我王たちが屋敷に戻るとソフィアが出迎えアグネスの来訪を告げた。
「アグネス、戻ったか…で?様子はどうだ」アグネスはマサオに何やら耳打ちした。
「そうか…サラ様が動きだしたか。」
「ご苦労だった、暫くは学園に戻れ。アラン出てこい!」
アグネスは思わず身構えた。
現れたのは半身獣の怪物だったのだ。
「これは竜崎グループがクロノスのパイロットとして開発したアンドロイドだ。かなりの能力らしいが、実戦で戦ったことはないそうだ。
私が暫く預かる。まずはお前の監視下におくように」
「ハッ承知しました。」
アグネスはアランを連れて立ち去った我王はソファーに座りため息をついた。
ティアラが心配そうにすりよっている。 「マサオ、いやカインと呼ばせてくれ…お前には苦労ばかりかけているな。すまない」
「ふん!何を今さら。俺はな、この仕事に誇りをもってる。俺の父もその親父であった祖父も戦闘で死んだ。
でもな、二人とも凄い戦士だったよ。
前の王様を守り切れなかった親父の無念を考えると俺は……。お前のことは命にかえても守りとおす。」
「何をいう…俺の身代わりにその腕も脚も失わせてしまった。」
カインは微笑んだ
「竜崎から貰ったこの腕も脚も最高の武器だぜ!丁度よかったのさ」
カインはその髪の色からブルードラゴンと呼ばれ、暗殺団ドラゴンズアイのヘッドとして恐れられていた。
しかしそう呼ばれるまでに一体どれくらいの血を浴びてきたかは想像がつく。
我王は今でもあの時の事をはっきりと思い出す。