赤い幕間
ここは、何処だ。
赤い。
赤く、暗い。
身動きはとれるが、それは手足を動かせるのみのものだった。
どくん。
突然、私が存在するこの場所が大きく波打った。
柔らかな振動であった。
多分、あの振動に、私に対する害はないだろう。
私は、何故だろうか確信に近い気持ちでそう思った。
そこで私は、目を閉じて、私の目の前にある私の指をしゃぶった。
それは、まるでそうすることが通常であったかの如く、至極当然の動作に思えた。
口に何かが触れることがこれほど気持ちがよいものだとは。
私はその快感に、しばしの間酔いしれた。
赤い。
赤い。
私は今、赤い部屋で指をしゃぶっている。
それはとても安心出来た。
指をしゃぶっていると、唐突に下半身に妙な刺激を感じた。
指をしゃぶるのとはまた違う、
快感であった。
その妙な快感に身を任せることにしてみる。
すると、足と足の間から強烈な快感が襲ってきた。
足の指が、ぴくぴくと反り返る。
どうやら、排尿をしたらしかった。
そして、私はまた唐突に眠くなった。
指をしゃぶった快感を伴ったまま、そうして私は眠りについた。
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