夢人〜yumehito〜
一人ぼっち
暗い部屋の中
「今日もあなたに
会えるかな? 」
いつもの様に
心地良いベッドの上
あなたのコトだけ
考えてるよ
色づいてくる
僕のスクリーン
そこにはいつも
笑う顔がある……
『夢』という映画の中
踊るあなたは
蜃気楼のように
近くて
遠くて――
手を伸ばす程この距離が
切なくなるだけだから
ただここで会えるだけで
僕はよかったのに
夢の外でも変わらずに
綺麗に笑うあなた…
大切な奇跡なんだ
僕の夢人――……
いつもの様に
めくるめく夢空の中
漂ったあとに
目覚めると
色づいている
朝のひとコマ
夢のあなたと
しばらく
『さよなら』
『現実』
という映画の中
いろいろあるけど
やっぱりヒロインは
一人しかいないみたい――
目で追う程
恋しさで
切なくなるだけだから
瞳を閉じて
心を無にしてみるけど
君の声
髪
はにかみ顔
目の裏に焼き付いて
みんな消えてはいかなくて
また、切なくなる……
打ち明けてしまえば
切なさも消えるかな?
でも
君の笑顔も
消えてしまいそうで
迷いと希望
二本の糸が複雑に
絡み合って
絡み合って
僕があなたに
抱く心
名前や理由を
必死に考えてみるけれど……
ぴったりしたモノがないんだ
うまく伝えられないんだ
だけど
伝えてみたいと
心の音が騒ぐから
シンプルな名前を
つけてみた――
手を伸ばせる
この距離が
今の僕の
『好き』の証
いつかは頼らなくても
笑ってられるように
今日も
『ここ』で笑ってくれる
あなたの名を呼ぶからさ
ずっとずっと
ずっとずっと
ずっとずっと
『ここ』にいて…
僕の夢人――……
あなたと
僕を
結ぶ糸を見つけたら
僕はそれを
『愛』と呼ぶよ?
・ゆめうつつ・
黒く冷たい風が吹く
この世界が
いつも怖くて
創り出した殻の中
閉じこもって
光を拒んだ――
此処なら
見えるモノは無い……
そう思ってたのに
心に浮かぶ色達が
やけに
悲しく揺れだした――
どうして命に触れる時
いつも
悲しみが憑いて廻る?
どうして命に背を向けると
いつも
空しさがこみ上げてくる?
星も月も光らないで
今はこの心
照らさないで……
夢も希望も欲しくない
今はただただ……
何モ見タクナイ――
そして
夢と現実の間で
そっと
目を瞑った
全てを捨てて…
目の前に広がる
無限の夜闇
コノ手ノ中ノ鼓動モ
イッソ
捨テテシマエタラ……
黒く冷たい風が吹く
この世界は
いつも怖いけど
これが光へと続く
道標に
なっていくのかな――
どうして命に触れる時
いつも
悲しみが憑いて廻る?
“ココロ”は全部知ってたの
僕らがそれを
知らなかっただけ
これが『ゆめ』でも
『うつつ』でも
変わらないものがあるだろう
『今』と
『過去』と
『未来』に生きる
君の
その奥底に…!
きっと
命の感触は
ただ優しいだけじゃないから
きっと
生きている香りは
少し苦く感じられるから
甘い『ゆめ』の柔味に
人は
浸かってしまうけど
『うつつ』の悲哀を
忘れては
生身の喜びが
消えてしまうから……
そして
夢の扉に鍵をかけ
『呼吸』を確かめた
全てと向き合うため――
胸の中
木霊する
奇跡の鼓動
それは揺るがない
『生』の証
ここから新しく
『時』が目覚める……
きっと――
まだあるいてゆける。 |