第七十二話 来たるべき戦いその二
「それだけにだ」
「わかっています。冷静に」
「レオを倒します」
「そしてサジタリアスも」
あらためて決意を述べる彼等であった。
「それもお任せ下さい」
「何としても」
「では任せた」
リゲルは再び彼等に対して言ってみせた。
「何としても二人を倒すのだ」
「はい、それでは」
「何があろうとも」
「そして安心するのだ」
話が一段落したところでこう彼等に述べたのだった。
「若し何があろうともだ」
「はい、その時は」
「リゲル様がおられます」
彼等のその声が微笑んだものになった。
「だからこそ我等は悔いなく」
「戦うことができます」
「狂闘士の戦いに悔いは不要だ」
リゲルの今度の言葉はこうしたものだった。
「一切だ。不要だ」
「はい、そうです」
「我等に悔いはありません」
「ただ戦うのみです」
実に狂闘士らしい言葉のやり取りであった。
「だからこそ我等はです」
「レオと、そしてサジタリアスと」
「戦いましょう」
その念に満ちているのであった。彼等は。
「是非共」
「我々の手で」
「戦いは近い」
リゲルの言葉の色は変わらない。
「それではだ」
「はい、それでは」
「これより」
またしても戦いがはじまろうとしていた。今彼等はそれに燃える目を見せていた。
アイオリア達は今は冷静な中にあった。車から出てガソリンの補給を受けていた。そうしてその間に彼等も補給を受けているのであった。
「やっぱりオーストラリアはこれですね」
「羊ですね」
イロコイと山鬼が言う。
「羊の肉のカツサンドですか」
「結構美味いですね」
「それに野菜サンドも」
「これも結構」
クルトとオックスはそれを食べていた。見ればかなり大きく具も多いかなりのボリュームのサンドイッチである。如何にもオーストラリアといった感じのだ。
「キーウィも入ってますし」
「甘さも」
「キーウィは如何にもだな」
ダンテもまたそのキーウィ入りの野菜サンドを食べながら述べた。その野菜サンドには他にはレタスやトマトといったものも入っている。
「オーストラリアらしい」
「確かに」
「だよな」
イロコイと山鬼もまさにそれだというのだった。見れば彼等も今はその野菜サンドを食べている。しかもかなり美味そうに話をしている。
「この大雑把な味付けも」
「それで結構美味いしな」
「これってワイルドっていうのか?」
「そうじゃないのか?」
クルトとオックスも話す。
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