この話のみ、演出上の関係で年齢制限に引っかかるであろうと思う部分になりますので、ご注意ください。
また、ちょっと過激すぎだろうと思われましたら作者まで報告等お願い致します。
幸せの煌き
カトリが元気になってから、また少し過ぎていった。
夕食を食べて、いつものように、お茶を飲みながら、私の部屋で私のベッドにもなる大き目のソファーに座り、二人で本を読んでいたとき。
右隣に座っていたカトリが私の肩にもたれかかるように頭を預けてきた。
甘くて、優しい香りが私を包み込む。
「カトリ?」
「先生……」
優しい声で、私を呼ぶ。
私は右腕を回して、そっとカトリの右肩を抱きよせた。
こんなにそばに、私の好きな女の子がいてくれる。世界で一番大切にしたいと想う女の子。
そんな女の子の確かな温もり。
愛しさが募っていく……。
右腕を肩から抜いて、左手でカトリの右肩を引き寄せて。カトリをこちらに向かせた。
私を見つめてくる緑色の瞳。潤んで、キラキラと輝いて。その中には私の姿が映っている。
私を見つめてくれている。私に全てを任せているような、そんな優しそうな瞳。
ゆっくりと、その綺麗な瞳が閉じていく。
私も瞳を閉じて、そっとカトリの唇を私の唇で、塞いだ。
柔らかい……。
心臓の鼓動がすごく大きくなって、自分でも良くわからなくなっていく。
今、私の愛している女の子と、抱きしめあっている。
体が火照って、顔が赤くなっているだろう。
この女の子のことが、たまらなく愛しい。
本当は、前から思っていた。
カトリを抱きたいと。
でも、そんなことは、私の男としての本能がそうさせているだけで、それだけのために、私の大切な女の子のことを傷つけたりしたくなかった。
でも。
今は違う。
カトリに、私を感じて欲しいと想う。
カトリの心の中でも、私をそばに居させて欲しいと想う。
彼女に、私を感じて欲しいと想う。
私の、そうした彼女に想う気持ち……愛していると言う気持ちを知って欲しい。
そして、彼女を愛したい。
優しく、優しく抱きしめる。
肩にまわしていた右手をカトリの髪を梳かすように撫で。
左手で折れそうなほど細い腰を抱き寄せる。
塞いだ唇の間に、そっと舌を差し出してみる。
小さな暖かく柔らかい感触が、私の舌に絡みつく。
奥へ。奥へ。
互いに送り合い、誘って。
長い間、カトリと触れ合っていた。
カトリの手も、私の背中を這って。ぎゅっと力を込めて、私の温もりも感じてくれているみたいだった。
やがて、唇が離れる。細い銀色の線が名残を惜しむように繋いでいた。
「カトリ。君を貰って、いいか?」
こくんと、大きく一度だけ、頷いた。
そっと、カトリの体に手を伸ばしていく。
カトリの体を掌で感じていく。
愛しい女の子が、ここにいる。
ウィザードの服は胸を強調して見せるような意匠になっている。それはカトリが着るために作られたのじゃないかと思うほど、とても似合っていた。
その服を、いいのだろうか。
何も言わないのに、カトリはこくんと頷いた。
上のボタンからはずしていく。
でも、手が震えて。思うように上手く行かない。
それがまた、焦りを誘って。
「先生……」
カトリは私の手を押さえて、自分でボタンをはずしていった。
カトリの白い肌が露になっていく……。
鼓動が大きくなって。
自分の鼓動が耳の中で聞こえる。
初めて見る女の子の生まれたままの姿。
その女の子が、私の愛するカトリの。
ぱさり、と服が落ちる音。
俯いて、私の前に立つカトリ。
大きな胸、くびれた腰。細長い手足。透き通るような白い肌。一片の陰りさえない。完全な美しさとはこのことを言うのだろうか。
私も着ている服を脱いで。カトリを引き寄せた。
立ったまま、優しく、優しく抱きしめる。
とても柔らかく、暖かい、安心するような心地よさが私を包み込んだ。
とくん、とくん、とくん……。
カトリの鼓動を感じる。
カトリも、私と同じなんだ。
緊張して、怖くて。
でも、好きな人に愛されたくて、愛したくて。
抱きしめたまま、唇を合わせた。
左手で、カトリの腰を抱きしめて、右手で胸をそっと包むように優しく撫でた。
唇が離れ、かすかな甘い声を出して、私に体を預けてきた。ソファーに崩れた私にカトリは座るように抱きついてくる。
カトリは私を食べるように首、肩、腕。いろんなところを甘噛みして、時々噛んだところをぺろぺろと舌で舐めあげてきた。
カトリに食べられているようだ。くすぐったいけど、すごく嬉しい。
私もカトリを食べるように首、鎖骨、胸、いろんなところを唇ではさみ、舐め上げた。
互いに、互いを慈しみ。感じようとして。感じて欲しくて。
手は背中から、腰、おなかから、胸、首……。
時々、唇を合わせて。舌を送り合い。
再び、互いに体を甘噛みして、舐め上げて。
夢中だった。
頭の中はカトリのことで一杯で。
私の心臓の鼓動も、壊れてしまうんじゃないかって思うほどドキドキしていて。
頭がくらくらしてくる。
どのくらいそうしあっていたのだろう。
時間なんて忘れてしまった。
「先生……」
座っている私の上にまたいで、カトリの熱くなったところに私のものを導いた。
私の先端がカトリの隙間に密着している。
「いいのか?」
「……うん」
ゆっくりと腰を沈めていく。
私のものがカトリの中へと消えてゆく。
「……いっ」
半分くらいまで入ったところで、ぴくりとして腰が止まる。
とても痛そうな表情で、耐えている。
「カトリ、無理は……」
「……」
