ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
FILE03:変態な幼馴染。
拝啓。
天国のお父さん、お母さん、(まだ二人とも死んでないけど)大変です。
私のただ一人の幼馴染、あのオルガ・ニヒトが、馬鹿な上に実は変態でした。
これはどうするべきでしょう…。




−…変態だ。変態がいる。

あまりにも聞くに堪えかねない目の前の男から発せられた言葉の羅列に、ヤンは言葉を失った。こんな馬鹿が、自分のただ一人の幼馴染だと思うと心底泣けてくる。



「んあ? どうしたんだヤン?」

次から次へと溢れてくる涙を、懐から取り出した白いハンカチで丁寧に拭いながらヤンは、覚悟を決めなければならなかった。

こんな馬鹿でも、ただ一人の自分の幼馴染だ。
本来なら城に使える“薬師の娘”として、彼の思考回路をどうにかして治してあげたいところだが…。

あいにくと、この世には未だ、馬鹿につける薬は無いという。

ならば−…。



「あの〜…、ヤンさん? あなたが今もっている物は…なっ、なんでしょうか?」

「ナタ。」

「っ! なんでそんなもん今持ってんだよ?!」

「必要だからだ。」

「今の話のどこにっ?! つか何にっ?!」

「目の前の害虫駆除に。」

「ヤッヤン! ちょ、お前、やめ…ひっ! ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」




たとえこの手を汚すことになっても…。

これは世の為、人の為、
目の前に生存する“変態”を駆除してあげるのが、彼のたった一人の幼馴染として、やらねばならぬことだと思うのです。





あぁ…、なんだか楽しい。




お気に召しましたらクリック願います→cont_access.php?citi_cont_id=706007759&size=200


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。