11.シャワールーム
その後、スティルは他人と最低限のやり取りをするだけで、黙々と仕事をこなし続けた。
その一方で透は、ほとんど誰も話しかけてこないので、これからのことについて色々と考えに耽ることが出来た。 (上の空になることが多く、二回ほど、言われたことをそのまま聞き流してしまうということがあり、その度に教えているスティルから氷のように冷たい皮肉を言われたが。)
だが、いくら考えても、二人が透をからかって来た時にどうすれば最大限の恐怖を与え、最小限の怪我で済ませるかくらいしか具体的な考えが浮かばずに終わった。 取り敢えず、暫くの間は資金稼ぎに従事しようという漠然とした考えに止まる。
そうやって、考えながら時間を忘れて仕事に励んでいると、気が付くころには、真夜中になっていた。店が閉店して、客がそれにあわせて帰っていく。 清潔に見える店内も、人がいなくなって細かいところにまで目が行くようになると、食べ物をこぼしたあと等で汚れていた。
そう、閉店となるとその後の片付けもしなくてはならない。
店内は消灯して、厨房周辺の明かりが店内を薄暗く照らしていた。
透は濡れた布巾と十枚のシーツを渡されると(実際はカウンターの横に置いてもらった)店内のテーブルに被せてある、しみのついたシーツを引っぺがし、テーブルを拭いてから新しいシーツを被せる。
布巾にも、手伝いを始める前にスティルから貰ったあの液体が染みつかせてあるのか、拭くたび微かに爽やかな匂いが立ち上った。 残りも次々に取り換え、変え終わったシーツをカウンターの横にまとめておく。この汚れたシーツは、明日洗うことになる。
「ふぅ〜……」
透は最後の仕事を終えた達成感に浸りながら、カウンターに一番近いテーブルの席に座ると肘をつく。疲れたように息を吐き、深呼吸すると、ハーブの香りと微かにアルコールの匂いがした。
これも次第にアルコールが気化して、ハーブの香りしか感じ取れなくなるだろう。
「お疲れ様。いやぁ、いい働きぶりだったよ」
テーブルに突っ伏して新しく代えたシーツの上から、拭いた後の残り香を嗅いでいると、オヤジ陽気に笑いながら背中を叩いた。強く叩かれると思い、身を強張らせたが、本当に軽くポンと叩いた。
「は、はい………」
疲れて顔を歪ませるように苦笑いする透。いままで、働いてこんなに疲れたことは無かった。とは言っても、二ヶ月くらいしかまだ働いていなかったが。
「少ないが受け取ってくれ。ああ。日給みたいなものだ」
そう言って差し出されたのは、五枚の金貨だった。たしか金貨は一枚一ゴールドだったはず。
透は、片づけている最中に、ふと、店のメニューを見てみたが、一食分満足に食べるのに一ゴールド掛かるか、掛からない程度だ。
「いえ、泊まらせて頂いているのに…」
と、困惑した表情で首を振って断った。
来るもの拒まず(物限定)の透も、さすがに受け取るわけにはいかない、と透の中の謙虚な自分がそう訴えた。
「じゃぁ、これならどうだ?今日の君の働きは、二十ゴールドと相当の働きだった」
「僕、そんなに働いてません」
オヤジが提案するが、透はオヤジの言葉を遮るように即答した。オヤジは、最後まで聞きなさい、と透の目の前に手を出すと言葉をつづける。
「まぁ、それを払ったとしよう。そして、君達が泊まっている料金は一日当り、一人五ゴールド。合計十五ゴールドでお釣、五ゴールド。ん?どうだ?」
オヤジさんが腰を屈めて、首を何とか擡げて顔を見上げている透の目線に合わせた。
「え、でも………、あの、それならもう少し金額を減らしてくださいませんか?受け取り辛いです」
透は、真正面から目を合わせられ、しばしば目を逸らしながらもじもじと答えた。
「いや、君は受け取らないといけないんだ。それに、早くハンターとして活動したいんだろ?」
頑固として渡そうとするオヤジ。 それに応じず断固として首を縦に振らない透。変な戦いになっているが、なんとなく引けない気がする。
すると、オヤジは残念そうに溜息をつき、オヤジが無精ひげを生やした顔をニヤリと挑戦的な笑い方をした。
「…ふぅ。そうか……。このお釣りの五ゴールドを受け取らないのなら、元の二十ゴールドのお金は存在しなくなる。君は、お金を支払わずに、部屋に居座る方がいいのか?」
