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河童

作者: 瀬川潮

「どうだい、いいだろう。水に浮く銃だぜ」

 川に漬かる河童が自慢げに言うので証拠を見せろと言ってみる。

「用心金だってないから水かきの手でも引き金を引くことができるんだ。胡瓜をくれなきゃドガガだぜ」

 いいから証拠を見せろと繰り返す。

「仕方ねぇ、見てろよ。ちゃんと手を離しても……」

 流れていった。

 呆然と見送る河童に、かわいそうだからと胡瓜を一本やった。満足そうに川の底に帰って行く。それでいい。帰っとけ。

「さて」

 こちらには本部から全力出撃の命令が来た。改めて迷彩の装備を固める。

 異国の最前線の激闘は泥と血とべとつく太陽にまみれ筆舌に尽くしがたい。

 川の底が、水の流れが故郷につながっていると思いたい。

 流れに背を向け、前を見る。



   おしまい

 ふらっと、瀨川です。


 他サイトのタイトル企画に出展した旧作品に若干手を加えたものです。瀨川潮♭名義。2013年。

 銃器愛好家とか妖怪愛好家とかではないのであしからず。

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