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ユノからの刺客
「クリスティン、危ないところだったな。」
その男はいつのまにかクリスティンの背後に影のようにたたずんでいた。

「心配して来てみればこのざまか…」

クリスティンは振り返った

「お妃になって潜入せよとの命令だったはずだ!それを女官長だと?」
「この国は秘密裏にガーディアンを何体も開発している。小さい国といえどユノにとっては大きな脅威なのだ。」
「お前に言われなくともそんな事はわかっておるわ!これは私なりの考えがあっての事…お前は自分の心配でもしていろ。」

「我王に近付き竜崎グループとエストニア王国が進めている例のプロジェクトの秘密を探る…お前と私、どちらが先に突き止める事ができるか。フフフ楽しみだ。」
そう言うと男はスッと姿を消した

あの披露会の後、王宮ではクリスティンのファンクラブが結成されるほど人気が高まり女官達は新しい女官長を憧れの眼差しで見ていた
「バカめ!このほうがずっと動きやすいわ」
クリスティンは瀬名圭介となり日本の学園に潜入しているアメリアに向かってつぶやいた。
その時、メイド型アンドロイドが来客をつげた

「エリザベート様がおみえになりました。」
クリスティンは険しい表情をゆるめ、天使の微笑みを浮かべた。

「お通ししてちょうだい。」
エリザベートはオレンジレッドのショートヘアーに寝癖を残し登場した。
クリスティンは彼女を見ていると自然と笑みがこぼれてしまう

相変わらず可愛らしい子ね。
「クリスティン、披露会では助けて頂いてありがとう。」

エリザベートはペコリとお辞儀した

まったく人を疑うということを知らない子ね

この子は使える!

とクリスティンはニタリと笑った。


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