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第三話 ローマへその四
「悪いがな」
「そうか」
「そうだ」 
 またアルデバランに答える。
「他のことならできるがな」
「洗濯は?」
「できない」
 シュラに答えた。
「掃除は?」
「しない」
 デスマスクへの返事だ。
「食器洗いは?」
「何だそれは」
 アフロディーテへの言葉はこうであった。
「何だ、御前は家事は何もできないのか」
「聖闘士にそれは必要なのか?」
「できた方がいいです」
 ムウがミロに告げた。
「料理にしろそうですが」
「俺はそうは思わないが」
「俺もあまり家事は得意ではないが」
 アイオリアは複雑な顔をしていた。
「しかし。それでもしないというのは」
「駄目だな」
 カミュは一言だった。
「そんなことではな」
「しかし。俺は闘うのが仕事だ」
 また言うのだった。ミロはあくまで言う。
「だからそんなものができなくとも」
「いや、それは違うぞ」
 今度はサガがミロに話す。
「そうしたことはできた方が遥かにいい」
「そうか」
「そうだ。御前も何時かわかる」
「ううむ。だとするとこれから俺も」
 ミロは首を傾げる。しかしそれにまたアイオリアが話を打ち切った。
「今はそれよりも食べないか」
「食べるのか」
「そうだ。とにかく食べなければ冷えるぞ」
 シャカにも答える。
「違うか。何はともあれ食べないとな」
「そうだよ、御前いいこと言うな」
「アイオリアだ」
 デスマスクに述べた。
「今後長い付き合いになる。憶えておいてくれ」
「そうだな。宜しくな」
「ああ。とにかく食べよう」
「その為に集まった」
 シュラは冷静に一同に告げた。
「それならば食べないとな」
「ましてやこれ等は私達が作った料理」
 アフロディーテは実際に自分の作った料理を見ていた。その生の鮭と薔薇を。
「食べなければなりません」
「ミロの料理はまた今度だ」
 カミュにとっては実際どうでもいいことだったのだ。
「折角のブイヤベースが冷めてしまう」
「カミュの言う通りだ。これを食べ終わればローマに行くのだろう」
 サガは八人に問うた。
「ならば食べるのだ。いいな」
「英気を養う為ですね」
「その通りだ」
 今度はムウに答えた。
「わかれば食べるのだ。いいな」
「わかりました」
「それとシャカ」
 サガは次にシャカに顔を向けて述べた。
「御前はこの宴の後で教皇のところへ来るようにとのことだ」
「教皇のところに」
「先程実際にそう言われていたな」
「はい」
 サガの言葉に正直に答える。その通りだった。
「ならば行け。いいな」
「わかりました」
「しかしだ」
 アイオロスはここで八人を見回す。それからサガに顔を向けて言った。
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