情報の探索
情報探索の基礎の基礎について記述する
基礎編
情報の探索は、大部分公開情報から入手する。
新聞、雑誌、テレビ、インターネットなど。
スパイのように組織に潜入してどうこうするというのは、あくまでも特殊事例であって、
国家規模の情報組織でも、情報の収集の大部分は公開情報から入手する。
この時、情報は徹底的に探らなければならない。何も情報が得られないセクトからも常に
情報収集を怠ってはならない。「そこに何も無い」という情報は極めて重要な情報だからだ。
これは、調査の結果何もないという縦の情報、累積情報だけではない。
横の情報、並列情報においても、徹底した調査が必要である。
並列情報とは、A新聞でとある事件の報道がなされている。Bでも同じ事件を報道し、同じことを
書いてある。CとEはしらべなくていいだろう。ではダメなのである。
全ての情報媒体、A、B、C、D、E、Fまでネットも含めて全部しらべなければならない。
なぜなら、同じ事件でも、容疑者の名前が匿名であったり、事件の内容の文書表現がちがったりする。
爆弾テロが発生した場合、それを「爆発音事件」「爆弾テロ事件」「タダの破裂で何の問題もない」
「1発だけなら誤射の範囲内」などそれぞれの新聞、テレビ、メディアの書き方のよって、それらの
メディアの立ち位置を知ることができる。
また、ネット情報は信用できないというのは嘘である。
テレビや新聞などの情報とインターネットで、現地で見ていた人の情報を比較して、事実関係が
テレビやラジオや新聞などと類似しており、現場で見たと確証できる場合、信頼性があがる。
それらのインターネット情報を多数集めることにより、それらの中で不正確なもの、誇張しているもの、
偏向しているものを排除することによって、新聞やテレビ、ラジオで報道していないもの、
また、わざと隠している事実などを知ることができる。
このように何もないところも徹底的に掘ることが情報収集の基本であり、情報ルートは数が多いほど、
その正確性はあがる。精査の方法は比較による共通点の摘出である。
正確な情報を入手するための方法。
おさらい。
徹底的に何もないところからも情報を入手し、探りつづける。
事件報道は全てのメディア媒体の内容を入手する。
その記事や報道の文章表現、記者やキャスターの表情からその局のバイアスの方向性を把握する。
インターネットから多数の情報を入手し、報道との共通点をチェックし、その内容に誇張や偏向がない
ものだけ摘出し、その中から報道に出ていないもの、意図的に隠蔽されている情報を摘出する。