震えながら、少しづつ、少しづつ腰を下ろしてゆく。
カトリからは暖かく、優しく、力強く、柔らかく、心地よい快楽を与えてくれた。
ぷちぷちと何かを裂いていくような感覚がした。
やがて、カトリの腰と私の腰が密着する。
私の背中に手を回し、ぎゅっとしがみついてきた。
しがみついた腕が震えていた。
「はぁ……すぅ……。はぁ……」
「大丈夫、か?」
「……私、先生を食べちゃった」
「ああ。私もカトリを感じる。私を受け入れてくれてる。すごく、幸せだ」
暖かく私を締め付けてきて。
カトリの体温を感じて。
私も、ぎゅっとカトリを抱きしめた。
心も、身体も、一つになったような感覚。
カトリの小さな唇を塞ぐ。
「んっ……」
小さな舌を私の舌で掬い、撫でる。カトリも私に答えてくれて。
「はむっ……」
背中にまわされたカトリの手が、私の背中を這っている。
背中から腰へ。腰から背中に。
まるで私がここにいるってことを確かめるように。
そのまま、軽いカトリの体をソファーに倒し、覆いかぶさるように優しく抱きしめた。
暖かく、柔らかい。しかし、折れてしまいそうなほど華奢で。
でも、大丈夫だよって言うように、私の背中に回した手をぎゅっと引き寄せ、しがみつく。
私はカトリの腰と密着したまま、カトリに包まれていた。
正直、動いてしまったら、とたんに終わってしまいそうだ。
彼女とつながっている時間を、もっともっと長い間感じていたい。
私はそのまま……。カトリの暖かさ、香り……柔らかな感覚を感じていた。
「はぁ……、すぅ……、はぁ……」
耳元にかかるカトリの吐息。私もカトリの息に合わせて。呼吸を深くしていく。
カトリの身体が熱くなっていく。抱きしめてる私の身体も、熱く感じる。
「す――は――……」
カトリの息が長く、深くなっていく。
体が熱い。でも、不快な熱さじゃない。
とくん。とくん。とくん……。
カトリの体の鼓動を感じる。私の鼓動も、カトリと同じリズムで刻む。
頭が、ぼーっとしていく……。
何も考えられなくなって。
カトリと私との深い呼吸と心臓の鼓動だけを感じていく――。
一体感。
カトリと、息遣い、鼓動……。心も、体も、全て一つになっているようで。
カトリとつながっているあたりが、呼吸するたび、痺れる感じがして。
そのたび、びくりとして、カトリが震える。
なんて、幸せで、心地よいのだろう。
気がついたら、私も、カトリも体に汗がびっしょりだった。
「……せんせぃ」
瞳を薄く開け、とろんとした表情で私を見つめてきた。
「カトリ、大丈夫か?」
「……うん」
どのくらい、つながったまま、じっとしていたのだろう。
とても長い間のようで、一瞬だったようで。
カトリは時折私をぺろぺろと舐めて、唇ではさんでくる。
私もカトリの白い肌へ同じように味わった。柔らかく、甘い香りに包まれて。
この、大好きな、心から愛している女の子とずっとずっと一緒で。
その女の子と、一つになっている感覚……。
あたまがぼーっとして。
体が熱くて。
とろけるような幸せというのだろうか。
ぎゅーっと抱きしめて。抱き返されて。
何度も、何度も。
すごい。
すごい、幸せを感じる。
やがて、腰に痺れるような感覚が上ってくるのを自覚した。
ずっとずっと我慢してきたけれど、もう、限界が見えてきた。
「カトリ、まずい、出てしまう……」
「嫌。離れないで……ずっと一緒にいて」
離れようとした私をぎゅっと抱きよせる。足を私の腰に絡ませてきて。
このまま、カトリの中で……、いいのだろうか。
「……いい。先生の、欲しい。このままで……」
カトリは眉間にしわをよせて、何かを耐えているような表情。
一抹の不安もあったけど。そんなことは、愛しあっている二人には。
私も、カトリのように、こくりと頷いて、ぎゅっとカトリを抱きしめた。
腰が甘く痺れて。
カトリに、『愛している』とつぶやいて。
私の想いを、カトリに。
「ううっ、くぅっ……」
「くぅぅぅっ……」
カトリの体が、びくびく震えて。私を受け止めていく――。
快感とか、心地良いとか、そういうものじゃなかった。
例えように無い、幸福感。
愛している女の子が、私の全てを受け入れてくれて、私を感じてくれていて。
私の全てのものが、カトリへの想いが、カトリへと流れ込んでいく。カトリの中へと溶けていく。
長い、長い間。
「せんせいが、私にしみこんで、くる……」
私の鼓動に合わせて震えて、強くしがみついてくる。
私も、ぎゅっと、愛しい、愛しい女の子を抱きしめていた。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
ずっとずっとそのまま抱き合っていた。
腰が、立たない。心地よい虚脱感。
私の全てで、カトリを愛せたという満足感でいっぱいだった。
幸せだと、本当に思える。
「……先生。私を、感じてくれた?」
気がつくと、カトリは頬を紅潮させて。瞳を半分くらい開けて。私を見つめていた。
ああ。本当。この女の子のことが、たまらなく愛しい。
「そうだな。カトリ。私もカトリの想い、すごく伝わってきた。ありがとう。私は幸せだ。カトリのこと、心から愛している……」
「……うん」
ぎゅっとカトリの頭を抱きしめる。
「ああ、そうだ。やることがある」
「?」
「結婚、しないと」
「……うん」
とびきりのかわいい笑顔で。私の唇を塞いだ。
+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。