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第八話 罠その七
「相手が相手だし」
「それも教皇直々の御命令だし」
「ああ、それはわかってるさ」
 さも当然といった調子で彼等に言葉を返してみせた。
「それはな」
「それじゃあやっぱり」
「楽しませてもらうさ」
 ここでデスマスクの顔に凄みのある笑みが浮かんだ。
「だから俺もここに来ているんだしな」
「楽しませて、ですか」
「そろそろだぜ」
 ここで六人に対して告げる。
「いるぜ。前にな」
「むっ!?」
「遂にか」
 デスマスクが言ったその瞬間だった。ロファールの前に四人の狂闘士達が並んでいた。見れば彼等のいずれも禍々しい赤い戦衣を身に纏っていた。それが何よりの証拠だった。
「狂闘士!」
「やはりここに」
「騒ぐなよ、まだな」
 デスマスクははやり立つ彼等に対して告げた。
「ここで騒いでも何にもならねえからな」
「そうですね、それは確かに」
「わかりました」
「わかればいいんだよ」
 前を向きつつ彼等に言葉を返す。
「わかればな。さて」
 そのうえで一歩前に出た。
「まずは話を聞くか」
 こう言ってロファール達を見るのだった。見ればロファールはその四人に対して色々と話をしているようであった。
「そういうことだ」
「そうか。ではカナン様は」
「ああ、まだここには到着されぬ」
 こう同志達に話していた。
「今俺以外の四人を連れてな。聖闘士達を探し回っている」
「そうか、それでか」
「ロファール、御前を向けてきたのだな」
「その通りだ」
 こう同志達に答えてみせる。
「これでわかってくれたな」
「ああ、了解した」
「そうか。我等の到着だけは御存知なのだな」
「それは承知しておられる」
 ロファールはこうも答える。
「だがな」
「我々と今合流はできない。そうだな」
「そういうことだ。今聖闘士達に見つかればことだ」
 ロファールの声が鋭くなった。
「だからな。すぐにここを去るぞ」
「わかった」
「それではな」
「ああ、その必要はないぜ」
 しかしここで彼等とは別の声がその場に加わったのだった。
「むっ!?」
「何者!?」
「何者も彼の者も御前等に対してこんな口を聞くのは一つしかねえと思うがな」
 声の主はこう言いつつ姿を現わしてきた。
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