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再会
カインはずっとにやけっぱなしのJ.Jの頬をつねった。
「イデデデデなにふんだよ!」
「なにすんだよ、じゃないだろう。まったくなんて言葉使いだ!先生の前で。俺は恥ずかしかったぞ」
J.Jはブスッとして「そんなこと言われたって急には無理だって!まぁ長い目で見てよ」と訴えた。
ロバートはそんな二人の様子を嬉しそうに眺めていた。
「だいぶ楽しかったようじゃの。」
実も嬉しそうだ。
「ええ、なんでも美人に誕生日のお誘いを受けたとか聞きました」
「おお!早速か。いいのぅ若いもんは。」
「そうですね…」
カインはそう頷きつつも不安がムクムクと膨れあがるのを抑えられなかった。
「J.J…自己紹介は上手く出来たの?」

「うん、何度もカインに練習させられたからな。実の台本通り出来たと思う」
J.Jは教壇の前に立たされた。
その時、窓際のほうからガタッと音がして皆の視線がそちらに流れた。
「君!あの時の…」
J.Jはヘヘッと鼻の下を人差し指で擦ると自己紹介を始めた。
「俺の名前はジャン・リシュリュー。トリノから来ました。よろしくな!」
あっけにとられているアーネストを尻目にJ.Jは先生に言われた席にサッサと座った。「うん、我ながら完璧だったな…しかしアイツの驚いた顔!見ものだったぜフフフ」

「誰か知ってる人でもいたのかい?」
ロバートは不思議そうにたずねた。
J.Jの友達はといえばスラム街に住み着いているストリートギャングくらいしか思い浮かばなかったのだ。
「うん居たんだよアイツが!この前話したろ、ガーディアンミュージアムで変なヤツに会ったって。そいつさ」ホホゥそれはまた…縁があったんじゃのぅ。ロバートはフムフムとJ.Jの話を聞きながら「これからも面白い話が聞けそうじゃわい」と、ほくそ笑んだ。


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