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第百三十話 聖戦が終わりその四
 黄金聖闘士達が双児宮の庭に集まっていた。その緑の芝生においてワインに様々な御馳走を並べてだ。白い円卓に座り楽しくやっていた。
 まずはデスマスクが言う。
「おい、アルデバラン」
「何だ?」
「料理の腕あげてねえか?」
 彼の得意料理であるシェラスコを食べながらの言葉である。オニオンソースをかけている。
「前に比べてな」
「そうか」
 だがアルデバランの返答は今はそれ程嬉しそうではなかった。
「それならいいがな」
「おい、何か無愛想だな」
「これでも嬉しいのだがな」
「元々そうした顔なのか」
 シュラはデスマスクが作ったスパゲティを食べている。イカ墨の真っ黒のパスタだ。
「やはり」
「うむ、実はな」
「そうか、それならいいが」
「美味いしな」
 デスマスクは結局それで納得した。
「ならそれでいいか」
「そうだな」
「ところでアフロディーテ」
「はい」
 アフロディーテはアイオリアの言葉に応えていた。
「どうしたのでしょうか」
「サラダに薔薇の花か」
「如何でしょうか」
「案外いいな」
 白薔薇の花びらが入ったサラダである。レタスの他に胡瓜、セロリ、それにトマトにアスパラガスも入っている。三色の奇麗なサラダだ。
「それも」
「薔薇は食べられますから」
「それで入れたのか」
「はい、どんどん召し上がって下さい」
「シャカはこれなのですね」
「はい」
 ムウの言葉に応えている。出しているのはやはりカレーであった。
「健康を考え野菜カレーにしました」
「やはりそれですか」
「ムウ、貴方はそれですか」
「はい、チョウミンです」
 所謂焼きそばに近い。それがムウの作った料理であった。
「どうも」
「これもまたいいですね」
「ビールと合う筈です」
「確かに」
「私はこれだが」
 カミュは羊のスネ肉を焼いたものだった。
「見れば野菜と肉でバランスがいいな」
「そうだな」
 ミロが彼の言葉に頷く。
「俺とアイオリアは二人で刺身を作ったしな」
「それと天麩羅をな」
「成程、巽さんですね」
 ムウは二人の言葉を聞いてすぐにその名前を出した。
「あの人に教えてもらいましたか」
「教えて欲しいと言えばすぐに教えてくれた」
「気軽にだ」
「あのおっさん気前のいいところあるしな」
「そうだな」
 デスマスクとシュラはそれを聞いて頷いた。
「それを考えればな」
「そうしたこともあるか」
「いや、これがだ」
 そんな話をしているとであった。その巽が出て来た。何故か十二宮にいるのだ。
「確かに二人が料理したのだが」
「何故ここに?」
「来たのだ?」
 アフロディーテとカミュはそのことを問う。
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