現在の日本は漢人に騙され、踊らされつづけ、滅びた匈奴と同じ
現代における兵法の実践、応用について語ります。
現在、TPP問題を巡り、左翼サイドの人たちが盛んに安倍晋三批判動画を作っています。
しかし、彼等がそのような動画を作れば作るほど、安倍晋三の人気が高まり、支持者が増大します。
なぜでしょうか?
それは、安倍晋三の本質が火であり、それに対して左翼が作って煽っている動画が感情によって
作られた木だからです。
木生火。
で、火はより大きな利益を得ます。
左翼が作る動画では安倍の顔を醜くゆがめたり、音声を加工してハウリングさせたりします。
やっている本人は気持いいのでしょうが、見ているほうは、火を攻撃する冷静な知的情報。
判断材料である水を欲しているのに、ただただ、左翼の感情のオナニーを見せられ、吐き気を
催し、作っている人間に対して嫌悪感を持ちます。
そして、そのような動画はTPPに反対している人間全体に対して、莫大な不利益をもたらすだけです。
そのような事実を説明しても、ほとんどの左翼陣営の人たちはただただ、サルのように感情にまかせ、
人が見て不愉快になる動画を大量に生産していきます。それがどのような悪影響を及ぼすかも考えもしないで。
テレビで安倍晋三を非難する場合でも、絶対に感情的に非難してはいけないのです。
それによって、前述である被害者ビジネスをすることができ、安倍は膨大な力を得、
TPPを推進できる。
これは、結局、安倍を攻撃している左翼陣営にとっても不利益なのに、その事実を指摘しても、
むしろ、それを指摘している人間を敵と見なし、「安倍の工作員だ!」と言って仲間はずれにするような
愚かな現象が起こっています。
智や戦略によって、自己の利益を得るのではなく、ただ、何も考えず、じぶんが気持ちよくなるためだけに、感情にまかせ、視聴者をまったく意識せずに作品を作る。
これは、スタジオジブリのかぐや姫の物語にも言えることで、高畑勲は、作品の採算ベースを
考えることなく、どれだけお金をかければどれだけ儲かるという計算なしに、自分の感情に
赴くまま、自己満足に金をかけ続けます。これはホウホケキョとなりの山田君でもそうですが、
一般人が見ても気づかないような部分に莫大な技巧的労力をかけて、自分で満足してしまう。
視聴者がそれを見ても、何も気づかず、営業的には何の利益にもならない部分で。
そして、そこまでならいいですが、高畑氏の場合は、そこに輪をかけて、感情にまかせて、
自分の嫌いな者を侮辱することに精神をそそいでいます。
それは、彼の大嫌いな天皇の顎をわざと気持悪く尖らせ、天皇を侮辱しているのです。
それで、彼は天皇を不細工に描いて気分がいいし、面白かったのでしょうが、それによって、
営業利益は上がるどころか、非常に多くの人は嫌悪感をもって映画を見に行かなくなります。
このような大きなプロジェクトでは絶対にやってはならないことです。
宮崎駿も左翼ですが、彼は「作品に絶対に左翼思想を入れてはいけない。それによって観客動員数が減少するし、自分たちが守るべき人たちの生活を危うくする」というようなことをインタビューに答えて言っています。
それは、作品の中で自分の思想を入れるなということではないのです。
小説だったら、思いっきり自分の思想を入れてもいいのです。なぜなら製作コストが安いから。
多くの仲間、隣人を巻き込んで、莫大な費用を投入したプロジェクトにおいて、そのような、
自己満足、オナニーをやってはいけないのです。これは商業道徳の問題です。
先の天皇の顎を異常にとがらせて醜くするような方法は、作品作りにおいて、まったく必要のない労力です。むしろ、やってはいけないし、営業利益はさがるけど、自分は天皇を侮辱したいから気持ちよくなりたくてやった。回りの人が迷惑してもいいからやった。それにつきるのです。
これは、先の東京都知事戦でも明確になったことです。
私は東京都知事選で小池百合子氏を支持しました。だから小池氏を悪者にするつもりはありません。
兵法は、前から散々言っているとおり、善か悪ではないのです。法則であり、方法論なのです。
