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孫子、老子の解説  作者: 楠乃小玉
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戦後レジュームの一例。戦前日本人が持っていた策謀学の喪失

謀略学の基礎の基礎は

収集

分析

整理整頓である

古来より日本には忍者という存在があり、当たり前のように謀略学の研究がなされてきた。

その一例として顕著なものが陸軍中野学校であるが、そのような精鋭教育のみならず、

日本では普通に常識として士族が親から子へ継承し、教えてきた心得である。

それが、GHQによる焚書によって徹底的に破壊され、現在日本ではその基礎的知識さえもっていない人が

ほとんどである。

 このような状態で現代日本人は、思想や世論動向を把握するのに、ただの妄想、自分の想像、

ただのあてずっぽうで、勝手なレッテルを貼ってわかった気になっている。

これでは、外国の、当然のように謀略学を基礎から学んだ人たちに扇動され、利用され、思い通りに

動かされるのも当然のことといえよう。

 

 まず、基礎の基礎から勉強していかねばならない。

 

謀略学の基礎の基礎


1、情報を収集する。


2、集めた情報を分類し、整理整頓する。


3、カテゴリーをつくり情報を振り分ける。


まず、ここからやらなければならない。

ここで、日本人がこの作業をするにあたって障壁となるものがある。

ヘイトとグットである。

日本人の大部分は謀略戦の基礎知識を喪失してしまっているので、

このヘイトとグットという動物並みの感情に支配され、正確な分類が出来ない。

つまり、

インテリが大衆を見る。

インテリ(A群)「大衆は私の言っていることが理解できない。あいつは馬鹿だ」(ヘイト)

インテリ(B群)「あの人は私を褒めている。全面的に肯定している。彼は頭がいい」(グッド)

そして、この群集をAとBのカテゴリーに分類する。

しかし、実際には、A群は事前に他者から洗脳されているからインテリを攻撃している集団であり、

B群は誰からも洗脳されていないので、素直にインテリのいう事を聞いた集団である。

つまり、A=Bであり、本来は同じ棚に分類しなければならない。

しかし、謀略戦の基礎ができていない日本人は、自分の好き、嫌いの感情で人を分類してしまい、

先に記述した木火土金水すらうまく運用できない。

類型的に分類された人間のカテゴリーには特質はあるが善悪はない、現象においてそれが飽和したり、過度に煽り立てられるなど

化学変化を起こして、悪というエネルギー爆発を起こすのである。

よって、一部の特異体質たとえば(サイコパス)などの例外を除いて、法則性にしたがい、分類し、整理し、適切に対処すれば、それらは動かすことができるのだ。

たとえば「日本の大衆は馬鹿だから動かすことはできない」×

「世界中大衆はどこでも人の意見をきかない。自分が思いついたと思ったことだけをしんじる。」○

なのである。よって

アメリカではハリウッドなど「物語」を見せて大衆を洗脳し、金持ちの思い通りに動かしている。

このように方法論があるのだ。

日本で分かりやすい例として

「ネトウヨ」「放射脳」というものがある。

この用法は恐らく海外の有能な工作員が作ったものであろう。

ネトウヨの用法。

工作員を保守派に紛れ込ませ、講演会場で怒鳴らせたり、机をひっくり返して暴れさせる。それを

動画にとって拡散する。それを見た人は「ネトウヨは馬鹿だな」という共通認識を持ち、

それが空気となって支配したところで、市場開放に反対する人間、公共事業で景気浮揚すべきだと

訴えている人間、構造改革に反対する人間に対して工作員が盛んに「あいつはネトウヨだ」と宣伝する。

人々の空気の中に、ネトウヨ=会場で奇声をあげて暴力をふるキチガイ、というイメージがある。

つまり、構造改革反対派=キチガイ。というイメージが頭をつかわない、前項でとりあげたB層は

思い込み、知性的な学者、良心ある著名人の構造改革反対派の意見をきかなくなる。

そのような謀略意図によって「ネトウヨ」という言葉は運用されているので、心ある人たちは

絶対「ネトウヨ」などという言葉はつかわない。それは、ネトウヨ=悪というイメージを利用して、

まったく善良な市民や学者を攻撃するツールであるからだ。特に、三橋貴明氏など善良で優秀であり

非の打ち所のない人物を切り崩す方法論としてこうした「レッテル」の洗脳工作がつかわれ、

それに扇動されたいわゆるB層が洪水となって集団で三橋氏を攻撃するのに使用されている。

しかるに、物事をグットとヘイトという感情論でしか理解できない、謀略戦を理解しない人々は、

政治家や保守系陣営の人間でさえ、このような「ネトウヨ」という言葉を安易に使い、自らのクビを

〆るのである。蔑称として自分がつかっている言葉によって、実際には自分の首をしめていることになる。

これは、「放射脳」という言葉も同様につかわれる。


発電所の前で暴れて転げまわっているキチガイを「放射脳」と呼ぶことによって、マトモに

科学的アプローチをしているひとたちまでそのレッテルの中に飲み込み、B層を利用して

洪水のごとき非難で圧殺するという技法である。


これは善悪ではなく、そうした謀略戦における「空気」形成のための手法なのである。


日本人がこの分類ができない最大の原因は

ヘイトとグッドによってバイアスをかけ、冷静な判断ができないからである。

それを排除しなければ現実はみえず、かえってそれを利用され、自らが滅ぼされるのである。

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