最初の友達
リフレッシュルームはすでに沢山の女の子達で溢れていた。
レンガ造りのアンティークな校舎と違い、この寮はその外観同様近代設備が揃っていた。
天井はドーム状になっておりクリスタルガラスから漏れる柔らかな光がフロア全体を優しく包んでいた
エリザベートは空いているカプセルを探しながら周りを見渡してみた。
「うわぁ。みんな可愛い子ばっかりだなぁ」
ここにはSEAと呼ばれるカプセルが20台とサウナルーム、シャワー室、メイクルーム、浴室がある。
皆、面接に備えて準備に余念がない。
カプセルが空いていないようなので、受付で予約だけすませ隣にある図書室をのぞいてみる事にした。
「ここも混んでるわねぇ。」
エリザベートが入り口で立ちすくんでいると後ろからきた人にぶつかってしまった。
「あっ!ごめんなさい」エリザベートが謝ると相手の女の子もスミマセンと頭をさげた。
「どこも混んでいていっぱいですね。」
エリザベートはその子に話かけた
「ええ。みんな不安で1人で部屋にいたくないんじゃないかしら?私みたいにね。」ニッコリ笑うと
「私、カノンよ。あなたは?」
と聞かれた。
「私はエリザベート。よろしくね!カノン」
二人は微笑みあった。
「下のカフェで少しお話しましょうよ。」
寮の外は広大な庭園があり、落ち着いた雰囲気のカントリー調のカフェがあった
カノンは黒髪をシニヨンに結いあげ民族衣装風の素敵な服を着ていた。さりげない中にも豪華さは隠しきれない。ピアスのダイヤも本物の輝きを放っていた
「エリザベートはお妃クラスの受験生?」
「ええ…あなたは?」
「私もそうなの。父の言いつけでね。」
エリザベートは落胆を隠しきれない。
こんなに美人なんだものあたり前よね。
「私、日本人なのよ。父は竜崎グループのトップ。この国はうちの大切な取引先ってわけ」
この人も貴族じゃないのね。
エリザベートはカノンを近くにかんじた。
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