ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
ナイトの仕事
俺の名は藤崎マサオ
産まれ落ちたときから我王の守役として育てられた
俺が幼い頃は黒髪を金髪に染めあげ目にはエメラルドグリーンのコンタクトを入れていた。
そして王子様と呼ばれていた
二人顔を合わせまるで双子みたいだね。と、笑い合ったものだ
同じベッドで休み、同じ物を食し、同じ服を着て暮らした。

俺は本気で自分を王子様だと思っていた時期もあったと思う。
マサオが思わず顔を緩ませると、それを見ていた我王が微笑みかえした。
「マサオのそんな顔は久しぶりだな。」
「あぁ向こうでは色々あったからな。今の平和を楽しんでおけよ。こんな時間もそう長くは続かないぞ。」
我王は大きくため息をつくと長いプラチナブロンドの髪を束ね
「ハイハイ!覚悟は出来てるぜ」
不敵な笑みを浮かべた。これから体育の授業が始まる。
憂鬱な時間の始まりだ。
武道場の中はすごい熱気で溢れていた
我王の奴、あんなに手加減しろといっておいたのに!
まったくアイツのプライドの高さにはいつも呆れてしまう。
我王は面を外し、竹刀を置いて正座した。
マサオは立ち上がり竹刀を振り上げた
プロの仕事ってやつを見せてやるしかなさそうだな
相手はっと、タケルか。相手としては丁度いいな
見てろよ、我王。こうやるんだぜ!
「キエエー!」
マサオは間一髪でよけて向き直った。
次の瞬間、「メーン!!」という叫びとともにマサオは倒れた。倒れる瞬間、我王の驚いた顔が眼に入った。
しっかり眼に焼き付けろよ!王様!
俺はあくまでも影の存在。目立つ訳にはいかないのだ。
我王にも身分は明かすな。おとなしくしていろ
と、言ってあるがいかんせん生まれながらのキングなのだ
ただそこにいるだけで空気の色まで変わってしまうほどなのだから仕方がないか・・・
マサオは愛しくて仕方ないといった表情で我王を見つめた。
第13部の二人の王子でマサオの秘められた過去を書きました。読んでみてください


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。