それを聞いた透は一瞬、困った顔をしたが、その次の瞬間には何かひらめいたようで、気さくに微笑み返す。
「あ、なら問題ないですよね?今日までの分は無賃でいいはずです」
「えっ?」
明るい口調で言うと、思いもよらぬ反撃にオヤジはショックを受けたような顔をした。 オヤジは、透の律義なところを利用しようとしたらしいが、それが逆に透に反撃を許す結果となった。
「あ、いや――だが、タダ働きをさせたというのも、俺の立場的に悪いだろう」
と、今度は困ったように片眉吊り上げて、透に頼みこむような形で言うも、
「これは、三日間、世話をしてくださったお礼です。お礼だとすればスジが通りますよね?」
透は丁寧に断った。
言った後で、ふと、何故タダ働きで立場が悪くなるのか知りたくなったが、そこはあえて聞かないことにした。
そして、その前の 『お釣りの五ゴールドを受け取らないのなら、元の二十ゴールドのお金は存在しなくなる』と言っていた所で、何故、お釣りを受け取らなければ、元の二十ゴールドが消えてしまうのかということも聞こうとしたが、やはりやめた。
聞いてしまうと、もしかしなくとも挙げ足を取ることになりかねない。
「……あ〜……それもそうだな」
他の口実を探して口をパクパクさせていたが、暫くして親父は諦めたようで、言葉を濁しつつ頷いた。
「よし、部屋に戻ったら明日、手伝ってくれる子に、明日は早いと言っといてくれ」
透を促すように立たせ、背中から優しく押しながら廊下の方へ見送る。
「そうだな………日の出になる頃には下に来ておいてくれと伝えてほしい。頼んだよ。」
階段を上ろうと足を掛けた透に、廊下の向こうからそう言うと、オヤジはレストランのキッチンの方に姿を消した。
――………。言い合いには勝ったけど、大人しく受け取っておけばよかったな…。
今さらになって欲が出た透は、階段を上がっていくにつれて、惜しい気持ちが増して行くのを感じつつ悔んだ。
「ふぅ〜………やっと終らせてきたよ。」
疲れが出て、ため息をつきながらドアを閉めると同時に透が言う。
「お、終ったのか」
部屋に戻ってみると、松之介が脚の高いテーブルで本を読みながら少しずつ晩御飯であるパスタを食べている………がそれだけだった。由久の姿が見当らない。
「あれ?由久は?」
松之介に聞くと、棚の隣を顎で差した。見ると、棚と棚に挟まれるような形でドアがある。透は今まで気付かなかった。 耳を済ませてみると水が床を叩くような音が奥から聞こえてきた。
「あいつ、そこの部屋で何やってんの?」
「シャワーだ。帰ってきたときに気がついて、いま由久が入っている所だ」
「ふ〜ん」
――シャワーか………今日は、何かと汗かいたし考えてみればゲームの世界に入ってから………ん?
透はテーブルの席に着きつつ、ふと思った。なんでこんなに現実に近い状態にするのだろう、と。
最初にも思っていたが、そんな物、ゲーム的要素に含まれないのでは?と、再び思ったのだ。
「なぁ、松之介はさぁ、このゲーム『実は現実だ』なんて思ったりしないか?」
透は、テーブルに置いてあったフォークを手にとって自分の分であるパスタを手元に寄せつつ、訊ねる。
すると、松之介は読んでいる本から目を離し「いや、現実じゃないだろ。」と即座に答えた。
「今日、狩りに出るついでに、由久と二人で道具屋に地図を見に行ったんだが、聞いたことも無い地名や国の名前しかなかった。それに、俺たちのこの姿だろ?」
松之介は両手を広げて肩をすくませた。
「うぅ〜…………はぁ〜。――他にも。最初のスタートの時だって。あんな高さから落とされて無傷なんだ。現実じゃぁありえねぇって。取りあえず、俺たちの知っている次元の話じゃぁな」
松之介は手に本を持ちつつ、反り返って固まってきた体をほぐしながらいった。
そうか。現実として考えるには不可能な点は幾つもある。それだったら、より精密なゲームだと思ったほうが無難だ。というよりも、そう思わないといけない。
――俺…こんな姿だし。……んでも、なんかなぁ〜…。
透には何となく引っかかる違和感があった。おそらくあまり関係の無いことだろうが…何だろう。なにか忘れている。いや、気付いていない?
