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第一話 誇り高き戦士
シュレイド攻防戦から何年の時が流れた事だろう・・・・

シュレイド城は今では第S級危険区域に指定されるほどの危険地帯となっていた
理由は言うまでも無い。
いつ悪魔が降り立つか分からないのだ。隔離するに決まっている・・・

シュレイド攻防戦・・・・
これは非難させていたハンター、逃げようとした難民、街も全て悪魔によって破壊され、死んでいったという・・・・


そして、シュレイド城から遠く離れた大きな街ドンドルマではいつでも緊急事態に対応できるように、凄腕ハンターがうじゃうじゃと居るのだ。

しかし、ドンドルマの中でも凄腕と言われる3人の上級ハンターが居た。
彼女達は新米にもかかわらず。リオレウスを狩ることに成功し、ドンドルマ上部からも認定されるほどの腕前だった


「はぁ・・・」

ハンター達の集う酒場で、ため息をつく美女が居た。
身にまとっている装備はリオレウスの亜種から剥ぎ取れる装備
リオソウルU装備である・・・
蒼い鎧からでも見えるほどの大きな胸、そして、誰もが惹かれるであろう、緑色の目・・・
彼女の名前は「エアロ・フィール」

その反対側に座っているのはレイアSの装備を身にまとった女性・・・
「フィリス・ホーク」は不思議そうな顔でエアロを見た

「どうしたの?」

「どうしたのじゃないわよ。そろそろ私達もG級の依頼がきてもおかしくないかなぁって思ってるの。」

エアロは背中にあるクイーンブラスターⅢを触りながら言った
そして、エアロの横に座っている女性・・・
「リリア・リンス」はぶっきらぼうに答えた

「知らないわ。私は純粋に狩りをしたいだけよ。」

「もう、リリアはいつもそうだからなぁ・・・いい加減その性格直らないの?」

エアロがリリアに言い放った
リリアはやはりツンとした態度で答えた

「性格をどうこう言われる筋合いはないわ。」

リリアは立ち上がり、酒場を出て行った
エアロとフィリスは呆れながら酒を飲み始めた

「まったく。フィリスも何か言いなさいよ。」

「リリアさんにはリリアさんのやり方があるんですよ。」

フィリスがエアロにそういうと、二人は立ち上がり、代金を払い酒場を後にした





リリアは宿へ戻ると早速自分の大剣、ブルーウィングの手入れを始めた
リオレウス亜種の素材を使い、炎属性が装備されたのがこの剣である。
しかし、大剣は威力が高い分、動きは遅いのだ
その代わり、攻撃力に特化していて、その一撃は強力である。

リリアは男が大嫌いだった
昔、自分を襲おうとしたゲスな男のことを思い出すとイライラしてたまらなかった。
ブルーウィングの柄を握り締めた

「最悪だ・・・」

ブルーウィングを起き、ベッドに倒れた
そして、思い浮かべるのは昔大きく取り上げられたあの日の事・・・・

「シュレイド攻防戦」・・・・
ここには自分の父親が参加しており、悪魔に挑み、散っていった・・・
自分は父を尊敬して生きてきた
だから、ハンターになった。
ハンターになって、自分の父に追いつこうと思った・・・
だが、父はもう居ない・・・・


「父上・・・・」

ベッドに包まれ、思い出すのは忘れられないあの父の笑顔・・・




刹那、ドンドルマにとても大きな警報が鳴らされた

そう、モンスターが襲撃してきたのである・・・・


リリアはブルーウィングを掴み取り、街へと赴いた・・・・










そして、ドンドルマから離れた渓谷で一人の青年がドンドルマの様子を見ていた
警報が鳴り響き、こちらまで聞こえている。

すると、自分の上を通り過ぎる大きな龍の影に気づき、双眼鏡を使い、龍を見た
それは今にも剥がれそうな錆を身にまとった龍だった

「クシャルダオラ・・・か。」

青年は立ち上がり、この渓谷に封印している武器を一つ取り出した・・・
装備はレックスX装備・・・・
真っ赤な装備は月の光を浴び、不思議な美しさを放っている
そして、青年は人とは思えぬ速さでドンドルマへと向かった
背中に装備しているのは龍刀【劫火】は怪しく輝いていた

-コロセェェ!!チヲヨコセェェ!!!-

龍刀から聞こえる、血を求める嘆き
青年は気にせず走る・・・





街ではやはり、モンスターが侵入していた
ガブラスが数十匹・・・・
何かから逃げるように街になだれ込んできた

「はぁぁぁぁッ!!!!」


エアロはクイーンブラスターⅢでガブラスを狙い撃ち、フィリスもライトボウガンである「サンドフォール改」で狙い打つ

サンドフォール改は砂竜ガレオスのボス「ドスガレオス」の素材を使ったサンドフォールの改造版である。
通常弾Lv2を連射することができるのだ。

フィリスも的確に狙いを定め、攻撃を決めていく
他のハンターも負けじと応戦するが、彼女達三人は別格で凄かった・・・

強く、美しい・・・
そんな彼女達にカッコいい所を見せようと必死になるが、中々上手くいかない・・・


そんな中、残り5匹になったガブラスを一発の風の塊が襲った
風は勢いをとめずに街の壁にガブラスごとたたきつけた
あたり一体にガブラスの血が飛び散る・・・
それは、突然の出来事だった
街に降り立ったのは・・・・

「クシャル・・・・ダオラ・・・!!」

リリアが舞い降りた古龍を見つめ言った

『グオオオオオオオッ!!!!』

鋭い咆哮が辺り一体のハンターを怯ませた
勿論、リリアも例外ではない。
リリアの装備はナルガS装備なのだ。
耳栓のスキルは付属していない・・・・
クシャルダオラは先行していたハンター達を蹴散らしながらリリアに向かい走り出していた
先行していたハンター達は尻尾の一振りで壁に叩きつけられている、幸い、まだ死人は出ていない・・・

しかし、クシャルダオラの突進をマトモに喰らったら・・・
街の広場に降り立ったクシャルダオラはリリア目掛けて突進している・・・
リリアは大剣で防御の体制に入った・・・

しかし・・・

凄まじい一撃を正面から喰らい、大剣が後ろへ吹き飛んだ
ブルーウィングはエアロとフィリアが居る所まで吹き飛び、突き刺さった

そして、無防備なリリアは倒れてしまった・・・
どうやら、足を強打してしまい、挫いてしまったようだ
リリアを助けようと弓矢で攻撃するも、風のバリアでクシャルダオラには届かない・・・
リリアに止めをさそうと、風ブレスの予備動作に入った

「くっ!!(ここまでなのか!?私は!?)」

リリアはその場で死を覚悟し、目を瞑った・・・
しかし、風ブレスが来ない・・・?


ゆっくり目を開けると、目の前に立っていた赤い装備の男がリリアを守っていた様だ・・・
握られている太刀は見た事がなかった・・・
しかし、分かることは唯一つ。

「風ブレスを・・・・斬った・・・?」


リリアはこの瞬間、自分の中で何か熱い感情が芽生えたが、目の前に居る男をただ見つめていた
後姿だが、分かるのは男だという事・・・


そして、リリアの目の前の男がクシャルダオラに向かい、言い放った

「不吉を・・・届けに来たぜ・・・!!!」

どうでしょう?リリアの前に現れた男は赤い装備を身に纏い、不吉の黒猫の様な台詞を言い放った!

さぁ、彼は一体何者なのか?

次回!

「心を閉ざした英雄」
お楽しみに!!!


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