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第二話 黄金集結その三
「戯言ですね。神に逆らうことが許されないとは」
「戯言だと」
「違いますか?神が何故偉いか」
「それは心によってだ」
 カミュは己の考えを今エリスに投げた。
「神だからというものではないのだ」
「神を。否定するというのか」
「神を否定してはいませんよ」
 シャカがエリスに答えた。
「ただ。貴女の仰る神は正しい神ではないということです」
「・・・・・・機嫌が悪ければここで聖域ごと破壊しているところぞ」
 エリスは黄金聖闘士達の言葉に怒りを露わにさせていた。
「運がよかったな、人間共」
「それがやれるならばな」
 次にエリスに言い放ったのはアイオリアだった。
「我等を前にして」
「人間なぞ幾らいても同じこと」
 エリスの考えは変わらない。変えようともしていないことがはっきりとわかる。
「貴様等にしろな」
「そうであればいいがな」
 だがアルデバランはそれを聞いても動じた様子一つ見せはしない。
「果たしてそう上手くいくかどうか」
「ですが。今はいいでしょう」
 ムウはこれ以上エリスの言葉を聞こうとも彼からも話そうともしなかった。ただ一言言うのだった。
「また御会いしましょう」
「そうか。では今度会った時がうぬ等の最後だ」
 こう言い残すとそのまま姿を消した。それに他の狂闘士達が続く。インプ達も消えた後で残ったのは聖闘士達だけだった。彼等は狂闘士達が姿を消した後でまずは待機していた。しかしその彼等に対してアイオロスが指示を出した。
「白銀及び青銅の聖闘士達はそれzれ持ち場に帰っていい」
「それで宜しいのですね」
「既に狂闘士達は去った」
 ケルベロスのダンテに対して答える。
「だからだ。今はそれぞれの持ち場に帰っていい」
「わかりました。それでは」
「アイオロス様、また」
 彼等は姿を消しそれぞれの持ち場に戻った。だがそれで話が終わったわけではなくアイオロスは今度は今その場に残っている黄金聖闘士達に対して声をかけるのだった。
「まずはよく来てくれた」
「はい」
 ムウが彼等を代表して応える。彼の側に他の黄金聖闘士達も集まっている。
「聖域に不穏な小宇宙を感じて急いで来たのですが。やはり」
「まさかここで来るとは思わなかった」
 サガもこう告げる。
「しかもエリスがだ」
「争いの女神エリス」
 シャカがその名を口にする。
「あれがですか。先の狂闘士達との戦いは知っていましたが」
「いけ好かない女だな」
 デスマスクはその感情を素直に見せてきた。
「何様だと思っているんだ」
「神というがな」
 アルデバランは少し考える目をしてから述べた。
「だが。アテナとは完全に違う存在だ」
「ところでです」
 アフロディーテはエリスから話を変えた。
「先程八大公という言葉が出ましたが」
「そうだったな。そういえば」
 アイオリアもそれを思い出した。
「狂闘士達の中でもそうした存在があるのか」
「大公か」
 シュラは暫し考え込んだ。
「その名称からかなり高い位にあるようだが」
「とりあえずここで話していても仕方がない」
 カミュはこう一同に対して告げた。
「一度教皇の御前に拝謁しよう」
「その通りだ」
 サガはカミュのその言葉に賛同を示して頷いた。
「では今から一同で行こう」
「そうだな」
 それにミロが頷く。
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