「でもまぁ、始めたばっかりだしな」
自分で自分を誤魔化すように頷きがなら言っていると、松之介はまた本に視線を戻した。
会話が終わって次の話題を探していた透だったが、松之介は黙々と本を読んでいるので、その様子を観察しながら時間を潰すことにした。
透はだらけながら意味もないことをするのが、結構好きだ。
手元に寄せてあったスパゲッティーにフォークを差し込んで押しのけてスペースをとると、首を上げるのが面倒なので、顎をテーブルに付けて突っ伏したような状態から横眼に観察していた。
透が暫く黙って見上げている、松之介が急に口に手をやりニヤけだした。またしばらくすると突然、眉間にしわを寄せた緊迫した表情になって、次の瞬間には小さく「ふぅ〜」とため息をついて、寄せていた皺を放した。
本に熱中するとこんなにも面白いことをするのか。透は、笑いがこらえきれず、急いで松之介の反対側に顔を背けると、口から「クックックッ」と忍び笑いが漏れた。
笑い声もあって視線に気付いたのか、本から目を離さずに「今度はなんだよ」と、少しイラついている様子で言った。
透は口のニヤけが取れないまま顔を戻すと、料理に視線を戻してフォーク手に取りサラダを突っつきながらボソボソと呟いた。
「いや、お前って何時から本を読むようになったのかと思って。」
呟いたのは、普通に喋ってしまったらまた噴き出しそうになったので、口の筋肉を緊張させておく必要があったからだ。
それを聞いて松之介はフッと笑った。
「中学の時は、透が本の虫だった。人の事はいえないだろ」
「あ、それもそうか。感染でもした?」鼻で笑いながら透が言うと、
「そーかもな」
軽く笑い合うと会話はそれで終わった。
暫くして、透は突然声を上げると、さっさと自分の分だけ食べ、松之介に剣を貸してほしいと懇願した。
松之介は当惑した様子で少しだけ渋ったが、いいよ、と言って剣を渡す。
「なんで剣を貸してもらいたかったんだ?」
透が真剣な表情で、鞘から抜いた剣を見つめているので、暫くして松之介が聞いた。
「ん?や…これはできてからのお楽しみだ!」
松之介に顔を向けつつ、何やら楽しげに透は言うと、再び剣を鑑定するかのように没頭した。
――ふぅ〜ん…。この剣、見た目どおり重い。刀身は幅が六〜七センチの握りこぶし一個分くらいだけど、厚さが一センチ強と中々分厚い。
幅広の剣だから…種別的には、イメージ的にブロード・ソードかな?
あ、でも、ブロード・ソードって、当時細身の剣が主流だった中で幅広だったから幅の広い剣って言うんだっけ。
…まぁ、どうだっていいや。
刀身の長さは腕一本半くらいだから九〇センチ…。松之介が持つと結構あってるけど、やっぱり重いし、長いな。
柄の部分もそれに応じて長いから…両手剣だね、これ。柄に重しを付けて重心を鍔に近づければ、何とか片手でも持てそうだ。…振り回せそうにないけど。
透は色々と持ちかえて眺めまわし、完全に剣にのめりこんでいた。
すると、何やらドアの開いた音がした。そんなことに目もくれずに、ひたすら剣に没頭する透に「…お前、なにしてんの?」と由久が話しかけてきた。
「剣を観察して調べてるんだ。」
剣から目を離さずに淡々と答える。熱中している透の視線で、剣が焦げてしまいそうだ。
――だんだん疲れてきた……。
目が疲れてきて、目頭を押さえる。
「まぁいいや…それで透。仕事はどうだった?」
「うん。普通のアルバイトよりきつかった。」
体の筋を伸ばしながら言うと、不意に欠伸が出た。
「そうか………そんなに剣が面白いのか?」
再び剣に目を戻していると、呆気にとられている様子の由久が聞いてきた。
「ああ」
一本調子で答える透。
ふと、一瞬だけ由久を見るとパジャマ姿だった。ピッタリとサイズが合っている。ちらりと見ただけなので服しか見ていない。 どうせ、あのつり目に青白のこけた顔だ。見ても面白くとも何ともない。いつも学校に行く時などに見る顔だ。
「透、次お前だ。着替えは一番上の籠に入ってるから。」
「あぁ、行くよ…。――剣、置いとくよ。」
疲れと眠気からくるイラつきからか、酷いことを考えていた透は剣を机の上に置く。そのまま欠伸をして、由久が出てきたと思われる、まだ透の入ったことのない一室に向かって歩き出した。
今までドアの隣にある棚の所為で、見向きもしなかった部屋だ。
剣に集中していたあまり、疲れ果てている透は、ゆっくりと危なげな足取りで脱衣室に向かう。
そんな様子の透を見送ると、脱衣室のドアが閉まった瞬間に由久が、嫌に無気味な笑みを顔中に広がせた事を透は知らない。
「………。ふぅ」
脱衣室は案の定、狭い造りだった。天井の形から、正四角形を二つ並べたような長方形の部屋だというのがわかった。
狭いと言っても部屋の広さは、衣類用の籠の入った棚があるが、それでも人一人が布団を敷いて寝られそうなくらいだ。
