第百四話 星の拳その三
「まだだ、これからだ」
「かなり大掛かりな技だな」
それは実によくわかることだった。
「それはこのリゲルの技も同じだがな」
「どう来る?それでは」
「見るのだ」
遂に技を放ってきた。その技は。
「スターダストレクイエム!」
「何っ、これは!」
「さあ、どうだレオよ!」
リゲルはその技を放ったうえでアイオリアに問うてみせてきた。
「この星の嵐、受けられるか!」
「上からだけではないというのか!」
「星は上から降るだけとは限らない」
そうだというのだ。
「こうして横からも四方八方からも来るものだ」
「それがこの技か」
「無数の流星があらゆる方角から襲い掛かる」
それがだというのだ。
「これこそがこのアスモデウスのリゲル最大の技スターダストレクイエムだ」
「このままでは」
アイオリアもその技の恐ろしさは充分過ぎる程察していた。
「倒されるか。俺が」
「そうだ。どうするのだレオよ」
またアイオリアに問うてみせた。
「これだけの技。勝てるか」
「勝てると言えばどうする?」
「絶対の自信があるのだな」
「例えどれだけ傷つこうともだ」
その流星の嵐の中での言葉だった。
「聖闘士は勝つ」
「敗れないというのか」
「そうだ。必ず勝つ」
まさにそうだというのだ。
「それを今見せよう」
「言いながら流星はかわしているな」
そのアイオリアを見ての言葉だ。アイオリアは小宇宙を燃焼させながらも流星達はかわしている。しかしその動きは目では見えない。
「それは」
「そうそう当たるものではない」
アイオリアはこう言い返す。
「如何に流星といえどもだ」
「それはこちらも同じこと」
彼だけではないというのだ。
「このリゲルもだ。最早貴様のあの技は通じはしない」
「ライトニングボルトもライトニングプラズマもか」
「そうだ。最早通じないことは言っておく」
まさにそうだというのである。
「それはだ」
「そうか。通じないか」
「貴様等聖闘士が一度見た技を見切るのと同じだ」
「それとか」
「同じだ」
そのことを強い言葉で言ってみせたのである。
「それとだ」
「それはわかった。だが」
「だが?」
「この技はそうかわせるか」
相変わらず小宇宙を燃焼させながらの言葉であった。
「果たして」
「それだけの技だというのだな」
「この技はこのアイオリアの全てだ」
その言葉通りだった。彼の全身にさらに力が宿る。
そしてそこから。さらなる光が放たれた。
「これは」
星の煌きの如き光だった。それがさらに放たれたのである。
「さらなる光か」
「コスモスオープン!」
そう叫ぶのである。
小説・詩ランキング
+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。