ですの、これは〜!!」
はつねといろはは慌てた。
「うわ、ウチいつの間にスカートはいて・・・」
「梅丘さん、スカートがお嫌いなんですの?」
「勘違いすなや?ウチはただ単に足技を使いにくいからスカートはきたくないだけや!」
「あ、そうなんですか・・・」
「何にしても、ちょっとつき合ってもらうで羽根木さん!」
「はい?」
「心当たりがあるんや。こないな事しそうなヤツをな!」
「ハ、ハァ・・・」
いろはとはつねは、割れた窓から外に飛び出した。
これが、後に大阪CITYの平和を守っていく事になるシンガー・フルーティアとカラード・グラフィティア誕生の瞬間であった・・・
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