ただ、シャワールームの隣だけあって、じめじめとしている。床は布が引かれているが、結構湿っている。その下は石畳なので、ここで寝るのは酷いことになりそうだ。
天井の近くにある通気口がなければ、ここはとんでもないことになっているに違いない。通気口は隣部屋では湿気対策などのため、柱のような角柱をそのまま外につなげている。
透は目をつぶって天井を仰ぎながら、無意識の中で服を脱いでいく。店の手伝いで疲れている上に、意識を統一させて剣に集中していたものだから、心身ともに疲れはてていた。
ドアを通して、二人の会話が聞こえてくるが、声量が微妙すぎて聞こえづらい。
――まぁ、興味無いけどね。
眠気も襲い始めている透には耳も正常に働かなくなってきたのだ。
いつの間にか服を脱ぎ終わると、脱衣室とシャワールームを隔てているカーテンを引いて中に入って行った。
「ねむ…つかれたなぁ………」
ブツブツとぼやきながら蛇口をひねる。暖かいお湯がザァーッと降ってきた。少しだけ眠気が覚める。
――シャワー室があるんだったら最初から使えばよかったよな。
水が流れてくる、湾曲した四角いシャワーヘッドを呆然と見上げつつ透は思った。何も考えずにただ、時間が過ぎていくのを感じる。
「………。」
「………。………。」
――眠いから、ササッと洗って出るか。
ボケっとしつつ、腕を手で汚れを落とすように擦りつつ洗う。
「………?」
手が左腕から胴体に触れたとたん、手に、覚えのない脂肪の塊のようなものの感触があった。
「え、太った?太るような体質じゃ………」
顔を下げて目をやった瞬間、透の中で何かのブザー音が鳴り響いた。それにあわせて思考が強制的に止まり、体はそのまま硬直した。
「……………。」
なんでもっと早くに気が付かなかったんだろう、と透は後悔した。顔は信号のように青ざめては赤くなったりと忙しそうに点滅している。
「…………。」
考えてみれば、胸に手をやった瞬間に気がつけたことだった。それを不覚にも視界内にとらえてしまって………
「………。」
鼓動が小太鼓のように耳鳴りし、血圧が上がっていく。
心臓のブザーがピークに達し、鼻の辺りに違和感が生じてきた。それが唇を伝って、シャワーの水で薄まりながら顎から下に垂れて行く。顎から離れたそれは、腕に落ちてそこからさらに伝って下りて行った。
――う?
戦慄に凍りついたかのような状態の透の視界に赤いものが入り、はっとした。そして…
「あ、あ……あぁぁぁぁぁぁあああああああああああっ!!!」
透は声が出る限り大声で叫びつつ頭を壁に打ち付けた。度重なるショックで錯乱状態に落ちいった透は、頭に響く絶望的な痛みが酷くなるまで暴れまわった。
「い…いたっ」
一通り暴れ終わると涙目になりつつ、あまりの衝撃に可笑しくなったとはいえ、自分の愚かさに落胆した。
落ち着いて――すでに冷静を失っていたが――体を洗うためと思われるぬれた布を拾い上げると、ワザと天井を見上げながら腰に巻きつけた。 下半身は見ていないが、もしも見てしまったら、出血多量で、もしくはショックで死んでしまう自信がある。と、休む暇もなしに次の問題が。
「どうしたんだ!」
透の異常行動に驚いて松之介が脱衣所のドアを開けたところだった。
「はいるなぁぁあっ!」
カーテンの端で皺が出来た瞬間を透は見逃さなかった。透はとっさにシャワーの隣にある石柱に身を隠すと、顔だけ出して炎を吐きだした。それと同時に松之介がカーテンを開けてしままう。
「だいじょ――!?うぁっっっっちゃぁああ!!!」
意味の分からない叫び声をあげながら、松之介が隣の部屋に転げ走って行った。
一瞬、巨大な火柱が松之介を飲み込んで、掻き消えた。 一瞬といえど、上半身全体を飲み込まれた松之介は軽い火傷を負ってしまうにちがいない。
悶えている松之介の声の後ろで由久が馬鹿笑いしている。
――三人の中では一番真面目な松之介が、こんなコメディな芸当ができるようになったとは…。私はそんな子に育てた覚えはないぞ!松之介!!
「どうしたんだ!?」
ドアが勢いよく開かれ、危機迫った声が部屋に響き渡った。
あまりに騒がしかったせいで、ドアを叩いていた音も、その前の走ってくる足音も三人は気づくことができなかったのだ。
由久が突然笑うのをやめ、松之介の悶えている声と、シャワーの水が床を叩く音だけが聞こえてくる。
「こんな夜中に………」
「これは…一体何があったんだ?」
その声に聞き覚えがあった。ため息交じりの少し苛ついた声のスティルに、心配そうな声のオヤジ。
ハッとして透は、重要な事を思い出した。
――今は夜中だった…。
しかも夜中もいいところの真夜中だ。透のいるシャワールームにも、ただならぬ気まずい空気が流れ込んできている。
完全に沈黙した部屋で「三人とも。わけを聞こうか」と、重々しくオヤジの声が部屋に響いた。
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