第07話:バターカップの恋!?その2
「う・・・うぅ・・・ん・・・」
かおるはようやく目を覚ました。
「ここ・・・どこだ?そうか・・・オレ、ギャングリーンギャングの連中に囲まれて、クレアってヤツのマッサージで動けなくなって、その後ヤツに飲み込まれて・・・ハッ!!」
かおるは目を覚ますと、自分が薄暗い地下室のような場所に閉じ込められている事に気づいた。
彼女の体はロープで縛られ、ベッドの上に寝かされている。
「オレの変身コンパクトは・・・?あの台の上か・・・何とかあそこまで行けないかな・・・」
かおるは立ち上がろうとしたが、扉が開く音が聞こえたので立ち上がるのを止めた。
かおるがジッとしていると、エースとクレアが中に入って来た。
「起きてたか、バターカップ。」
「あら?エース。この子コンパクトを取りに行こうとしてたみたいよ。少しいる位置がズレてる。」
「当たり前だ!いつまでも捕まってるワケにはいかねぇんだよ!!」
かおるは叫んだ。
「どうやら、自分の立場がよくわかってないようですわねぇ・・・」
「クレア、やっちまえ。」
「ええ。」
クレアはかおるの背後に回り、かおるにマッサージをした。
「ヒャアアア!?く、くすぐったい・・・」
かおるが動けなくなった瞬間、クレアがかおるの両足を縄で縛った。
「逃げようとするからこうなるのですよ?パワード・バターカップさん?」
そう言って、クレアはエースと共に部屋を出て行った。
翌日、かおるが家に帰っていないと松原家から聞かされたももこは、みやこと一緒にかおるを捜していた。
はつねといろははそれぞれ別行動している。
「みやこ、スネークにかおるの行方聞いたら良いんじゃないの?」
「それもそうですわね、では行きましょう。」
しかし、ももことみやこがスネークを探し当てると、既にはつねが行方を聞いていた。
「あ、はつね!」
「はつねさん!」
「あら、ももこさんにみやこさん。かおるさんの行方についてならもうスネークさんに聞きましたわ。おそらく、エース達に捕まったのではないかと言ってましたわ。」
「エース達に!?」
「それで、その場所はどこなんですの?」
「以前自分が所属していた頃、根城にしていたアジトがあると言ってました。地図も借りてありますわ。」
「それじゃ、行きますか!」
ももこ達はコンパクトをかざすと、パワパフZに変身した。
「ハイパーッ・ブロッサムッ!!」
「ローリングゥ・バブルスー!!」
「シンガー・フルーティアァ!!」
ブロッサム達は飛び出して行った。
「着いたわ!ここよ!!」
「早くバターカップを助けましょう!」
ブロッサム達は中へと入った。
中にはエースが立っていた。
「おーっと、来るのがずいぶん早かったな。まぁどうせ、裏切り者のスネークに地図でも借りたんだろうが・・・」
「ご託は良いから、バターカップを出しなさい!!」
「いいだろ。オマエ達!!」
エースに言われて、ビッグ達も出て来た。
ビッグの腕には、縛られたバターカップが抱えられている。
「ブロッサム・・・バブルス・・・フルーティア・・・」
「バターカップは返してもらいますわよ!!」
フルーティアが叫んだ。
「そうはいくかよ。グラバー、リトル!ヤツらを捕まえろ!!」
「おーっ!!」
グラバーとリトルが向かって来た。
「させませんわよ!ボレロ・プロテクション!!」
フルーティアが奏でたハープから炎の盾が飛び出した。
「アヂヂヂ!!」
2人は飛び上がった。
「今ですわ!私が引きつけている間にバターカップを・・・」
「ナメてるねー・・・グラバー、変身だよ!」
「あう。」
グラバーはなんとバターカップに変身した。
「ええ!?そ、そんな・・・!!」
「食らえ!!アクアグラビトン・ドライブ!!」
グラバーのハンマーが、フルーティアの盾を破壊した。
「キャアアアアア!!」
フルーティアは吹っ飛ばされた。
「フルーティア!!」
「余所見をしてる余裕があるのかよ?」
エースがカードを次々と投げてくる。
「ここは私が!バブル・シャンパーン!!」
バブルスが泡を出して、カードを止めた。
「甘いぜ!!」
エースがそう言うと、突然カードからトゲが突き出し、泡を割った。
「ウソ・・・キャアアアアア!!」
トゲ付きカードの直撃を受けるバブルス。
「バブルス!!」
「背中がお留守ですわよ?」
「!!」
いつの間にかブロッサムの背後をとらえていたクレアが、ブロッサムにマッサージを仕掛けた。
「あぁ・・・力が抜ける・・・」
ブロッサムも倒れ込んでしまった。
「ブロッサム!バブルス!フルーティア!!」
バターカップは叫んだ。
「あっけなかったわね。」
クレアはそう言いながら、ブロッサム達を縛り上げた。
縛り上げられたブロッサム達を囲むように、エース達は立っている。
「やったぞ!ボク達ついにパワパフZに勝ったんだ!!」
「さすがのあなた達も、こうなると形無しですわねぇ・・・」
「うぅ・・・」
「リーダー、コイツらどうする?」
「そうだな。海にでも連れてって魚のエサにでもしちまうか?」
「イヤ〜ッ!!!」
ブロッサム達は悲鳴を上げた。
「ハーハッハッハッ!!」
エースは高笑いした。
と、その時・・・
「アンタら、誰かの事忘れてへんかぁ・・・?」
「そ、その声・・・」
「このウチ、梅丘いろはを!!」
「クソッ!よく見たら5人そろってなかったぜ!まぁいい、テメェも捕まえりゃ済む話だぜ!!行けぇ、オマエらぁ!!」
「おーっ!!」
「ウチをあまりナメへん方がええよ・・・」
そういうと、いろははコンパクトを取り出し変身した。
「カラードォ・グラフィティアーッ!!」
「やっちまえーっ!!」
グラバーが変身したブロッサム、ビッグの怪力、リトルの俊足も、グラフィティアは難なくあしらっていく。
「ウチにこんなチャチな戦法が通じるか!」
「アタシを忘れてもらっては困りますわ!」
「!!」
グラフィティアの背後をとったクレアが、彼女にマッサージをした。
「くぅ・・・しまった・・・なーんてな。ウチにこんなものが、通用すると思てんのか・・・?」
「な、何!?こらクレア、ちゃんとマッサージしろ!!」
「で、でもエース・・・この子の腕、まるでダイヤモンドみたいに固くて・・・全然ほぐれないの!!」
「な、何だとー!?仕方がねぇ、全員でやっちまえーっ!!」
エース達は一斉に飛びかかったが、グラフィティアは難なく5人を持ち上げた。
グラフィティアは5人を持ち上げたまま回転し、5人を吹き飛ばした。
「ぐはっ!!」
エース達が気絶する。
「アンタら、覚悟しぃや!グラフィティアドライブ!!5連発ーッ!!」
グラフィティアは強大なハンマーで、5人を殴り飛ばした。
「ぐわぁーっ!!」
「オーマイガーですわーっ!!」
「やっぱり脂っこい物食いたかったよーっ!!」
「イテェよイテェよーっ!!」
「あうあうぁーっ!!」
エース達は星になった。
その後、スネークは元の姿に戻り、かおるは正式にスネークとの交際をももこ達に発表したのだった。
かおるの未来に・・・
幸あれ♪
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