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FILE02:変人奇人な幼馴染。
ねぇ、神様。
どうして俺のただ一人の幼馴染は−…

こんなにも可愛くない、変じん奇人な女なのでしょうか?


これがイーシス国、大尉の座まで上り詰めた若きオルガ・ニヒト唯一の悩みである。







ヤンの気が変わらないうちに…。と、焦るようにオルガは話し出した。


「薬師のお前だからこそ、聖女様のことについて詳しく解ると思うんだ。」

「私だからこそ−…?…まさか!…誰かから呪いでも受けたのか?」

珍しく真剣な表情で話すオルガに、ヤンは触発されたかのように真剣に耳を傾けた。こんな馬鹿でも、目の前の男は一応軍人であり、大尉である。もしかしたら…何か、聖女に関わる極秘の話を王から受け、自分のところに訪れたのかもしれない。

これでもヤンは“薬師の娘”という肩書きの裏で、“光の魔術師ヤーン”という男の仮り姿にて裏社会を闊歩している凄腕魔術師として有名だ。この事実を知っているのはヤンが知る限りこの国の王と、オルガも知る悪友一人といい年こいた腹黒師匠の三人だけ。

“光の魔術師”とは主に、“闇の魔術師”が創り出した呪詛を解除し、もとある自然のカタチに治し、再生する、という能力を持つことで有名だ。

しかし、“光の魔術師”も、“闇の魔術師”も、他の系統の魔術師達に比べるとはるかに数が少なく、めったに姿を見せないため、あまり活躍することが無いのだが…。


予想外の展開に思わず肩に力がこもったヤンだったが…
次に発せられたオルガの言葉に一気に力が抜けた。


「違うっ! 聖女様が巨乳美女なのか、それとも貧乳だけど可愛くて清楚な女の子なのか、どっちのタイプか俺は知りたいんだっ!!」

「−…あぁ?」

「だって貧乳かと思ってたら実は隠れ巨乳でした。なんてオチ目茶苦茶ショックじゃん!だから、お前薬師だろ?たぶん聖女様女だから、女であるお前が面倒見ると思うんだよね。その時、診察するついででいいから巨乳か貧乳か見て俺に教えてくれよ!」

「−……。」

「ちなみに、内気な子か、強気な子かのタイプも!!まぁ、俺的には強気の方が断然好みなんだけど…。ねぇ、ヤンどっちだと思う?」

「−……………。」

「あぁ〜! もう、何でもいいから早く会いたい!見たい!触りたい!嗅いで見たい!」


そうオルガは叫ぶと大柄のみをクネクネと悶絶させた。


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