この東京都知事選で、小池氏は石原慎太郎氏から「化粧が厚い」といわれます。これに対して、
小池氏は苦悶の表情をうかべ「自分の顔にアザがあって、それを隠すためのメイクをしているのを
揶揄されて心がものすごく傷ついた」と宣伝したのです。絶対に石原氏の悪口もいわず、淡々と
苦しみを述べた。
感情をにじみださせ、情動の木をつかって、自らの火を盛りたて、それによって信土を動かしたのです。
火生土です。
石原氏は作家出身であり、情動の人、木です。本来、火は木を攻撃するのが苦手です。火が攻撃できるのは金義である官僚です。
そこで、小池氏は選挙の時はだまって耐えるふりをして、選挙が終ってから豊洲問題をとりあげ、
木の特徴である大雑把、感情的、情動の欠点をついて、前東京都知事の石原氏の管理責任を問うたのです。つまり義剋仁、金剋木ですね。
このように小池氏は兵法の法則をきわめて巧みに使っておられる。
そうした智性が現在、TPP問題で安倍晋三氏を非難攻撃している動画を作っている左翼陣営には
皆無です。そして、こうした動画はむしろ、安倍晋三氏を盛りたて、TPP反対運動の邪魔をするものでしかないことを理解しません。
このように、日本人は感情によって動き、、自らの利益を省みず、そしてかつての匈奴のように
滅びていくのです。
火を攻撃する場合、その方法論は極めて冷静でなければならない。動画であれば、客観的事実を
淡々と述べること。映像効果を入れたり、音声や画像を加工しない。
テレビなどの論説においては火を非難する場合は、極めて無味乾燥に、冷静に感情をこめずに
批判しなければならない。感情をこめて批判すれば「ああ、この人は偏った人なんだな」と
視聴者に思われ、結果的に火の利益になる。
これが、相手が信の場合なら、感情的に非難してもいいのです。
信は非難されると勘定的になり、相手を罵倒したり、暴力によって相手の言論を封殺しようとします。
そこで、「自分は信からこんな酷い事をされた!」と訴え、視聴者の感情を揺さぶるのです。
その点、在日米軍は極めて計算しつくされた方法論をとっており、
動画やインターネットを駆使して、日本人女性がレイプ殺害された直後から徹底的に
「日本人は加害者」「白人は被害者」「在日米軍は常に迫害されて、踏みにじられてきた弱者」を
アピールするプロパガンダをしています。それに反論する者に対しては表面上は沈黙し、
裏で圧力をかけたり、脅したりして、表面上に出てこないようにしています。
表面上は常に被害者。言葉で「日本人が加害者で白人は常に被害者」とはいわず、映像で見せて
演出します。そこに絶対効果音を入れたり、沖縄の反米活動家の音声を加工したりは絶対しません。
そして「日本人女性がレイプ殺人されているのに、日本人だけが一方的に加害者と言うのはおかしいのではないか」と指摘されると、「自分たちは一度も日本人が加害者とは言っていない、脅迫された、精神的ダメージを受けた、お前は犯罪者だ、告訴する。」など外に出さず、内々の一対一の交渉で脅してくる。
非常にやり方が上手い。
口ではいわず、映像でみせ、常に白人は被害者であるというイメージ操作をする。
このような巧妙なやり方は日本人も見習わなければならない。
青山繁晴氏もラジオ番組で指摘しておられたが、アメリカは、アメリカの学校に通っている
幼少の日本人の子供を集団で取り囲み、お前らは戦争犯罪人だ!と恫喝してランチバスケットに
ツバをはきいれる。子供は「自分の血は汚れているんだ」と言って頭を壁に打ち付けるなど、精神的に致命的なダメージをおっている。日本人は個人では意志強固で相手に抵抗できるが、子供を狙い撃ちにされると耐え切れない。そして、加害行為をおこなったものは自分たちを被害者だと主張する。
そのような事実が明るみにでると、表立っては反論せずに、徹底的に黙殺する。
なかったことにする。そのあたりも極めて巧妙であり、やり方がうまい。
ここに世界の覇者と利用され使われるだけの日本との差がある。
世界の覇者の方法論を学べ。