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28。 文芸部解散!?
マヤマ『で?何かあったのか?アスカ。』

まりあ、シイナ(幼なじみの名前も間違えてる…。)

アズサ『あんたバカァ?私はアスカじゃないったら。もう10年以上言ってるんだけど。』

シイナ(やっぱりアスカだ…。)

アズサ『まあそれはいいとして、残念だけどバカショウ、来週までに部員を正式に5名集めなければ部室を明け渡し、及び文芸部が廃部になることが決定したわ。』

マヤマ『え゛ーーーーーっっ!?』

まりあ『………。』

シイナ『………。』

カエデ『………。』

マヤマ『ちょっwww何で君たち驚かないの?』

まりあ『だって私たち別に部員じゃないですから。』

マヤマ『じゃあ、なってよ。ほぼ毎日来てんだからさ。大丈夫、ここだけの話、文芸部らしい活動なんかしてないし。』

シイナ(知ってるっつーの。とりあえず2ちゃんを閉じろ。)

まりあ『(あなたの得になるような事は)嫌です。』

マヤマ『まりあちゃんさ、この前』

まりあ『とりあえず仮入部からって事でどうでしょう。』

シイナ『オレも。』

カエデ『私は正式に入部しますっ!』

マヤマ『じゃあカエデくん入部ね。ありがとう。前から堀北真希に似ていると思ってたよ。顧問は君らの担任の春木先生だから入部届はよろしくね。』

カエデ『その用紙っていうのは?』

マヤマ『あー、レシートの裏とかでいいと思うよ。』

カエデ『………さいですか。』

マヤマ『なあ、アスカ。でも何で急に?オレ普通の男子高校生なのに。』

まりあ『関係ねえだろ。』

アズサ『他の部活にバレちゃったのよ。何で部員が1人しかいないのに部活として認められているのか、何で1人なのにこんな広い部室を使ってるのか、あと文芸部に部費の全体予算1/3渡してたこととか。』

シイナ『1/3も!?』

まりあ『なるほど。1人1人じゃ心もとないけど集団なら、なおかつ生徒会を盾にしてならマヤマさん相手でも意見を言えるって訳ね。』

マヤマ『…………。』

まりあ『……何ですか。』

マヤマ『……いや。』

カエデ『ちょっと待ってください。』

 みんながカエデに注目する。

アズサ『何?セカンド。』

シイナ(やっぱりアスカだ…。)

カエデ『…セカンド?』

アズサ『文芸部の記念すべき2番目の部員でしょう?だから。』

まりあ『あ、じゃあ…私も正式に入部します。』

シイナ『(え?)じゃあ……オレも?』

アズサ『わかったわ。まりあちゃん、シイナくん。』

カエデ(何でこいつらは名前なんだよ。)

マヤマ『やったあ!これで大丈夫だ!!』

まりあ(こいつ…数も数えられないのか…。)

アズサ『あんたバカァ?まだ1人足りないでしょ。』

シイナ(やっぱりアス……もういいか。)

マヤマ『き、期限は?』

アズサ『あんたバ……もういいか。だから来週って言ってんでしょうが。』

マヤマ『じゃ、じゃあ今が5月25日の16時32分だから来週、6月1日の16時32分までもう1人見つければOK?』

アズサ『う、うーん、まあ、それでいいでしょ。ねえ?仲谷くん。』

 アズサが後ろを振り向く。ドア付近にいた彼は黙って頷く。

まりあ『だ、誰?というかいたの気がつかなかった。』

アズサ『副会長の仲谷くんよ。けっこう便利なのよ。』

シイナ『…………。』

アズサ『いい?言っておくけど私は文芸部を廃部にさせるつもりもないし、この部室も好きに使ってかまわないと思ってるわ。まあ部費の予算カットは、やむを得ないでしょうけど。とにかく来週までに何が何でももう1人見つけるのよ?』

 そう言い残しアズサが部室を後にしようとする。

カエデ『だからちょっと待ってください。』

 アズサが足を止めカエデに目を向ける。

アズサ『何?セカンド。』

カエデ『はっきりさせたい事があります。』

アズサ『……どうぞ。』

 アズサが合図をすると仲谷がイスを持ってきた。それに腰を下ろすアズサ。

シイナ『確かに便利だ…。』


カエデ『私は“会長”がマヤマさんが好き勝手にやっているのを黙認していることを知っていました。部費を多めに渡していることも知っていました。でも1つだけ分からない事があります。』

アズサ『何?』



カエデ『“会長”がマヤマさんにそこまで親切にする理由はなんですか?』


 アズサが間を空けることなく答える。

アズサ『あいにくだけど、“そこ”には恋愛感情は無いわ。何て言うのかしら、そうね、マリーアントワネットで言う『パンはパンでもフライパンは食べられないからお菓子を食べなさい』みたいなものよ。』

まりあ『え、何か違うし、意味が分からない。シイナ分かった?』

シイナ『分からない。』

マヤマ『そうゆう事だったのか……!!』

シイナ『分かったのか。』

アズサ『では一週間後、ごめんあさぁせ。』

 アズサと何かと便利な仲谷が部室を出て行った。

まりあ『変な女。』

マヤマ『あと一週間であと1人かあ。』

カエデ『この際、名前だけ借りたりすればいいんじゃないですか?マヤマさんならそう難しい事でもないじゃないですか。』

マヤマ『それはダメだよ。芸がない。一週間を有意義に使ってじっくり探そうじゃないか。あっそうだ。オーディションでも開いてみる?』

シイナ(つまりこの一週間でもう1人、最後の新キャラが増えるって訳か。)

カエデ(とりあえず結城にマヤマさんへの恋愛感情は無いみたいね。まあいっそのこと何かと便利な仲谷とくっついてくれれば一番いいんだけど。)

まりあ(私もタイムリープしたいなあ。)

マヤマ『ちょっwww何各々考え事してるのさ。僕の話聞いてる?』

シイナ『聞いてますよ。』

カエデ『大丈夫ですよ。』

まりあ『もうすぐ本格的に私たちの“学園生活”が始まりそうですね。』

 4人の笑い声が部室に響いた。


 結城梓彩。
通称、アズサ、アスカ、会長。
魔法少女まりあの4人目の被害者でもあり真山翔の幼なじみ。気が強く少し理屈っぽい所があるが困っている人間をほおっておけないタイプ。一番人間味があるとも言える。例えが分かりづらい。本人は意識をしていないようだが言動などが『あのキャラ』と酷似しているためアスカと呼ばれている。ちなみに本当にマヤマに恋愛感情は無い。


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